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地域保健・健康づくりと地域(公衆衛生第7回)

高槻市は中核市なので保健所を持つ。何かとお世話になるかもしれない。

 

地域保健法と健康増進法。対象者は住民全て、全てのライフステージが対象。都道府県と市町村の役割分担。保健所と市町村保健センター。
地域保健。衛生行政大綱。国都道府県基礎自治体の役割。三層構造。国の役割。努力目標。支援をする。都道府県の役割。国の指示や法律に従い実行を。基礎自治体に支援や援助を。市町村と特別区。法律の文には慣れないと。及び並びにを省いて考える。内容の把握を。地域保健は組織的な健康づくり。学校保健や産業保健、老人保健などとは異なる。最近の地域の変化。少子高齢化が進行、人口減少社会に。社会基盤が維持的ない地域、存立基盤が危うくなる市町村も少なくない。人口10万人クラスの減少率が高くなっている。生産年齢人口の減少。人口の小さな市町村ほど問題。より早く減る。近年における地域概念の変化。平成の大合併。03年から05年にかけて市町村合併はピークを。99年には3232あった市町村は10年には1727にまで減少。町や村の合併。合併に伴いサービスが大きく変更する場合も。財政基盤は安定するが住民と職員の顔と顔が見えるコミュニケーションが無くなる場合も。地域住民の意識の変化。核家族化、プライバシーの尊重。自治会や民生委員などの地縁の活動が少なく。ボランティアやNGOなど、目的を同じくする活動が。24時間生活など生活の多様化。コンビニは田舎にも多い、車で行かなければならないけれど。健康支援。ハイリスク戦略とポピュレーション戦略。個のケアと地域ケア。ハイリスク戦略。有病者や予備軍の個別対応。健康診査、保健指導。地域住民の将来までの習慣作り。ポピュレーション戦略。91年の発表で。高血圧者の全てを治療した場合、脳血管疾患の数を15%下げることが出来る。分布の5%シフト。ポピュレーション戦略の方が2倍になる。ポピュレーションアプローチの重要性。地域へのケア。一律に健康になる方がはるかに効果が大きい。ポピュレーション戦略の具体例。農協などの協力でバランス食の。食育。タバコの自販機の撤去。地域住民全体に効果が行き届く。アメリカの学校ではナチュラルドリンクが。ハイリスク戦略はより小さい対象にアプローチ。
保健所の歴史と法律。歴史。戦前から。富国強兵の観点から37年に旧保健所法が。衛生思想の普及などの目的で。結核母子衛生など。47年9月に新しい保健所法が。94年に地域保健対策強化の為の法律が。地域保健法と改題し全面的改定。基本指針として地域保健対策の推進。保健所及び市町村保健センターの整備と運営。人材の確保、資質の向上。地域保健法による役割。国の役割。法整備など基本的総合的企画立案、調査研究。支援。都道府県の役割。人材確保養成。施設整備。技術支援。関係団体への指導助言。銭湯理髪店旅館など。保健所。精神保健福祉センター。市町村特別区の役割。基礎自治体。利用頻度の高いサービスを一元的に実施。市町村保健センターの整備。連携体制の整備、コーティネート。健康日本21と健康増進法。国民健康づくり対策を受けて、01年に新しい10か年計画。ヘルスプロモーションを導入。推進の為に02年8月に健康増進法が。健康日本21。死因の60%を占める生活習慣病にかからずに健康寿命を伸ばす。国民の健康増進、疾病の予防。QOL。具体的目標を定め、施策を体系化。第2次の健康日本21。目標。栄養食生活。身体活動運動。歩数を増やす。休養心の健康。タバコ。アルコール。1日1合を目安に。歯の健康。8020。糖尿病。標準体重を知って維持する。循環器病。塩分を控える。癌、検診を。健康増進法。健康日本21を法制化。背景は急速な高齢社会による医療費の増加と疾病構造の変化に対応し、施策を。健やかに心豊かに暮らす社会を。国民、国、都道府県、市町村や事業者の責務。厚生労働大臣は基本方針を定める。健康診査の実施と健康手帳の交付。栄養調査を行い状況の把握を。保健指導栄養指導を行う。栄養管理が必要とされる場合。受動喫煙の防止。特別用途食品。各用途に適する食品。特徴として。国民の健康の増進の推進を図る方針。ヘルスプロモーションとしての特性を。健康づくり支援の社会の環境を。社会全体の環境整備を。散歩やジョギングが安全に出来るよう道路の整備を。運動しようという機運を、社会的モチベーションを。ラジオ体操。多数の人が利用する施設は受動喫煙の防止を。学校体育館などの多数が利用する施設の管理者は、受動喫煙を防止する為の措置をするように努める。抜け穴が内容に。住民参画を強調。行政が言うからでなく、住民自身が計画づくりに参加を。住民参画を強調。
地域保健の施設。保健所と市町村保健センター。保健所。疾病の予防、健康増進などの行政機関。主な業務。健康診断、母子衛生、歯科衛生、栄養改善、環境衛生と食品衛生など。医療機関の監査。精神疾患患者の指導。都道府県、中核市など。保健所政令市。食品や水質検査など幅広い。食中毒や入浴設備、理髪店などの店を監督するなどの取締機能。市町村保健センター。住民の自主グループの促進など。保健所は行政機関としての色彩が。総合的な保健サービスの提供。2つの比較をして覚えやすく。
減塩運動や佐久総合病院。演劇をして住民に啓発を。

