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トピックス:心理臨床の現場から -(5)産業心理臨床(臨床心理面接特論(2)第13回)

航空会社の乗員へのサポートは極めて難しいものだと感じる。何処まで一般化が出来るかは課題かも。

 

佐藤仁美。産業領域の心理臨床活動。産業カウンセラー、キャリアカウンセリング。企業で働く心理臨床家。働くことに関連した心理支援。働くすべての人を対象。人が働く意味を見出すことを支援して働くことを支える。企業における、グローバル化やIT化。職場環境の変化。はたらく人の環境も変化。ストレスの内容も変化。ライフ・サイクル上の問題も。06年には厚生労働省で。ラインケアなどの4つのケアを推奨。15年からは全労働者へのストレスチェック制度を。結果に基づく医師の面接を。メンタルヘルス支援。保健師看護師や他職種連携の元に。現場での現状は?航空業界における心理臨床の実際。元日本航空の小西康裕。人の命を運ぶ。パイロットやCAなどの業種はあるが。日本航空のメンタルサポートグループ。悩みを対象として支援を。リフレッシュサロン。個人を対象とした支援。心理教育。公演などの集団を対象としたものなど。カウンセラー、コーチ、インストラクター、コーディネーター、サポーターなど。乗員による乗員のサポート。相談業務だけでなく日常に密着。利用しやすい工夫が。乗員の相談窓口。健康管理室。メンタルサポートグループ。一般企業にも2本建てはある。航空法で定められた。訓練や教育を。組織の中の人を育てる部分を。健康管理室は健康の維持管理や増進。予防治癒。不安を抱えた人をサポート。成長型。一般的な産業領域では組織は人と言われる。組織の為の人と、人のための組織が相互作用。個人の健康と組織の生産性。仕事に熱心に取り組む没頭など。ワーク・エンゲイジメント。仕事への関わり方。夢を実現したのがパイロット。モチベーションが高い。活性化をすると高く維持される。組織の活性化に。訓練で躓く。低下させない育成的な風土を持っているなら、自己肯定感を持ちながら成長できる。周囲にも影響を及ぼし育成手法を。教育に関する支援や組織の活性化。個人と組織の相互作用。裏方サポート。組織は人から成る。個人にとっても組織への信頼が。個と組織。水平的関係と垂直的関係。人の関係性。垂直関係。捉え方の違いやコミュニケーションの問題。ハラスメントの問題。教官は先輩で熱が入りすぎることも。相互理解が大切。熱意や没頭、活力。双方にあるのでそのバランスが問題。個と個のバランスが崩れると思わぬことも。微妙な調整が必要なことも。小さな部品の不具合でもフライトに影響。個人内個人間のバランス。双方の役割を分かっていてメンタリングやキャリアカウンセリング、コーチングなど。メンタルサポートグループには扱う領域の違うメンバーが。どのような支援が最適なのかを考える。自己理解が必要なら臨床心理士。コーチングを行う。一緒に業務することで理解を。私達の支援の方法を支援者に適したものに。性格検査などを。組織と個人の支援。コンサルテーション。組織コンサルテーション。社会科学のシステム論を元に。プロセスコンサルテーション。相互関係に焦点をあてる。個人と環境。組織との相互関係。訓練生個人への支援だけでなく、教官グループへの支援も必要。自己他者理解の心理教育。訓練生の心理の特徴についての。グループのミーティングに参加しコーチング技法の紹介など。心理的動揺をミーティングで一緒に考える。教える立場の教官を支える。グループへの支援が。チーム医療やチーム学校に似て。医療でも学校でも航空業界でも共通性が。ベースの共感を支えることで。心理臨床の基礎。教育への支援と言っても。教官と訓練生の間で効果的な教育ができるように。支援するメンタルサポートグループが1つのチーム。所属長などに連携して対応。日常業務での課題。ストレスの出方も変わる。ストレスとストレスコーピング。副操縦士の頃と機長、教官では違ってくる。