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協力の交換モデルと「囚人のジレンマ」問題(社会的協力論第4回)

営利活動と非営利活動、双方を追い求めていくのが今後はますます求められていくのではないかと感じる。

 

協力を考える幾つかのモデル。交換。日常生活で当たり前に。毎日生活する中で他の人との間での協力活動を。私たちも助かる。コンビニでの購入。コンビニと私たちの協力活動を。協力を広げて考えると協力の交換モデルが。どういうものかを定式化。AさんとBさんが。その間で経済取引を。AさんがBさんに商品を渡して、貨幣を渡す。1セットを交換と呼ぶ。経済社会を広く考えると交換以外にも政府での支配モデルによる贈与。コミュニティの中では互酬モデル。身近な人の間では自給自足モデル。交換モデルは一部だが、たいへん強い作用として定着。第一番目の協力モデルの典型例として交換モデルを。経済取引を超える。事例をインタビューで。
交換モデルの定式化。18世紀のアダム・スミス「国富論」。人々の間の交換性向。人間の本性としての交換が。およそ3つの理由で経済効果が。両方ともに参加が合意されている。お互いの合意がなければ経済的交換は行われない。両方ともに満足が得られる。効用最大化。前よりも満足する状態に。最終的に両方とも調和の状態に。片方が損害があると協力体制が崩れる。
経済取引の現状。映画館にInterview。横浜の支配人。ジャックアンドベティ。どういうサービスを?お客様に映画を見ていただく。チケット料金を。それ以外に売店でパンフやお菓子などを。映画館としては興行を。映画産業の中では?映画を制作する制作会社なりがあって、配給する配給会社。興行会社が。映画をお借りする形で上映する。見ていただくのが興行の仕事。サービスを提供して。映画館側はどういうメリットを?お客様の反応は?どういう動機で沢山お客様が来るのか。お客様の動向がわかれば良いがなかなか難しい。30年前の映画が娯楽の王道だった場合。寅さん映画で一杯に。今は違う。集まらない映画も。派手に宣伝する映画もあれば低予算の映画も。映画館毎に。名画座やミニシアター。ヒット作やヒット作ではないが見るべき映画。選び方の意図は?基準や傾向。映画館が他の多くの映画館と違う。シネコン。そういうところはチェーン映画館に。独立系。どういう映画を選ぶことが出来る。上映していきたい方向性やお客様の趣向も。シネコンが多く同じものを。東京では上映されていても横浜ではやっていない映画が。良作を選んだりもする。観客の人を読む。小規模であってもある程度のお客様が来る。満足をしてもらえるもらえない。色々あるが、ドキュメンタリー映画を好む人が多い。社会的問題を扱う。海外の問題も。年配の人も喜んでもらえる作品を。東京に比べて客層に高齢者が多い。映画館だけが儲かるというシネコン形式。ではなくて小規模で採算を取っていく。運営の形態としては?採算が取れる取れない。閉まってしまう映画館も。05年に閉館したのを再開している。見合ったお客様が来ていただかないと支払いが滞りたちいかなくなる。お客様の動向を見て回っていく範囲で対策をして来ていただく。シネコンではあまり上映されない映画でお客様が来られた映画は?若松孝二監督の「キャタピラー」。若松孝二監督はミニシアターを応援する人で横浜は任せておいていただいていた。最近は足を運んでいない人も。洋画では12年の「ルワ-ブルの靴磨き」。年配の方でも楽しめる心あたたまる感動できる。「クロワッサンで朝食を」。タイトルの響きも含めて最近来ていなかった人が足を。映画館の産業。AD活動の面。興行サービスを提供する。観客が料金を支払う。双方ともに調和の状態に。双方が協力活動を。採算性の問題。協力の交換モデルで重要。しかし難しい。名画座という独立系の映画館では。観客と映画館の関係で、シネコンと呼ばれるような人気の高い映画を集めるのも可能。そればかりだと名画座という活動は出来ない。観客の方もシネコンばかりでは名画が見られなくなる。採算性ばかり追い求めても映画業界により良くならない。娯楽性を追求する観客だけだと名画座が存在し得ない。社会への影響が違ってくる。囚人のジレンマ。刑務所に繋がれている罪人。共犯者のAさんとBさん。自白させるというゲーム。双方とも黙秘すれば罪が軽くなるし、双方が自白すれば罪が重くなる。自白することを検察で誘導することがよくある。短期的には自白しないより自白したほうが刑が軽くなる。長期的には双方とも自白してしまいかえって罪が重くなる。最終的に社会的利益が悪くなるのが囚人のジレンマ。長期的な視点で交換行為を考えなければならない。社会的事実も重要。
経営に関してどのくらいの範囲の人が経営に関わっているのか、配給や制作とどういう関係があるか?05年に閉館。半年くらいのブランクで。当時に街づくり活動に参加していた。映画館などの分活動で街づくりを。運営会社が厳しく引き継がないかと。営業できる状態だったので出来るところまでと会社形態に。シネマジャックアンドベティは興行を主の事業とするが、単純に映画館の営業だけでなく街の賑わいを。文化的な活動。具体的に色んな結びつきが?最初の頃はまだ映画についても素人。ボランティアにアドバイスなどの協力を。映画館はある程度は開かれているので、横浜の他のところで新たな企画を。上映会などを。横浜市が文化観光局の映画支援事業を。映画祭をエリアで開催した時に認定すれば支援を。5つくらいの映画祭を引き受けて運営委員が企画を。文化観光局の認定を。そういう部分は何故協力するのに意味が?映画祭を幾つも。中華街でも映画祭を。人員が足りないし予算もない。実質的にボランティアの協力がないと。映画祭などの機会ではstaffで映画を決めきれない。やり甲斐を見つけていただく。コミュニティとしての成り立ちに成り得る。ボランティアや地域の方、映画を持ち替えてくれる方。開かれた映画館に。横浜というのは広いエリアに色んな街が。連動しないのは勿体ない。共同で動いたり。広がりを。お客様も映画祭を楽しんでもらう。協力してくださる方も集まってきた。目の不自由な人向けの上映会。美空ひばりさんの映画の上映会。東京で目の不自由な人向けの上映会をする団体が。シティ・ライツ。ラジオの簡単な送信機とラジオがあれば音声ガイドが流れる。絵を想像しながら見てもらえる。横浜のチームを作っていただける。横浜ライブシネマ。音声ガイドを運営してくださっている。映画好きの人が。読み上げてくださる方もプロの人だったり放送研究会の人だったり代々木アニメーション学院の人だったり。映画館を中心にボランティアでやり甲斐を持った形で。支配人としての役割は?リーダーとして?媒介者として?一員として参加。こういう作品が決まったので上映しましょう、練習の場所を。協力体制を。中心なのが学校の先生。お金にはならないが地域のためやボランティアとの協力体制。どういう意味が?日本でも月に2回音声ガイド付きの上映をしているのは何処にもない、映画館としてのブランドになる。ボランティアの方などが映画を楽しんだりする参加の仕方。コミュニティを映画館として持てるのが。営利活動だけではなく。交換モデルにも2つある。映画館としての採算。相互に経済的満足が必要。経済的交換。もう一つの交換。社会的交換。成立するためには街づくりなどの責任。1つのcommitment、義務感。法律に因る場合や道徳観による場合。交換が一種の所有権の移転の場合も。契約という形で。経済的交換。社会的交換。社会による形成。協力は交換により成り立つ。2つの交換モデル。自己利益に基づく交換。社会的な交換。地域や集団の中で成立。