 

公衆衛生 (放送大学教材)

公衆衛生 (放送大学教材)

 

 

蓋然性。

昨日書いた基本的な論理学では真か偽かの判定をするので、蓋然性という概念は入り込まない。けれど物事は単純ではないので、寒さは蓋然性がどの程度あるかは大事な問題。この概念が使われるのは統計学のような分野である。医学領域の論文では100%正しいという結論はあまり出なくて、蓋然性がどれほど高いかが研究結果には入ってくる。なので統計学を知らないことには論文もロクに読めない。ただ、統計学をどれ程の人が知っているかは私を含め心許無い。80年代は高校の数学でも統計について学ばなかった。理由は入試に出ないから。極めて合理的ではある。今は出ているけど。

野村克也師の(誰も言わない)功績。

野村克也師が亡くなられたとのこと(誤報であることを願う)。誰も書かないだろうから書くが、彼の最大の功績は野球の理論書を数多く書かれたことだろう。プロ野球については日本はアメリカより後発であったが、少なくとも野球理論に関してはアメリカを上回っていると考える人は少なくないのではと思う。勿論、現役時代の捕手や打撃の実績や監督時代の功績があるからこそ、師の理論は説得力を持つ。仕事というか野球が趣味の人だったから、現場を離れた状態では書籍の執筆にエネルギーは注がれることになった。恐らく10年後(今もそうかも)には師の理論が下敷きになって日本の野球は発達していくのだろう。

南海ホークスなどの現役時の実績やヤクルトスワローズを3回日本一にした功績については他で散々書かれるだろう。関西人として外せないのは3年間の阪神タイガース監督のこと。タイガース初めての外様(タイガース関係者でないからそう呼ぶことが慣例)出身なので気苦労が多かったのではないか。関西の場合は幾つものスポーツ新聞が面白おかしく書き立て、球団関係者も監督に反発するとネタをそれらに流すので、思うに任せなかったのは事実。3年間では変えることは無理だったのだろう。それでも後任に星野仙一師を上げたのは慧眼と言える。辞めるときにも夫人の脱税事件やなんだかんだでドタバタがあった訳だけど、球団も流石に危機感を持ったのだろう。そりゃあ日本一の監督と言われることが多い人間が監督をやって3年間最下位だったのだから。

ライフ・サイクル論3:思春期・青年期(臨床心理学特論第13回)

自分の思春期は太平楽に過ぎていったのだなあと改めて感じる。良いことなのか悪いことなのかは分からないが。

 

