F-nameのブログ

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六四天安門事件から31年。

今日は六四天安門事件から31年目にあたる。相変わらず中国政府は事件を白日に晒すことをしていない。そして風化させようとしている。31年前はソ連のペレストロイカやポーランドの連帯など社会主義国の改革が進行しており、天安門広場に集まった学生たちもその系譜に連なる。政府にしてみれば学生をそのままにしておけば体制維持に支障を来すと判断して軍を投入したのだろう。日本の研究者には天安門広場では誰も死んでいないと強調する人間も居るが、どこで死んだにせよ軍に殺されたのは確かである。そして弾圧が開始され現在に至る。今でこそ経済的成長が民主化への動きを止めているのは事実である。しかし一党独裁の体制がどこまで有効なのかは分からない。一党独裁体制なんていう代物は主要国では中国くらいしか無いのでは?そういう国家が近くにあり、しかも規模が桁違いに大きいことは日本にとり軽視すべきことではない。

死(心理カウンセリング序説第14回)

そもそもカウンセリングというものに科学性を求めるのは間違っているのかもしれない。

 

森さち子。大場登。死の臨床。喪の仕事。死についての検討。
死ぬことの絶対的事実。フロイト。重さは人間存在そのもの。エロスというのは様々な神話の冒頭に。死が神話においてどのように描かれているか。死の起源。旧約聖書。初めは神によってエデンの園に。神は人をエデンの園に。あなたは中央の善悪を知る木以外なら何を食べても良い。妻を作る。裸に居ても恥ずかしいとは思わない。意識していない状態。蛇が女に近づき、死ぬことはないでしょうと女に言う。女と夫も食べる。目が開けた、人間が意識を獲得。裸で居ることを恥ずかしいと。あなたは何処に居るのですか。神は言った。人間は意識を獲得したことと引き換えに食物を獲得しなければならなくなった。命の樹。永久に生きるかもしれない。エデンの園から追放される。人間における意識の獲得と人間が死すべき存在となったこと、天国的状況から分離すること。全て1つのことの様々な面、一体のもの。表裏一体の。別れ、人間に課せられた分離という困難な経験。人間の死が神話の冒頭で描かれている。意識を獲得して天国的状況から離れる、死すべき存在に。有限の存在であるという決定的事実を引き受けること。神話の話と心理的カウンセリングと関係ある?カウンセリングで語られる事実は個人個人の単なる悩み事ではなく、悩みが無くなれば良いというものではない。人間存在に課せられた普遍的な問題。死と分離。抽象論でも人間にとり大変でも1人の独立した存在であるということ、子供でさえも別個の存在で、1人で抱えることが避けられないものであるということを。非常に具体的な課題でもある。親も死んでいく、パートナーも死んでいく、そして自分も死んでいく。そのことを引き受ける。
イニシエーション。Initiation。不正確な知られ方をしている面も。民俗学、文化人類学。宗教学で。通過儀礼と訳されることも。伝承社会でよく見られた。人間の宗教的社会的地位を変更させる。実存条件の根本的変革。成人式。今日の日本での世俗的なものではない。少年たちはそれまで所属していた家族から引き離され、死を経て生き返らさせ、神話などを教え込まれる。印を身体に刻まれて大人の仲間に。ある意味で未開、野蛮な。大人になるための重要な儀礼。死の経験、再生。それまでの存在のあり方と異なる断絶分離を。子供として死、大人として再生。宗教的社会的地位を。エリアーデ。儀礼が否定され聖なるものが否定された社会で。holly。Initiationが消滅した社会で。ユング。河合隼雄。75年になってInitiationの意義、という論文を。「心理療法論考」。昔はよかった?おとなになれない多くの人が。表面的世俗的な成人式。個人の困難さ。大人になることは後戻り出来ないというのことを認識するのは難しい。場合によってはInitiationへの示唆を、立ち会う役目をすることも。神話における死。死すべき存在。別個固有の存在。共同体の一員として生きることを引き受ける。限界を持った存在。汚れや汚い面を引き受けることが大人になるということ。それは限りなく困難なこと。大人への変容。不安症状、強迫症状の中に、大人になることが困難な人も。死というものが生じがち。ペットを殺してしまったりするアクシデントとして。悲しみや怒り。夢だけでなく。受け入れておとなになるということ。あらゆる変容には死が伴う。変容するとは異なる存在の在り方へ。それまでのものは死ぬことに。自殺企図。背景に変容やInitiationが隠れていることも。見逃さず一緒に見つめることが。
Constellation。コンステレーション。星座や星の位置。大体は不変だが。海王星や冥王星。一定の動きはするが、変化することも。要素、条件、状況などの複合した情勢、めぐり合わせ。不思議な符合。物事には因果関係があるだけでなく、場の勢いというものもある。易。内的なテーマに符合する外的現象が起こることは驚くほどある。死がコンステレートされることも。Constellationを読む。死というものがコンステレートされる。ときの意味や変容の意味。
Initiationに戻る。成人式。結婚、卒業、定年などの。結婚式。息子や娘として死んでいく。花嫁の白無垢は死の衣装。死の自覚がない結婚式。Initiationにはならない。息子や娘のまま、実家と切れずにトラブルが。近代以降の社会は神話的宗教的状況が消えて合理的な。Initiationが無くなっている、HAPPYなものになった。死の経験が無くなったという事実。
死について更に検討を。フロイトが発達を心理的性的発達と。3歳4歳ころに、赤ちゃんはどうやって産まれたの、と。どうやってこの世に?自然な疑問。意識を持つ存在の証明。この世の中にどうやって生まれでたものか。根源的な問い。弟や妹が生まれる時期だったとしても。小さい頃から向き合うこと。どのようにこの世に?子どもたちは経験的に、5歳6歳ころに、死んだら何処に行くの、という根本的問いが。祖父や祖母の死や葬儀がきっかけ?臨床的には必ずしもそうではない。何処から産まれて何処へ行くのか。投げかけられる大人を立ち止まらせる。現在においては根源的問を避けて現実へと逃げている。人間存在の根本的問に向き合う。ハウツー式の答えはない。生涯に亘り取り組む。教科書的答えでは満足しない。大人がその人なりの答えを語って初めて子供は納得する。ある6歳の子供がプレイルームに。死を意識している?箱庭に墓を。母親面接。流産をされた。夫婦とも思いを馳せることが出来なかった。小さな赤ちゃんがおくられているというマリア像などが箱庭に。マリア像が赤ちゃんを見送る。箱庭の枠の角に石が置かれ、中央の池に魚が。神様の国という別の箱庭。天国のイメージ。赤ちゃんと小さな子供。無意識的に取り組んできた作業は、小さな子どもの弔い。喪の作業。産まれようとして産まれなかった卵。この世とあの世の橋まで赤ちゃんを送り届ける。境界の石、墓を象徴。同行したのは子供自身。ある意味驚くべき、自然なこと。流産を送り届ける仕事は両親の役目だが、事情により喪の作業が出来ないのが人生。言葉にされない事情に明るいのは、子供、高齢者、障害者。小さな子供が引き受けるのは稀なことではない。心理的弔いを。きっかけのあるなしに関わらず、人間存在にとっての根源的問を。死んだら何処へ行くのか?神様の国というイメージ。父がどのように神話で語られるか。意識を持った人間が死んで意識を失うと、神の国に戻る。死者が赴く先のイメージ、彼岸。魂と表現されるのものは神の国に。何らかの事情で彼岸に行けない場合は、誰かが喪の仕事を引き受けることになる。ヨーロッパでも日本でも。非科学的?