訓練生が自ら気づくように。教育効果を考えて。大きなギャップが、ストレスを抱えて感情的にもなる。ハラスメントとなる場合はストレスの抱え込みが。相互作用で生じるストレスは相互理解で克服できる。アサーションや自己開示。対人関係による相互作用が教育。認知の問題は欠かせない。技法は?認知行動療法の思考記録表などを活用。思考や感情を一緒に考える。自分の思考や感情などを記録して自己理解を図る。客観性論理性が大事。自己の内面を理解するアプローチは受け入れられやすい。アサーションや自己開示のやり方も変わる。相互理解の大切なToolであることが分かれば、自信に溢れたものとなる。コミュニケーションスキルの向上に。自分の認知の理解は様々なことのベースに。キャリアという観点でも重要。キャリア問題はアイデンティティと密接に。キャリア構築問題。多種多様な支援が必要。キャリア発達支援。キャリアカウンセリング。仕事との関わりを通して個人が能力を発揮し葛藤解決を図ることをキャリアカウンセリングという。人材育成や開発機能を重視。アサーション・トレーニングなども。自己責任による選択と決定。パースペクティブ。複数領域への関与。副操縦士から機長に昇格する際の問題。職業的同一性。その後機長に成るためには再構築が求められる。悩む人も。時に長い時間を要し、内面を探ることも。機長昇格訓練。昇格は大きな課題。医師としてのプロフェッショナルアイデンティティ。重圧が。不特定多数の人命を扱うのは並大抵ではない。強靭なメンタルが必要。依存心があるが、自分が機長になると最終責任者という実感を持つ。頼れる存在を失うという。子が独り立ちする過程と似ている。ある成長段階。親はウザイが居なくなると心細い。躓くとカウンセラーを訪れる。産業心理臨床。職場、会社、社会などが個人に関わる。個人的問題も。女性訓練生には自己アイデンティティが。男性社会に入る過程で弱さなどというイメージを持ちやすい女性は葛藤を持つ。自己アイデンティティを否定して自己存在感を失うことも。プロフェッショナルアイデンティティを持つ難しさ。男性社会に女性が入っていく。医療畑でも先輩が居たが、gender問題を感じることも。航空業界ではgender問題は大きい。同性の相談員も居るが、教官と訓練生の関係と同視。転移。同性同士よりもリアル。Assessment。個人のキャリアとメンタルヘルス。個人キャリアでは開発志向など。感情洞察と。対象資源。訓練生から指導層にキャリアアップする。キャリアの開発の観点からのAssessment。メンタルヘルス面。自分の感情に気づく、どのように付き合っていくか。内面に入ることも多い。洞察に。資源の活用は少ない。自分の力で処理をする傾向。対象資源の活用法を知っているのかなどのアセスメントは重要。支援者側としては有効な支援を作り出し広報することが。情報提供を。しっかりとしたメンタルの持ち主?自己checkの賜物。アイデンティティの形成。自己構築を繰り返す。思春期の過程でのものを何度も繰り返す。自己の再構成。職業プロとなると一生モノ。培われるメンタルを。振幅の激しいメンタルづくりを。自己形成のよる強さ。大きなものへのダメージの大きさ。産業臨床における心理臨床のあり方。産業領域の心の健康。日常運行、訓練教育。個人の支援。コンサルテーションなど。乗員の特殊性から定期的面接が難しい。会える時に会う、繋がりを持ち続ける。居場所の提供。仲間や所属を感じることの出来るリフレッシュサロン。利用しながら深みにはまらないように。教官グループなどへの。会社の支援。機長昇格訓練に向けた心理教育。カウンセリング文化の醸成。カウンセリング制度。働き方改革。チーム形態についても柔軟な勤務が可能に。反面、繋がりが薄れている。従来どおりの相談室での支援に限界。支援する側も柔軟性が。勤務形態の問題。心の繋がりと居場所の提供、深みにハマらない。広い意味での情報提供。見えない部分で包容力が。キーワードは判断力。やるべき時にやるべきことを。冷静な判断が必要。