思春期と青年期の特徴。心理的問題やカウンセリング。心理療法。
子供と大人の中間。小学校高学年から30代の中頃。成熟し始めてから子供が出来る時期。心理的発達では?小さな大人として?東洋では四季に例えたりしている。春から夏?青年期の課題。自立しようとする。職業選択や結婚の準備など。エリクソンがアイデンティティの確立を。特定のものとして位置づけるのが難しくなっている。結婚の平均年齢が遅くなってきている。定職に就けない人も。心理的課題はあらゆる世代で問題になっている。壮年期になっても。既に人生に絶望したり、永遠の青年であり続けたり。ライフサイクルの諸相は曖昧になっている。通過儀礼としての線引も不鮮明に。生じやすい問題。いじめや不登校。問題環境はスペクトルとして。深刻なケースでは引きこもりになったり自殺や殺人になったり。様々な精神障害が顕在化する。自閉症スペクトラム障害。ADHDの子供が問題行動に。基本的欲求が満たされない青年が逸脱行動などを。統合失調症の好発期。自殺も。心理的問題においては特効薬はない。特殊性を考慮して個別の対処を。細部へのマニュアルはない。心理療法。普遍的なテーマがオリジナルな形で。
臨床経験を踏まえて。「普通の子の思春期」、近頃の思春期、など。普通の子、現実と異なる世界。思春期と性。親自身の思春期の課題。
「フツウ」。気持などが言葉にできない。言葉にする内実が無い時に。何を聞いてもフツウ、昔からあったが。とても乾燥している、情緒が込められていない。昔は探られたくないからだったが、今は内実が無い時に。通じない、という意味でフツウ。漫画やアニメ、タレントやゲームを媒体に。窓?窓で話が出来る子供。フツウはなかなか窓にならない。話したい気持はあるが言葉にならない。こちらから具体的に話すことで輪郭を。断片的。文脈を大事にしてストーリーを作るのが難しい。ユース番組。深刻な話をしていても時間が来ればコマーシャルなどに切り替える。共同体感覚や親密な人間関係が築けない。ちゃんと聞いてもらうことが少ない。だいたい、TVでなくnetの動画を見ることが多い。昔はクラス替えが意味を持った。同じクラスだからといって自然になにかの繋がりが出来るわけではなく、自分で関係を作って共同体を維持する。同じクラスでも他人の扱い、アウエーな感じ。居場所が無くて苦しいことも。クラスの共同体感覚は昔はあったが。固定しておくと駄目だったら怖い、複数のグループを。人間関係の保険。幾つかの一面グループを。どこかで弾かれると居場所が無くなる。そういう努力を。コミュニケーション能力が過剰に言われている。SNSのコミュニケーション。blogが時代遅れに。Facebookは古くなっている。WINEやInstagram。TVも見ない。自分たちと似たような年齢があげている動画、共同体感覚を?カップルの動画を見て、仲間になっているような。6秒での動画、どうやってオチを作るか。みんなの中で共有を。SNSでは「いいね」。自閉症スペクトラム障害の人に定型的な絵を使って?感情が、怒りがあっても悲しみが。連帯感の中に孤立感も。パターン化されることで豊かさが削がれる。定型発達。正常は定形でなくて。SNSはパターン化しやすい。スタンプ。微妙な感情表現を。複雑になればなるほど、どちらかを強調して捉えてしまってトラブルに。会っていれば調整がつくようなことでも。炎上みたいになる。面と向かって話していると表情などで伝えられるが、netだと情報量が減る。電話機能を使いたがらない。LINEなどを。ツールを利用して繋がる。極端になると何時でも繋がっていないと不安、常時接続。連絡先を整理するブロック大会で弾かれるも大変。村八分に。好きな人とだけ付き合えば良いという感覚が強い。必ずLINEのグループになっているので、誰も求めていないという不安が高まる。自分のことを認めてくれているのかという自己欲求が。ブロック大会開始。承認欲求を満たすために。逆にブロックされて沈んでしまい人間関係が築けなくなる。今、認められたいという欲求。