 

心理カウンセリング序説 (放送大学教材)

心理カウンセリング序説 (放送大学教材)

 

 

期待。

「期待の新人」というフレーズが日本では良く用いられる。類似表現としては、「期待の新星」「期待のホープ」などがある。マスコミはこれまで取り上げられていない素材を追い求めている。単に人物を取り上げただけでは、知っている読者には注目してもらえない。なので新しく現れた人間に対して結構甘口の記事を書く。そしてまた新たなものを追い求める。継続してfollowするという習慣はなかなか身に付けられない人が多い傾向がある。マスコミに取り上げられたからと言って有頂天になると後で泣きを見ることになるのだろう。

見知らぬ作業員の横行。

いつも通うコンビニにeat-inのspaceが復活したので、昼休みはそこで暮らしている。blogを書いていると、黄緑の作業着を着用した方々数人が「トイレ使いまーす」と大声を上げて入ってきた。入口の側にレジがあるのにも関わらず店員さんには何も許可を求めずに。元々toiletは故障しており扉は開かない。「何やねん」などとまたがなりながら出て行った。外での作業をされていると思うのでtoiletが必要なのはよく分かる。私にも経験がある。しかしコンビニなどが当然のように提供していると考え、さも当然のようにのし歩くのはどうだろう?toiletを維持するにも清掃や修繕などcostが嵩むということは理解していないのだろうか?一気に嫌な気分になりblogのネタにしている。店員の立場としては100円位でも何か買って欲しいものである。