 

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

 

 

隠すこと。

小中学生の頃、私は鉄道マニアであった。毎月のように時刻表を購入して色々「旅行」をしたり九州まで行き列車の撮影をしたり。高校に入ると忙しくなりすっかり改心してしまった。そうこうしている内に、鉄道についてのサークルを作る動きが。しかも2つ。両方の人間から私は入らないかと誘われた。主導権争いで構成員を増やす意図で。結局私はどちらにも入らなかった。鉄道マニアであることは隠すような形になっていたので、あまり煩く勧誘はされていない。良かったのか悪かったのか。まあ他の活動をするどころではなかったのは事実。

医療と経済の両立は?NHK日曜討論(2020年5月17日)

今日の朝9時のNHK総合の日曜討論を、放送大学講義の書き殴りの要領で起こしてみる。タイムリーなネタなのでアップしてみる。色々とニュースにもなっているけど原文を紹介するのも意味があるかもと考えた。

 

命と暮らしをどう守るか、今後の課題。感染の再拡大に懸念。西村大臣。感染者は100人以下が続く。新規感染者の減少。地域ごとに判断。10万人あたり0.5人以下。重症者の減少や病棟の確保。所々の感染に対処を。解除されていない地域でも人出が増えている。第2波は起こる。ウイルスが潜んでる。愛媛県では突然1日20人に。気の緩みが小さな波を大きくしてしまう。これまで同様の自粛を求めているが繁華街で増えている。今緩むと2週間後に数値が増える。39県でも少しずつ。諮問委員会代理の岡部信彦。数は多くないが一人ひとりを丁寧に登録。インフルエンザは丁寧にしているわけではないが。コロナウイルスにつきフワフワとしていて治療と登録をどうするかが。それぞれで患者が出れば届けて様子を見るが今後以降はそうしない。山本明弘。コロナショックの立ち位置。桁違いに影響度が高い。各業界で非常に厳しい。1週間の余裕はないので今日は勝負。やむなし。大田弘子。消費が激減する。サプライチェーンの寸断。コロナの収束の先が見通せない。リーマンとは構造が違う。初めての事態で経済をどうするか。感染予防と経済の両立が。今の状況を。西村。経済を止めることで感染を防いでる。大企業でも影響。一次補正の政策で必要なところで早く。オンラインで申請できる簡素な形。給付は早くしていくが。これまで通りではなく密を避けて。収録も。坂本聖路加国際病院。長かった。医療現場も。1月下旬から。大きな波が3月下旬から。気を張って。亡くなる人を減らす。人の接触が増える。多くの人が感染してない段階で第2波が。大きな波であってほしくない。医療体制の維持を。退院された方も1万1千人。今のうちに立て直しを。できる限り重症化させない。病床の確保や防護服などを届け万全の体制で。ロバート・キャンベル。収束への道筋が。しかし日常には戻らない。日常で自由に暮らすとは?働く方式として一斉に働くのを考え直す。図書館に予約をするなど計画的に行動。イスラエルで興味深いデータが。明日オーストリアは学校を再開。オンラインと教室を相互に。感染状況は山を超えた?途中?大きな山は700人台なのが50人ほどに。5月末までに収束したい。小さな波が起きてもクラスターの範囲なら抑えられる。アプリを。個人情報を集めないようにして。感染が分かったときに近くにいるスマホの人に通知が行く。早く相談に行けるし検査にも。感染拡大防止に。小さな波はおこるが抑える。人と人との距離を。時差出勤やテレワーク。オンライン診療教育。キャンベル。地域ごとの体制ロードマップ。一部の企業においては実施率が高い。卸業では4割。中小企業では実施できてない。段差が各エリアにおいて生じる。Innovationの実施。大きな課題。岡部。東京の解除の判断。世界に比べて厳しい。海外はくすぶり状態なしに。ロックダウン。日本は燻り状態のところで宣言。警戒すれば大きなものは早く抑えられる。すぐに厳しいのではなく注意信号が。目安として総合的に見ていく。坂本。医療現場から見ると大きな波をやり過ごす。安心。第2波に。柔軟にコロナ治療の体制を。獣道の舗装のように。ノウハウを医療機関で共有して。西村。ハンコを押しに会社に。請求書の封を切るために。小さな波の検知を。PCRの体制をやってこなかった。最初は重症者に集中して死亡者を減らす。必要とする人が迅速に受けられない。PCRセンターの増加。8つの地域については5月末までに。岡部。解除した地域で感染が拡大した場合は?基準は数字。重症化させない。不安な人が多く。医療体制が重要。地域のところで経済など総合的に決めて。西村。解除された後は早めに判断。繰り返しになる?再指定。大きな波になりかけたときに検査を使い厳しい目てcheck。数値の基準や医療体制。あまりに早く何回も繰り返しになると。爆発的な感染にならないように。