眼の前にツールがあると衝動が外に出てしまい取り返しがつかなくなる。周囲に認められたい。パターンを自分の役割として担う。固定的に。大学生でも友達に本音を見せるのが怖い。キャラを見せる。本当の自分を晒すのが怖い。一面グループ。本当に仲が良ければ楽しい生活が。=仲がよいためでなく、学校に通学するときのお守りになっている。同じキャラは二人と要らないという法則。キャラ替えを。いつも突っ込まれるのがキャラだったり。嫌だとも言えない。言えれば苦労しない。居心地が悪いのでやられ役を続けたほうがまし。共同体は近所付き合い、予定調和。敵意がないことを示す、当たり前のことを。一定のキャラを演じる、共同体の為に。裏で匿名のところで色々と起こる。人のコトが信じられなくなる。
思春期と異界。超越体験。この世のこととは違う。関心を示す。子どもたちが好む物語。自分とは何者なのか、自分の存在価値はなんなのか。ファンタジーの主人公。存在の根拠がこの世界にしかないという物が多い。今の自分ではない何か。芸能界や声優への憧れ。ゲームに夢中に。ネットゲームの中には神話的世界で勇者が敵を倒すなど。仮初の体験を。自分の存在意義を満たす。芸能。元々宗教的なもの。深めていくと自分とは何者なのかという思春期の根本問題。この世のことだけと思ってしまうのを忌避する。存在価値をこの世でないところに見出す。日常の座標軸に下ろす作業が必要。教育体験との付き合い方。日常と非日常。俗の世界と聖なる世界を。成熟。SNSを見ていると子どもたちが、これは不正義であるというのを話せないことが多い。赤胴鈴之助などの正義の味方に対して、正義感を持たない?正義感。とても硬い。少しでも失礼だとあげつらってものすごく責める、自分ではなく人のアラを。それをしないと持たなくなっている。共同体を作る裏に、正義感という鎧を被って。牛乳パックを投げつける行為。親の方が子供の問題行動はSOS、という感覚を持てないでいる。水を袋に入れて投げたりする。自分の存在感の希薄さに。何かの自己表現。ここからが育っていくポイントでもあるのだが、親は愛情不足とされたらどうしようとかと思い、SOSをどう扱うのか分からない、先生方が間違っているとしてしまえば子供との関係が深まる?「やってないよね」と親が言い、子供も肯定し、親子関係を深めてしまう。自分のことを信じてくれたと、イイコでないと認めてくれないという絶望感。嬉しさと共存できない。乖離をしてしまわないと持たない。正義感の無さに見えてしまう。関係を切って保つ、普遍的な関係にならない。
現在の子どもたちにとっての性体験の意味。大人は愛のない性体験を持つ。子どもたちでも愛情のない性体験を。親からの愛情が得られないので代償的に。一時的な快感を。大学生では初めて会ったヒトと性体験をして傷つく。小5から性体験を。誰でも、となる。ただただ抱きしめてほしいだけ、自分のいられる場所を。2、3歳の子供が居る。身体が大人になるとギュッと抱きしめてもらえない。低学年でも大きいから良いだろうとなる。かなりの数の子供が。心の世界での交流を。
大人にとっても思春期。不登校の子供が母親の料理を食べなくなる。お母さん自身が子供と接していく中で自分の母親との関係を考えなければ。子供がインチキ夫婦と。援助交際をしていても学校に行っているからマシだと。魂が救われない。子供の変化と母親の変化がパラレルに。お母さん自身が自分の思春期を考える、自分の母親との関係を考える。良くなかったからという単純な問題ではない。今を信じさえすれば嘘で取り繕っても良いという感覚。子供がnoを。真剣に向かい合う。母親伝説。大事な本当を見出すことに。家族のことだけでなく、世界のことを代わりにやっているのではないかと。一人の子供と家庭。日本のことと世界のこと。原因結果ではなく。パラレルに起こるということは在る。親と子供が同じ問題に直面すること。本当のもの、表面的なものではない自分の視座が。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