 

社会的協力論―協力はいかに生成され、どこに限界があるか (放送大学大学院教材)

社会的協力論―協力はいかに生成され、どこに限界があるか (放送大学大学院教材)

 

 

所有。

辞書的な定義だと、自分のものとして持つこと、となるだろうか。それを法律の世界では所有権と呼ぶ。所有権の定義は、「物の全面的支配すなわち自由に使用・収益・処分する権利」となり仰々しくなるが、他の人間に対して自分のものであると主張できること、と考えて差し支えはないだろう。ただ書籍を持っているとして、書店から万引した書籍の場合は、所有していると言えない。自分のものではないのだから。単に所持している場合は、占有権を持つ、と法律の世界では言われる。要は所有権と占有権は別の概念であると区別することが肝要である。法律学を理解する際にはこの辺りが障害になってしまうことが少なくない。細かいと思えるだろうが概念の峻別は必要。

119の代わり?の#7119。

数日前に回覧板がポストに入っていたので、次の所へ回す。私の町の住民組織は最小の単位を班と呼ぶが、大きい班では30戸くらいあり、なかなか戻って来ないと或る班長がボヤいていた。それはともかく、こんな書類が回ってきている。

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最近は緊急でもないのに119番にかける人が多いらしいが、そもそも119をして良いのかが分からない場合のダイヤルである。#7119、なのだが、大阪府以外でも汎用性があるのだろうか。過去に一度かけたことがある。目眩が酷くてかけたのだが、症状を伝えると即座に119して下さいと返って来る。それで救急車に乗って脳のMRIをとった。大したことは無かったが、たまたまなのだろう。勿論だが、倒れるなど緊急の時には119番するのを躊躇わないのが肝要。なお警備員をしていた時には、躊躇わないで119をするよう指導があった。余計な責任が背負わされる可能性があると教わった。

協力関係のフォーマル化とインフォーマル化(社会的協力論第3回)

フォーマルな関係とインフォーマルな関係。双方の行き来が必要なのだろうと感じる。

 