命を守ることの2つの課題。大田。企業だけではなくすべての人が初めての経験。生活の中で不安を。感染者は減ったが不安が和らいでいるわけではない。検査体制が不充分。経済活動が出来ない。目詰まり無く検査の拡大を。陽性になったら然るべきところに。不安の解消を。山本。地域の金融機関。地域の中小零細企業の医者。倒産させてはならない。雇用を守る。世の中土砂降り。大きな傘を差し出す。赤字債務超過など非常に厳しい人が大半。将来性を見て支援が必要。融資については3日以内。家賃の制度や給付金。雇用助成金。今回は評価できるが無担保無利息は素晴らしい。スピード感が今一つで書類が複雑。スピードとシンプルさ。PCR体制の拡充。院内感染を防ぐ。安心のために治療薬。アビガンが今月中にも。ワクチンも治験が始まる。自粛をしている間に経済を止めている。窓口に殺到して時間がかかるので地方金融機関に依頼して2週間が。5000円近い融資を。様々な改善を迅速に資金を。大田。通常の景気対策が出来ない?長期戦なので政府も少しずつ変える必要が。市場の構造も消費構造も変わる。前を向くための対策。職業訓練。今ある予算の中で緊急に。学生さんが厳しい。今週中にも予備費を活用して支援を。持続化給付金。足らないところは家賃。雇用助成金の上限額を引き上げる。二次補正で。できるだけ早く成立させる。地方の支援。医療体制を。1次補正で包括支援交付金。大幅に拡充する。地方創生の交付金。中堅企業は債務が増えるだけと。ファンドで対応。1兆円の枠を拡充。大企業も長引くと影響。何があっても日本経済を守る枠組みを。坂本。医療現場で何が必要。院内感染。抗原検査が拡充されると怪しい人に実施して陽性になれば隔離ができる。無症状の人は?防護具。必要最小限の防護すら出来ない。高齢者施設と介護施設。軽症の人はそのまま治るが重症化のタイミングで病院に繋ぐことを。今回の波では医療機関も影響を。コロナに人も金もかかる。岡部。当面の医療の課題。設備だけでなく道具も。公衆衛生担当の人材。安心してきたので見に行ったりするのはあるが子どもの予防接種が行けていない人が結構いる。直ちに。健康診断も怖いので行かない。全体の健康も。西村。命を守るのは大前提。診療報酬で重症化の防止に。必要な資金。苦しいところに。人工呼吸器。使える人材の養成を。岡部。ワクチンは?新しいので期待だけでなくエビデンス。既にある薬を使う?発展途上だがワクチンの導入。新しいものからpickup。走りながらモニターをして注意点の洗い出しを。西村。新しい生活様式の実現はどのように?人との間隔を。手洗い。テレワーク。小さな波も防げる。収束した後も新しいウイルスが。それぞれの業種にガイドラインを。外食産業。対面で食事をすることがないようアクリル板を。換気を良くして。キャッシュレスで。工夫をしながら。キャンベル。新しいライフスタイル。医療と経済。人の心。地方の失業者が多くうつ病や自殺者が。離職者を減らす。雇用調整助成金の拡充。月末に国会に提出して。スピード感が。生きがいを感じられるように。家庭の中でリモートワークが。男性が家事をしているが今後はどうなるか。心の生産性を。女性の社会進出。山本。元には戻らずあたらいいものを。今まで金融機関も資金繰りを。今後も重要。日本もやってきてないこと。中小零細企業に資本を注入する。1億円未満の会社が200万以上。永久劣後ローンを。十二分に金融機関が把握しているので。資本充実のために。大田。新しいものを展望。大きなダメージを。これまでも生産性が低い。弱いまま守られても。体質を変える。デジタル化などの支援を。西村。段階的に。支援を。県をまたいだ移動の自粛を。雇用調整助成金の拡充。事業者の方が休業手当を。労働者自身が申請を。クラウドファンディングで困窮者に支援を。飲食店がテイクアウトを。酒も。免許が3日で下りる。タクシーのデリバリー。工夫を規制改革で後押しを。工夫をしている中小企業を支援する。地域経済活性化支援機構。地方銀行とファンドで。1兆円を拡充。劣後ローンの枠も確保して経済を支える。
これからの社会のあり方。キャンベル。東京は世界の都市の中で利用度が自由で統一していないと批判。ヨーロッパの都市のように分けていない。疫病が広がると隣接していて適宜空き地も。優位性を。フレックスタイムや計画的に暮らして活用して文化を深め学習機会を。大田。日本が遅れていたデジタル化を進める絶好の機会。危機をチャンスに。利用者の立場にたって。坂本。生活の場や医療は元には戻らない。ウイルスの賢さ。ひっそりと移すことができる。乗り継いで共生を。対処は分かってきてリスクも。減らすための対策が分かってきた。リスクを減らす工夫が出てくるので共有したい。どのように音楽を楽しめるか。岡部。感染症の嫌な部分は知らずに人に移すこと。一部で批判というか非難差別誹謗中傷。声が大きくなることがある、クラスターつぶし。正しく捉えて個人攻撃は止めてほしい。山本。政府や地域金融機関が思いやりのある施策をしていかなければ。中小零細企業も踏ん張って。学生も大学を止めないで。西村。若い職員も感染した。感染した人を差別しない理解を。東京都が感染者の数の訂正を。FAXで一斉に。マイナンバーカードを。暗証番号を忘れている。変えるために何時間も待たなければならないのでデジタル化オンライン化を。