 

 

真の。

論理学では物事を真か偽かの二者択一で把握する。正しいのが真で、そうでないのが偽である。真でもあり偽でもある状態は存在しないことにする。現実の物事は、何処まで正しく何処まで誤りかは把握しづらいことの方が多いが、そういうことを前提にしてしまうと論理の体系の基礎には出来なくなる。コンピュータの基礎となる情報科学や、法律学でも二者択一を前提として議論がされる。それを克服しようとして、ファジーコンピュータfuzzy computerという概念が提唱された時期があるが、今では聞こえない。AIに吸収されたのかもしれないけれど。

警備員の配置。

勤務地の最寄駅の改札を通ると、高校入試の試験場への矢印(地図ではない)が書かれた紙をただ持っているだけの警備員に出会う。今日だけではなく、資格試験の開催の時の試験場(恐らく同じ場所)でも同じ案内板を持っていた。そして同じ制服なので同じ警備会社なのだろう。しかし矢印だけ示されても、それから先は分からないのでは?そもそも地図は受験票やホームページで見られないのだろうか?受験者が周囲の店舗などで道を聞くのが嫌だとクレームがあったから、警備員を配置しているのかもしれない。しかし、かかる費用は受験代に反映されるのは困ったものだと感じる。まあ警備員の稼ぎにはなるから、経済はそれで上手く回るので良いのかも。公共事業みたいだけど。

外食産業の現状とこれから(フードシステムと日本農業第7回)

外食産業については日常的に使用しているが、在り方を考える時期に来ているのかもしれない。

 