集団として行う。一致しないと目的が一致したり手段が一致したりしないと協力活動は存在しない?何故一致するのかに注目。その考え方。インタビューに所沢市役所に。重要なのはインフォーマルな関係。非公式な関係の重要性。
フォーマル活動やインフォーマル活動。別れているものではなく、コインの表裏の関係。表面的に一致していても深い面で一致していないことが。逆もある。各活動がどのように現れるのか。住民と行政がどのように協力し合うか。慣習は長期的に形成。その中で問題が起こった時に、どのようにルールや条例を作るか。フォーマルな関係。AさんとBさんが協力し合う時に。政府組織を作ったり。市場のようなマーケットのような関係。互いに何かを与え相互に利益を得る。Aさんが上に。大きな力が存在できる。企業組織など。最大限に利用したのが近代社会。官僚制度を大規模に利用。フォーマル組織が何故必要とされたのか?大規模に利用するためにルールが必要。ルールを作り出すことが様々な形で可能に。フォーマル組織の発展に。市場の制度。官僚の制度の中で相互利益を得るのは良いこと。上下関係を作って大きな仕事を。市場制度の中では契約というルール。官僚制度では立法や司法が議会などでルールを作って適用する。沢山の人が参加できる形で法制化。フォーマル的な組織の中ではルールが共同の活動の理由をはっきりさせる。活動にcommitmentしやすくなる。肩入れが容易に。動機づけがうまくいく。技術ということが発達。科学技術だけでなく政策的な技術も大きな地位を。技術主義の役割。技術、ルール、動機づけを利用して潜在的に思っていたことを顕在化させる。フォーマル化の中心。ルーマンが定式化。隠れていたような潜在的な力を顕在化させる。より一層近代社会の営みをはっきりさせる。
Interview。所沢市役所に。危機管理課。空き家に関して防犯対策室が取り組みを。その内容。高齢化や遠隔地での居住、経済的事情で空き家が増える。近隣の人が迷惑を。相談事例が増える。空き家の相談窓口を一本化。全国初となる適正管理に関する条例。所有者に対し指導をして改善を求める。空き家。少子高齢化により色々問題に。具体的な問題は?生活環境面。雑草の繁茂。木が倒れる。葉っぱが落ちる。害虫が発生する。改善の指導を。なかなか行政が直接タッチできるたぐいの問題ではないが。インフォーマルな形で問題が。住民の中に問題があるのはどのように把握?調査やヒヤリングなど住民に聞いた例が?改善されない空き家で、自治会を通して所有者が出来なければ自治会で改善できないかと、要望書が。市の方で伝えて所有者さんもOKが。市の方で自治会の方と協力して。樹木の伐採や蔓の伐採を。行政と自治会の協力体制。条例というフォーマルな形に。平成21年4月に相談窓口を一本化。条例が特に無かったので改善のお願いを。根拠もなく住所を調べ通知を。何の根拠が?という話が。正式に指導するなら後ろ盾となるものが良いだろうと。条例作成について検討を。住民たちで話し合えることと行政が乗り出してくるのとは違う。条例を作るメリットは?最終的に改善されない場合については氏名を公表。警察との連携が。一文を入れて改善の行動をするきっかけに。実績も上がっている。更地にしてくださいという指導はしていないが、自主的に更地にする事例が3倍以上に。なかなか空き家の対策は難しい面が。難しいとなると、所有者の行方が分からない、亡くなっていて分からない、対応に時間が。分からないままに解決した事例もあるが。家屋が未登記のものがある事例。通知を送ったが返ってくる。以前借りていた方を知っていると近所の人が。調べてみたが借り主さんも分からない。倒れそうだったので荷物をそのままにして出る。何年かそのままに。たまたま去年の夏に借主さんが、所有者さんが壊すと、そして更地になる。所有者さんが判明しないと一番困る。相手が居ないと指導も出来ない。行政がどこまでやるか?フォーマルな条例が無いと対応できないことも。悩みのレベル。全体として対策によりどのような評価が。最終的な効果は空き家という問題について所有者が定期的に管理するのが一番良い。近所の人も何処に連絡すればよいのかわかるので、地域の中でコミュニケーションが生まれれば市が関わらなくても解決できる。近所の結びつきも出来てくる。よりよい地域社会の実現に。インフォーマルな形では解決できずにフォーマルな条例を。更にインフォーマルな話し合いが進む。