教育改革と教師 -教師の労働環境に焦点を当てて-(現代日本の教師第13回)

長時間労働だし給与は少ないし。教員のリソースばかりを各種のステークホルダーはあてにしているように思える。

 

油布佐和子。大変。暗くなる気持に。病気休職者。実数では8000人を超える。毎年文科省は更新している。若干減少しているが。そのうちの6割は精神疾患。バーンアウト。裾野は広いのでは。メンタルヘルスの現状。精神疾患による休職者は他の公務員より少ない。勤労者全体が間違っている?バーンアウトの背景。1つには限定されない。90年頃から増え始め、02年からは精神疾患に関するものが上回る。何らかの要因があったと考えざるを得ない。実践環境の変化や勤務環境の変化。教育改革に密接に結びついている。学習指導要領の変化や学校評価など。80年頃から、子供は変わった。規律になじまない子供。神話の崩壊。行動や意識だけの問題ではない。家庭の問題。不登校など。配慮を要する子どもの増加。立て続けに為されている教育改革の問題。総合的な学習の時間が導入。職業体験などの体験活動。アクティブラーニング。新しい指導法や内容。特別に時間が与えられない。疲れないはずはない。現在進行形の教育。ニューバブリックマネジメントの導入。顧客主義。業績に因る評価。顧客、保護者や地域のアカウンタビリティ、説明責任が問われる。教育目標をPDCAサイクルにして公表。同僚関係の希薄化。教員評価の下でおいそれと愚痴もこぼせない。長時間労働も。タリス。国際教員指導環境調査。日本の教師の残業時間が長い。53時間。1日ほぼ11時間。授業に使った時間は平均より少ない。教師は何をしているのか。特徴。野外活動の指導に使った時間が7時間、事務次官が5.5時間。世界基準で見て偏っている。日本の教師の長時間労働。しかし一般的。日本人の労働時間という報告書。アメリカと日本では開きが。比較調査の黒田佐知子先生。日本の国内に文化的制度的特色が。長時間労働は特徴。比較により新たな課題が。どのような仕事を。教職員の実態調査。調査対応や研修会や事前レポートや報告書。部活動の負担感が5割を切っている。時間がかかることと負担になっているかは違う。負担になっているというより、教師がやることに意味があるか。海外では地域のクラブが中心になっている。学校の部活動は日本独特。部活動は教室と異なる。教育的意義はあるかも。色々と苦労を。何を何処までやればよいかの境界線がなく、無定量無限定。日本の企業には業務内容の記述がない。業務範囲が不明確。ジョブスクリプションがない。虐待イジメ不登校の傾向が多い子供、その上に行事が。主任として色々な仕事も。146時間の労働時間。過労死に。勤労者の権利を守るために労働時間の制限が定められている。現実には全く守られていない。子供のためなら仕事を抱え込む風土が。ワークライフバランスを。聖職論に労働者性を全面に出せない。途中で切り上げたら何を言われるか。何もかもしなければならないが、残業代は?教師は時間外手当が出ない代わりに、4%の手当が。教員の仕事の特殊性から、時間外手当は出さないことになって超過勤務を命じないということに。文化祭や修学旅行などやる仕事は沢山ある。超過勤務手当を支払う自治体が60年代には多くなる。訴訟も有り調査をして71年の特別措置法。40年近く前の法律で。物価も変わっているし一律のパーセンテージは65年基準。8週間程度を除外して算定。05年に国庫負担制度の改革。40年ぶりに全国調査。06年調査では残業時間は1ヶ月34時間。4倍に。教師の側からの増額の意見は?聖職論の価値観があるからかあまり主張しない。