生活経済と環境(生活経済学第14回)

価値観を変えるのは容易でないかもしれないが、将来に亘り生活を継続していくには欠かせない。

 

重川純子。環境問題。環境政策や制度。持続可能な生活。
自然の循環と人の生活との関わり。自然を基盤に。自然界の様々な資源を採取して様々な活動に利用。かつては生態系の循環の中だったが、自然が破壊されつつある。自然消費量と自然の生産能力を対比させて地球の環境容量を、エコロジカル・フットプリント。人の活動の自然への負荷。10年の時点で1.5個の地球が必要。必要地球数。70年代後半には1を超えて上昇し続けている。日本のライフスタイルを全世界が行うと2.3個必要。自然を基盤とした生活の持続可能性を低下させる。持続可能な、サステイナブル。sustainable。環境問題に限らず用いられる。87年に環境と開発に関する国連会議。我ら共有の未来。持続可能な開発。将来世代が損なうこと無く今日の世代の欲求を満たす。世代間公正。南北問題も。国際自然保護連合などが共同で作成した新世界環境保全戦略。生態系の収容力の範囲内へ。生態系へと拡大。負荷が大きくなっている。生活の変化と環境の関わり。産業革命。物の生産力の増加。移動距離の拡大。経済の拡大。次々と生産を拡大し消費も拡大。二酸化炭素の排出量。50年ころから著しく増加。先進国において大量生産大量消費が。継続の為には大量廃棄も必要。社会経済システムに生活が組み込まれる。豊かさの実感。近年ではアジア諸国からの排出量が増えている。移動が容易に。輸送の容易さ、産業構造の変化、安さの追及。生活の資源の輸入依存度が高まる。ブラックボックス化。経済行為という正当な?行為により生態系の破壊が。意識の面からも離れていく。日々の生活の環境への負荷。二酸化炭素の排出量。日本。産業部門の割合は減少傾向。家庭の占める割合は増加傾向に。90年に比べ6割増。一般廃棄物の65%が生活系。生活からの環境負荷の削減には結びついていない。原因結果ともに個人的な結果の場合。問題に気づけば改善への対応に結びつきやすい。環境への負荷の場合、問題に気づき行為が結果に結びつくことが分かりづらい。個人的な判断ではなく社会にとり問題なので国や地方自治体などが環境政策を。2種類の市場の失敗。外部不経済の是正、公共財の供給。市場での取引が市場の外側に影響を及ぼすのを経済性。不経済性。環境への負荷が社会的費用を。公共財。利用する人が増加しても追加費用がかからない。タダ乗り、誰かの登場を待つ。公的機関の対応が必要。
環境政策の法律の概要。公害による被害が社会問題に。67年。公害対策基本法の制定。70年には14法案が。71年には環境庁が。01年には環境省に。72年には人間環境会議において人間環境宣言が。環境保護への転換の必要性が。72年のOECD。汚染者負担原則が提起。政策の後退も。80年代にかけては停滞期とも言われる。92年には環境と開発に関する国連会議、地球サミット。リオ宣言。アジェンダ21の採択。気候変動枠組条約などの締結。生物多様性基本法などが。事後的な対応。環境問題を食い止めることが出来ない。93年。環境基本法。環境保全の基本理念。持続的な発展が可能な社会に。国や地方公共団体、企業の責務や国民の責務。環境問題の予防的措置。環境アセスメントを法制化、97年に。00年には循環型社会形成推進基本法が。基本的枠組みを示す。生産段階で資源の調達から廃棄後まで一定の責任を、拡大生産者責任。処分の有効順位として発生の抑制、再利用、熱回収など。3R。ごみになるものは断る。11年に環境教育等促進法。原因者を誘導したりするなどの間接的な行為も。基盤的手段。経済的手段とも。負荷の高い活動に課税したり補助金を支給したり。排出権取引を認める。デポジット制度。利用者負担。外部不経済で生じる社会的費用の内部化を。北欧では70年代に炭素税が。12年10月に日本でも。排出量に対する課税。間接的手段。事業者自身が実態を把握し事業活動に反映させる。購入する側が環境負荷の小さい製品を選べるように。容器包装リサイクル法。分別収集。生産者側に再商品化の義務を。レジ袋有料化。マイバック持参率の上昇。リサイクル費用負担。上乗せがしやすくなる。リサイクル費用を含めた価格を。消費者側生産者側共に行動を誘導できるような仕組みを。基盤的手段。誘導制御。OECD12カ国で成功した環境政策。市民の意識が高いことが重要。環境教育など政策の組み合わせを。
日常の生活の中での環境負荷の削減。70年代の初め。現在も行動指針として。具体的行動に。グリーンコンシューマー。循環型社会。グリーン購入法。国や独立行政法人等が環境物品を選択すること。国民にも出来る限り。各個人がグリーン購入などをするのが重要。グリーンコンシューマー全国ネットワークによる10原則。先ずは必要なものを。借りる共有するなどの利用可能性の検討を。購入する場合は資源採取から。ライフサイクルアセスメント。
商品に対する投票行動。購買行動。環境負荷の異なる商品の中から小さい製品への選択。循環の中に位置づけ。リサイクルについて、リサイクルできる方の選択を。リサイクルは自然採取の減少に繋がらないことも。近年では使用済みペットボトルの。環境負荷の低減と取り組み。より環境負荷の小さい行為を。消費者として貯蓄においても環境に配慮した行為を。企業や個人の行動に。環境金融。社会的責任投資。企業の環境への取り組みの情報が必要。投資信託のエコファンドへ。12年6月の内閣府の世論調査。ゴミ問題は殆どの人が重要と捉えている。詰替商品の利用や簡易包装を。重要と思っていても実行率は40%未満に。環境白書などでの環境省の実験。適切な廃棄に。問題の状況を情報提供、可視化が効果的。一人ひとりが実態を知ることで生活の改善点を知ることが出来る。家電別の消費電力の割合など。冷蔵庫と照明設備。何に取り組むと効果的なのか。環境家計簿。丸の数で把握したり様々。環境負荷の実態。エネルギー関係の機器を繋ぐ。把握した実態を下に。PDCAサイクル。HEMM。未来の誰かに向けたもの。現在や将来の自分の生活に関わる。持続可能な生活。循環型社会へと。経済合理性から、資源効率を高める環境合理性へと変えていくことが必要。持続可能な社会を作るために、個人企業国NGOなどが負荷低減に向けて何が出来るか、相互に連携を。NPO法人の内、3割が環境保全を活動内容に。皆が消費者の立場に立っている。様々な立場に身を置く、価値観を変える。相互作用を持つ家庭や社会の中で支配的な考えを見直す。設計変更も可能。自然の恵みを直接感受して価値観の変化を。省が教育の中に据える仕組みも。感性と理性双方に働きかける。
金融教育、消費者教育。教育の必要性。背景と具体的内容。