もう一つの事例。所沢市役所の高齢化対策。サービスの概要。配食サービス。安心して自宅で暮らすことが出来るよう食事を届けて安否確認も。住民の65歳以上は誰でも。週6日の配食。日曜以外。手渡しが原則。地域包括支援センターや高齢化支援課に連絡がいくように。食事に困っていることが各地域で。配食サービスの特色は?通常は業者に補助金を支払う。利用者は安く。所沢市では助成がしていないが、見守りが出来るというメリットが。全額自己負担だが、付加的な特色が。包括センターが通報を受ける。どういう通報が?業者が利用者に弁当を届けようとしたが応答がなく、玄関を開けたら倒れていたのを確認。救急要請をして一命を取り留める。自立して生活できれば良いがなかなかうまくいかない。行われた理由は?高齢化の進展。高齢者率も高まっている。単身高齢者の増加。安否確認の重要性が増している。見守り機能を。平成17年から。色々なメリット。配食サービスの。日頃高齢者の方が偏った食事をしてしまうことも。バランスの取れた食事を。健康状態の改善に。見守りの機能も。必ず手渡しで。利用者の異変に気づき関係機関に連絡。地域包括支援センター。救急車要請など。業者が対応。行政のサービスが出来る部分と出来ない部分。ルールの範囲内でしか行政は出来ない。業者の方々を連携させることで見守りの機能を。行政が直接は出来ない。どういう形で出てきたか。見守り機能をつけることで不安から安心して生活を。家族にとっても異変があれば連絡してもらうことが出来るという期待。業者の立場ではお金を貰えば終わりで良い?何故引き受けているか。業者の方も高齢者と顔なじみに。関係者との連携が取れてSmoothに対応が出来るという社会貢献の意識が。市役所としては業者に応える仕組みは?高齢者の方が具合が悪くて命が救われた。表彰状を。業者との連携で行政の幅が広がり、業者も業務範囲を拡大。難しい問題が起こったことは?事業者の方が気づいた時に連絡をすることになっているが、どれくらいの異変が起こった時に連絡をしたら良いか迷うことも。少しでもあれば連絡を、と。配食サービスは需要として高齢者に存在。インフォーマルな形で。こういう形で行政と連携。フォーマルな形で配食サービスに支援を。市役所としてはフォーマルな形で調整をするということは?どのように支援を?見守る際には地域全体で。でないと異変に気づかない。近所の人や業者の人の協力が必要。高齢者に対して配食サービスを行政と民間業者との協力で。配食サービスと見守り機能。安否確認。行政でもこれまで行われていたわけではなく、民間業者もしていなかった。費用もかかる。それを含めた形で。どこまで見守りをすればよいのかが問題。病気を持っている高齢者とそうでない人とでは対応が違う。住民の方々のインフォーマルな組織に頼らざるを得ない部分が存在する。インフォーマルな組織、インフォーマル化が重要な地位を。フォーマルなだけでなくインフォーマルな活動を組み合わせる。インフォーマル活動とは?米国のバーナードの定義。不明確。明確でないところに特徴。形のない集合体。住民の中での習慣や長期的制度でようやく育つ。1日2日ではない。近代社会の中では混合的に提供すれば失われてきた多くの機能も回復するのでは?フォーマルな社会の中でインフォーマルな組織が。コミュニケーションが住民の中で定式的でない問題を話し合える。形式的組織では無理でも、人々の集まりが凝集性を持ったものに。自然な形で協力活動を行える。協力が最終的に成立するにはフォーマルな関係とインフォーマルな関係、双方が必要。繰り返しにより協力活動が成り立つ。