給与は低かったが70年代には改善。74年には人材確保法案。労働条件の改善の動きが収まる。夏休みが在るから良い、という状況では無くなっている。中学校の先生は部活の練習があって休みは取れない。自宅に居ると教師バッシングが。自主研修も学校に。毎日出勤するのは同じ。時間外手当を支払う実態があるのにそれが為されない。教師の数を増やす?チーム学校。向き合う時間を増やすために支援員などの導入を検討。幾つかの課題はあるが。ユニークな改善策。ドイツでの制度。労働時間貯蓄制度。灰色の男たちが時間を買うというモモの物語。時間外労働は例外とされる。ワークライフバランスでは望ましくない。時間外労働はなし。不可避的に必要な場合に限る。時間外労働をした分を有給で取ることが出来る。州ごとで細かい取り決め。ドイツの制度。ワークライフバランスを実行できる環境。ドイツだけでなくオランダでも?イギリスでは02年の教育法で調査委員会を作る。勧告について文書を作成。毎年書き換えられる。労働日や労働時間が規定。労働協約に基づく。教員がしなくていい業務を。評価の時間を勤務時間に割り当てる。10年には25項目。管理業務と事務業務。お金を集めること、欠席の調査をすること。便りを作成すること。試験監督。補助指導員の雇用で賄う。チーム学校のコンセプトの中に入れられる?事務職員を増やすということが入っている。企画準備評価の時間を労働時間に。オンタリオ州で出来る。イギリスでも。中学校は教科担任制を、空き時間がないので準備は放課後か自宅で。長時間労働の改善策は色々。教師の労働時間の問題。もっと大きな問題。教員給与の財源の問題。先進国は何処でもそうだが、福祉国家に。サービスの領域が肥大化して財政難に陥りがち。アメリカやイギリス。新自由主義的政策を。日本もお手本に。民営化や法人化など。領域の民営化。健全な財政を。国家公務員の給与の削減。公務員改革。文科省の教員給与の問題も。地方財政に差異が在るために、給与の2分の1を国が負担。07年に検討が行われて、3分の1とする。利害関係の中での議論。小川真人。財務省。切り下げを公言。異なる給与体系。差を縮小させるように。人材確保法案における優遇案。教員特別手当など。他の行政職に比べ優遇されている?義務教育関連の支出に厳しい。充分な予算措置が。予算構造の見直し。少人数学級などの効果は不明。06年の基本方針で示されたように優遇措置の縮減を。教員給与が国際的に高い?時給換算も必要。長時間労働の疲弊の現状。雇用環境も国際的に比較が問題。教員給与の問題。文教予算の占める割合は日本は小さい。財務省と文科省で交渉。07年の答申。文科省側の努力。教員評価の導入など。教員の時間外労働の縮減を。鍋蓋型の組織から管理体制の。メリハリのある。財源には限りがあるので、パイの切り分け方を考える。チーム学校推進の背景。お金を持っている方が強い。当事者の声がどのように届くのか分からない。公務員には労働三権が制限されているか与えられていない。人事院勧告。国立大学の法人化。民間なら直接交渉できるが教員にはない。教員の労働条件が酷くなった場合は教員はどのように解決するか。地域で解決するなどあるが流動的。遠くない将来には何らかの方針が出る?教育再生実行会議などの官邸の情報も。財務省や文科省の情報も。教育のことを考えるのに、何故財政の問題が?教育の中だけでは、足元が崩れることを忘れてしまう。教員組合などの問題も考えないと。施策も重要。

 

現代日本の教師―仕事と役割 (放送大学教材)

現代日本の教師―仕事と役割 (放送大学教材)

 

 