外食、中食産業は重要。多様なスタイルで食事の提供。外食という食事形態。コンビニエンスストアや弁当屋さんで。中食。外食と中食の市場、日本フードサービス。25兆円以上。食の約2割を。産業としての外食中食を理解。ライフスタイルや社会への影響。今後のあり方。
外食産業の産業構造。業種。日本標準産業分類。業種ごとの。個人業主。経済センサスの中では。個人が経営者であること。70万店。44万が個人業主。各事業所に属して働いている人。常用雇用者。多くの業種で20%台。全産業における正社員は63.2%。外食産業の従事者が大半は非正規雇用者。専門料理店。17万店を超える。9万店が個人業主。チェーン展開する外食産業では正社員比率が低い。ハンバーガー店。法人経営が多くを占める。正社員は7.0%。多くのチェーン店では非正規雇用者が。各店舗の多様性。多様性の理由。外食店舗の半数は個人で。自分が得意とする料理を。こだわりのある店を。個性が生まれる。消費者の側の理由。利用動機。消費者が選択。友人や家族と一緒に、人生の節目で、職場の同僚との会合を、単純に空腹を満たす、時間節約など。利用動機に応じてサービスの水準や予算は異なる。ニーズに対応して事業者はターゲットとする顧客を想定して価格などを決定する。外食産業と中食産業の事業動向。75年から15年までの市場規模。日本標準産業分類における飲食業の分類。宿泊施設や飛行機などは含まれない。しかし外食に含める方が実態に即する。外食市場を取り巻く。市場規模と内訳である喫茶店などの規模。全体の市場規模の推移。食料消費の量的充足が、資本自由化で外資系チェーンが進出。ハンバーガー店やフライドチキン。80年代後半から外食や加工食品などの食の外部化。80年台には外食産業という用語が定着。バブル経済。特に食堂レストラン部門で成長を。97年をピークに縮小傾向。00年台では23兆円規模。惣菜や折詰、駅弁などの小売、中食産業。概して市場が拡大。中食商品は多様な場所で。スーパーやコンビニなど。テイクアウトも。中食商品だが主として小売する店舗ではない。中食商品の市場規模はより大きい。別の統計でも重要な地位に。サービス産業動向調査。飲食店の従業者は400万人以上。多くの雇用を生み出す重要な分野。給食施設の食事提供。学校給食や企業内の。病院など。一定の規模を持つものは、特定給食施設に。健康増進法の改定。一定範囲の人々を対象に多数の食事を提供。3兆円以上。一斉に食事を提供、目的は多様。栄養摂取や教育福祉、治療行為の一部。福利厚生も。固有の目的を持つ。施設では社会的状況によって健康上の配慮が。家庭の代替以上の役割。
外食産業の特徴。産業としての3つの側面。食材を調理する。小売業の側面、サービス業の側面。品質や調理技術の高さが。立地や雰囲気やサービスの水準も。業種と業態の視点が。業種、どんな種類の食事を?商品により分類。業態。商品をどうやって売っているか。どのようなサービスかで分類。どう提供されているか。サービスの違いを理解。珈琲という商品。コンビニでは100円程度。高級ホテルでは20倍以上。品質の違いだけでなく、施設や雰囲気や従業員のサービスなどの違い。製造業、小売業、サービス業の側面。価格への反映。価格差を消費者も受容している。使い分けを。大事な会合の場合、安く済ませたい場合など。調理販売接客の属人的。短期間で伝えるのが難しい、伝播コストが大きい。個人業主が多い原因。容易に他社が真似ることは難しい。チェーン店では標準化して習得を可能に。調理技術。調理作業をセントラルキッチンに。一律のレシピに従うことで味の一般化を。アウトソーシングも進んでいる。伝播コストを切り離す。各店舗の作業の標準化。マニュアル等を活用。訓練を容易に。規模の経済。低賃金労働の活用で低コスト化を。
中食産業の構造と特徴。「フードシステムの経済学」。家庭以外の人により調理されたもの。農林水産省では持って帰ってそのまま食事として食べられる場合。茂木慎太郎。惣菜専門店、スーパーなど多様。自社で中食製品を作るだけでなく、中食ベンダーなどから仕入れて販売を。中食産業のサプライチェーン。専門店のほか、他の業種も参入。市場規模は拡大を続けている。食堂レストランに次ぐ規模に。中食市場の成長。購買データにも反映。1人あたりの支出。調理食品のみは増加。伸びは群を抜いている。90年代以降、調理済みのサラダへの支出の伸びは大きい。食生活の中で生の素材を利用することは減っている。消費者のニーズに反映。このまま中食は外食を代替する?食材調達と調理の手間を避ける、外食と同様。他者とコミュニケーションを取る機能はない。利用動機。完全に代替することはない。競合する場面は多いが。高齢者、病者用食事。シード・プランニング。高齢者病者用食事の分析。嚥下や咀嚼しやすさを。塩分を調整するなど。人々の健康な生活をサポートする。
外食中食産業と食生活のこれから。成長が生活や意識への影響がどんなものだった?どのような方向や責任が?食生活に利便性を。ニーズに対応、マーケティングでニーズの先取り。調理技術の低下を招く。栄養バランスが取れる訳ではない。食事環境を適切に。産業側にも食環境の責任を。食品廃棄。外食中食段階では消費者の行動が直接関わる。調理くず。調理時での。消費者による食べ残し。自らの行動が社会全体に影響するのを意識。作り置き品の廃棄。多種類の商品を作り備える。廃棄を前提とした戦略、欠品に対する厳しい態度。消費者の。欠品状態を許容出来ない。他店舗に移ってしまうことを恐れる。機会損失が大きく見積もられる。廃棄を出さない工夫を。売上予測の精度を高める。敢えて人気の為に品切れ、価格を下げるなど。しかし抜本的にはなっていない。自らのライフスタイルを振り返る必要が。
消費者の健康に資すること。事業者の社会的責任。課題にどう取り組むか、企業の姿勢が問われる。一部の課題の解決のためには消費者としての責任も。食品廃棄という環境問題。健康のために慎重に選ぶ。主食や野菜肉の副菜を組み合わせて食べる。賢く選び取る。食べ残さない。好きなものを食べられる現状を見直す。
働く場としての外食産業。企業の社会的責任の内、働く人対する。過剰な責任。ワンオペ運用。長時間のシフトを。安全や権利を脅かす。外食業の人材不足。新規学卒者の離職。3年以内に離職した人の割合、飲食サービス業では大学生50%。全業種で最も多い。人材不足でありながら縮小はしない方向に。賃金水準が低いのも問題。次の世代に繋がる人材を育成するのが必要。

 

フードシステムと日本農業 (放送大学教材)

フードシステムと日本農業 (放送大学教材)