 

社会的協力論―協力はいかに生成され、どこに限界があるか (放送大学大学院教材)

社会的協力論―協力はいかに生成され、どこに限界があるか (放送大学大学院教材)

 

 

実証主義。

実証主義とは今風に言うとエビデンスを根拠にして理論などを組み立てるということである。この実証主義を法律学に持ち込んだのが法実証主義と呼ばれる考え方である。要は社会的事実たる法律の条文を基盤にして法解釈学を組み立てるという意味になるだろうか。そう述べると当たり前の話のように受け取られる。ところが、法実証主義という術語jargonは、法解釈学を生業にしている人間からは忌避される傾向が強かった(私が大学生の頃の傾向だけど今も同様かも)。条文を変えれば何でも主張できるのでナチスに悪用され第2次世界大戦に至ってしまったというのが主な理由のようである。しかし印象論ではないかという感想も持ってしまう。

雨柱の中に入り込む。

雨柱という気象現象があることを昨日に知った。Tweetをキャプチャしたものを見てもらうと分かるかと思う。

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御覧の通り、降雨がある地域と無い地域とでハッキリと区別がつき、柱の中では猛烈に雨が降っているのが分かるであろう。大阪府と京都府の境目で起こった(枚方市もそうである。ちなみに「ひらかた」と呼ぶ)現象なので、高槻でも起こったことなのだろう。勤務していてバックヤードから外を見ると猛烈に雨だったが、雨柱の中に入り込んでいたのだろうか。まあ雨が降るので少しは暑さもマシにはなっているのだけど。大雨にはならないよう祈る。ここ数年は台風でなくても水害は頻発するので。

ソフトウェア開発計画と見積もり(ソフトウェア工学第13回)

どんな仕事でもそうだけど、事前に見積をするのは極めて難しいこともある。プロジェクトXで取り上げられたものには事前計画もへったくれもないのが少なくなかったように思う。

 