失寵。

前近代は一夫多妻制と理解されることが多いが、その状態でも男性が複数の妻を持つことの方が少ない。甲斐性がある男性となると身分的に高い地位にある人間か財力を持つ人間に限られるのだろう。一夫多妻だと、複数の女性が同じ男性を取り合うことになる。それで上手くやっていけることもあればいけないことも。物語で正室の女性が失寵してしまうことはありがちなことである。それで政治的なトラブルになることもあったのだろう。ただ男女関係に物事を帰してしまうことはフィクションを書いている作家にはありがちで、実際の歴史でそんなに頻繁にあったかどうかは疑問符が。案外と女性同士で仲良くやっていたという記述もよく見られることである。まあ私には縁のない話である。ううみゅ。

不明の感染症で苦しめられる。

昨日の診察でコロナには感染していない可能性は薄いと知ったが、それを知り得たからと言って体調が元通りになる訳ではない。これは論理的にも妥当なこと。だからではないだろうが、今日は体調が優れない。上半身を起こすのも大儀なのでベッドで横になり回復に努める。時々は体温を測定する。おでこでピッと測るものではないが、1分もしないで測定が可能なので特に支障はない。営業再開をした店では入店されるお客様に対して体温測定をするところがあるらしいけど。たぶんそんなハイテクなものは弊店に導入されないだろう。ちなみに持っている体温計はこれ。

 

 差し当たり昨日に処方された風邪薬や抗生物質や小青竜湯を服用する。不幸中の幸いなのは、職場が今日明日と休みのことと、同居人が居ないこと。仮に単なる風邪だとしても感染症であることに変わりはないから移す可能性がある。まあblogの記事を書けるくらいだから大丈夫なのだろう。

教育学の系譜(1) -社会現象としての教育-(教育学入門第13回)

社会科学の理論的側面については、突っ込んで理解する必要がある。

 