 

生活経済学 (放送大学教材)

生活経済学 (放送大学教材)

 

 

スパイ行為。

恐らく日本人に一番馴染みが深いスパイはリヒャルト・ゾルゲ氏ではないかと。ソビエト連邦は日本と朝鮮半島や満州地域などを巡り勢力圏争いを繰り広げていた。いわゆる帝国主義国家間のそれである。恐れていたのは日本陸軍が戦争を仕掛けることであった。日本陸軍でも仮想敵はソ連であることは周知の事実だった。41年の段階では資源獲得の為に南進論に傾いたが、本当に戦争を仕掛けないかは確信が持てなかった。ソルゲの諜報活動で裏が取れ、ドイツとの戦いに総力を注ぐことが可能になった。今にして思えば、日本陸軍がソ連領に侵攻しても資源は無いしソ連内を支配するのもかなり無理があるけど。

針を動かす妖精さん。

今日は早起きしたが、家事やnet checkをしていると眠くなりBGMを聴きながら二度寝する。起き上がると7時40分。少しは疲労が取れたかなと思いiPhoneを見ると、何だか違和感を覚える。良く見ると画面最上部の中央の時刻が7時30分になっている。下にiPhoneの画面を。

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iPhoneの時刻が狂うのは初めてみたなあと思いながらacerのPCの前に戻ると、右下の時刻も7時半。念の為に117番にかけても同じ。どうやら妖精さん(と言っても余剰人員気味の中高年社員では無い)が時計の針をずらしたらしい。早くに気付いて良かった。なお腕時計は所謂チープカシオ。

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