岡崎友典。永井聖二。社会科学の中の。
社会的側面。社会科学の中の。教育社会学が社会的事実として切り取り科学性を。始祖は19世紀後半。デュルケム。コントやスペンサーは百科全書的。あれもこれも一緒に。実証性として社会科学を。ウェーバーと並び古典中の古典。教育の科学を提起。ウェーバーの理論から学ぶことも。社会科学における価値判断からの自由。哲学的なものが可視的なものが介在してしまい曖昧になる。見解の相違として片付けられがち。実証科学までに高められる。価値判断からの自由は基本のキホン。「自殺論」。社会的事実は個人のおかれる社会的状況の中で。事実を列挙して法則を。自殺の3類型。社会から阻害された。排他的。社会統合。集団的な。アノミーという類型。社会が急激に変動し破滅的な変化に、混乱状態を。ウェーバーの書籍では人間類型を形成するが、それと似ている。客観的事実から出発。ミルやカント、教育学を実践学としてヘルバルトに反論をしている。教育を個人の中に予め存在している能力を伸ばすことと考えている、個人の内面を考える心理学が必要。しかしそれだけで教育は捉えられない。個人に内在する良きものを顕在化することに抵抗する。ルソーの「エミール」。人間は良きものとして生まれる、という認識と共通。現実の社会が悪くする。自然に帰れ。教育についての必読書。社会的側面、啓蒙思想家についての役割に警鐘。社会的事実としての教育。近代の教育思想家はルソーに影響。科学的分析、社会科学の基礎を固めていなかった。社会学的な分析が必要なことに気がついていなかった。ルソーの社会の形成作用に着目。社会的事実として捉えていたわけではない。社会科学と別のものの社会学には至っていない。百科全書的な。それとは異なるデュルケム以降の。社会的側面を重視するだけではなくて、社会的事実として教育を捉える。「自殺論」は個人の内面も対象に。社会科学的だが。
社会的事実としての教育。私的な自殺。個人の問題に。社会的な自殺があることを統計データで実証。宗教という問題は非常に大きい。カトリックとプロテスタントでは自殺率が違う。社会集団や組織を抜きにした個人的事情からは説明できない。理論、仮説。実証的研究はそれほど残していない。教育の事実の分析はなかった。方法的社会化。組織的社会化や意図的社会化。社会の集合意思集合表象が全面に。個人の内側の社会的事実からも教育は必然化するのを見落としていた。教育は無意図的な社会かも考慮しないと社会科学にならない。ヨーロッパに於いての教育学。マンハイム。ナチ政権でイギリスへ亡命。大衆社会の危機的状況を変革。教育により戦略的に。「イデオロギーとユートピア」。1900年代にアメリカで学会が。主に教育内容など社会学の手法で分析。1900年代の中頃には教育の社会学的分析が成立。学校を中心として研究。対象を。教育と社会体制。学校における人間関係。地域社会における学校など。学校内の社会組織構造の分析。コミュニティーの諸集団との関係。教師子供住民などの行動パターンも。オルフェン。学校と地域社会。社会改良運動。デューイ。「学校と社会」などの著書も大きな影響。教育社会学が伝播。デューイはプラグマティズムの論者。実用主義、道具主義、経験主義など。経験を重視。教育の体系と研究領域などの研究を日本は如何に受け止めたか。教育科学への期待は過重な程に。学問の分野が細分化。基本的枠組みについて教育社会学の草創期から。教育の基本的な枠組み。アウトライン。人間形成の過程に分析を。接近法。好意的接近法、制度的接近法。帰納的接近法、行動的接近法。教育実践など可視的なものだけでなく、制度など目に見えないものも研究対象に。理論は6つの領域別に。応用研究としての教育社会学。臨床社会学、学校社会学などが期待される。実証に基づく理論形成が実践科学としてなされる。教育体制の社会学。支配的教育理念などを対象。教育政策の社会学。決定過程と浸透過程。その効果。教育制度の社会学。中央地方行政、企業内教育など。教育組織の社会学。諸集団の行う教育などを。教育過程の社会学。教育実践など。教育変動の社会学。社会集団における教育の変動過程。今日のテーマの多くが含まれる。解決されるべき課題としての教育問題として認識。校内暴力。教育産業の興隆。青年の教育。教育行財政。社会状況を反映する問題を考察する。その際に枠組が重要。大変示唆的。具体的な教育問題や教育政策実践と関わる時。価値からの自由の問題をどう考えるか。実証に基づく経験科学、その実証とは?教育実践は重要。価値的な、ア・プリオリな。目標を先に置く。教育実践と教育の理論を繋ぐのが教育科学。実証の為には単なる事実だけでなく個人の意識も、教育調査。文献の分析も。
教育研究の為の社会調査。実証的に。社会調査としての教育調査。科学性実証性を保障するものとして。教育の社会的側面に関わることから。自然科学の実験と社会学の調査には類似点がある。一般理論を作り上げるのに実証的に調べる。定まった定義が在るわけではないが。社会的接近アプローチを組織的に。教育諸現象を科学的なものとして。諸分野との関連性。1つの構造を形作る。教育の独自性と社会との関連性が教育調査の目的。仮説の検証という科学的認識を。実践への適応を急くが為に照合という努力を省いてはならない。アメリカで沢山行われている。教育調査の手順。実態調査と理論構成の為の学術調査の2つの側面。重なる面も多いが。調査公害。調査ばやり。迷惑をかけない。何のための調査か。誰のための調査か。個人で行うと独善的になりやすい。7つの過程。課題の確定。仮説を作る。事前調査。調査票を制作しプリテストを。本調査を実施する。整理集計。分析。理論仮説から作業仮説、一般理論に高める。新興住宅地における万引きという研究。調査をする場合の留意事項。集団で討議をしながら進めたほうが良い?電算機の処理。ただ数字をいじれば結果は出るが。質的調査。インタビュー。自由記述。特に必要になる。数値だけでは表せない。内容分析。コンテントアナリシス。ブレインストーミング。教育研究の具体的な。調査公害。対象者にとってみると公害としか思えない。十分検討されない結果が独り歩き。目的と方法が問われる。対象者に迷惑をかけてはいけない。数字の独り歩きは危険。調査票の配置の仕方、サンプリングなどのやり方によって違う結果が。慎重に現実的に進める。昔は数量的処理が大変だった。処理がコンパクトなソフトウェアが。結果が独り歩き。何の目的か。少数のデータでも充分な分析を。テーマ設定そのものの妥当性。問題意識に裏付けられている。社会を捉えていく視点。何のために捉えるか、精度を高める必要がある。

 

教育学入門―教育を科学するとは (放送大学教材)

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