横山真一郎。中谷多哉子。ソフトウェア開発計画と見積もり。ソフトウェアの規模の拡張。技術の発展。保守面などで様々な問題。固定業務対応。柔軟性に欠ける。未だに標準化が遅れていて拡張が難しく。製造技術の向上。プロジェクトと考えて管理的問題として解決。システム的アプローチは日本人にとり苦手?ソフトウェア工学。プロジェクトを成功に導くプロジェクトマネジメント。ソフトウェアのライフサイクル。プロジェクトの立ち上げ時に。
プロジェクトという用語の定義。独自の製品やサービスを生み出す有機性のある。成果物。始まりと終わり。独自性。プロジェクトは一般的に。不可能に挑戦する?前代未聞の計画。ピラミッドの建設。61年からのアポロ計画。特徴。成果物。最終結果。人類初の月面着陸。国家の威信を回復するという目的と目標。始まりと終わり。開始宣言。月面着陸。独自性はハッキリしている。プロジェクトの4つの要素。
ソフトウェア開発計画はライフサイクルの最初のフェーズ。立ち上げプロセス。プロジェクト憲章を作る。プロジェクトチームを作る。ステークホルダーを決める。日本企業は契約に対する対応を苦手に。思いの外時間がかかる、曖昧な点が理由。日本人は阿吽の呼吸や忖度。微妙な約束。明確なマニュアルが無くても進むから?
プロジェクト憲章について。重い感じのする言葉。それだけ重要。プロジェクトの所有者の許可証。プロジェクトマネジャーに資源を使用する権限が。目的は開始の宣言。運用する上で必要な基本事項。要素となる基本事項の考え方。作成の基本資料。ビジネスケース。作業範囲記述書。作業工程や作業内容や分担権限。中長期計画などにおける。dataに基づいて。事前に充分に検討されていれば難しくはない。検討されていないことが多い。発注者の思いがまとめきれていないことが。目的と目標。予算の概要。主要なリスク。取り巻く環境。ステークホルダーとプロジェクトチーム。実現可能性。スケジュール内容。成果物実現方法。スコープの概要。およそのスケジュールを。プロジェクトスコープ。範囲。目標や全体を規定。立ち上げフェーズで決める。具体的でない可能性がある?期待のようなもので良い?明示されているのは重要。実行しつつある作業の変更を要する場合の判断の基準になる。不具合や矛盾。プロジェクト憲章に立ち戻る。立ち上げフェーズでは他に?検討する際にmemberの検討。依頼されるソフトウェアの要望。計画に沿って進める。目標の次。作業全体のスコープを確定。コストや人的資源、リスクなどを検討。プロジェクトマネジメント計画書。作業計画においては憲章、プロセス。ニーズを抽出。要望に対して要件などが使われる。開発者の側からの言葉としての要件。要求定義。発注者の予見をステークホルダー毎に。プロジェクト憲章の関係としてのスコープ。計画段階ではスコープ定義。構成要素に分解。プロジェクト憲章には目的目標制約条件前提条件が明文化。要求文書。あらゆる要求事項が。スコープの検証を。顧客満足度。スケジュール、コスト。計画をどれだけ練り上げるか。制約条件が何であるのか、成功かどうかの判断基準は?スコープ定義が重要。プロジェクト要素や成果物。作業内容を分かりやすく。構成要素を細かく分類。作業分割。カレーライスを作る。カレーのルーだけでは無理。お米や具、何人分を?時間や予算は?それぞれについて細かく検討。どのようなプロジェクトも作業内容を大きな作業から小さな作業へ分割して。最初に分かるなら明確に。作業の分割手法。作業分割図。WBS。プロジェクトの成果物をブレークダウン。ワークパッケージ。プロジェクトを進めるために落とし込む。具体的作業内容。WBS。コストや所要時間の見積もり。
後はそれぞれの作業の時間やコストの予想を。計画段階での見積もり。WBSで洗い出された作業。要員やコストを検討。計画フェーズの段階。要望が曖昧だったり不確定な様子だったり。アクティビティを見積もるのは難しい?概算の見積もりで。プロジェクトは計画重視?計画は変更できない?間違っている。独自性はあるので予定通りに進むのは稀。約束に間に合うように出かけたのに遅れそうになったり。交通の復旧状況が分からないが外出計画を。段階的に詳細化を。デッドラインを。マネジメント。制約条件である人的資源やコストなど様々な事態を織り込む。品質管理。検査や消費者危険を少なく。品質計画は重要な役割。品質という側面。プロジェクトについては品質管理のプロセス。品質計画。要求事項を定めて方法を文書化して。品質計画からチェックリストなどを。第三者的観点から。品質管理のプロセス。手直しや予防は適宜。品質内容はステークホルダーが何を期待するか、スコープは何か。物のInternet。networkを通じてnetにつながる。便利になった反面、要求が多様化。品質への対応に不備があった場合に社会への影響が大きく。利害対立を考える必要。様々な立場の人が関わる。ステークホルダー。計画する上で。品質機能展開。設計の意図を。品質の大切さや作り込み。予算との兼ね合い。人的資源計画。進めるのは人。memberのスキル。役割と責任を明文化。個人の役割。意思決定。承認の権利を誰が持つか。コンピテンシー。プロジェクトの組織図。上下関係。WBSを関連付けた。ワークパッケージの担当者。階層上に。要員マネジメント計画。要求事項を満たす。役割と責任を明文化。マトリックス型の。RAM。memberの役割を4つに。作業を担当する実行責任。作業全般に責任。アドバイスを提供。情報を共有する情報提供。RACI。memberが各タスクを担当。チャート図に。ボトルネックの手がかりに。コスト計画。コストを見積もり予算を検討。コスト見積もりは概算金額を算定して見積もり根拠を。コストの考え方。あくまで見積もられる金額。それを基本としてコストの目標値が決まる。スコープとの関係のトレードオフ。ステークホルダーを考えて要求を把握して。コスト見積もりの手法。各資源の単価を。類推見積もり。過去のプロジェクトを参考に。アクティビティのコストを積み上げて。ケース見積もり。変数との関係を統計処理。過去の類似例を。内容によっては係数見積もりを。規模への対応。量の相違でなく質の相違を。見積もりを行うには個々のアクティビティを積み上げる。細分化して単純化することで。計画段階での見積もり。2つ以上の異なる方法で比較。大枠見積もり、検証など。大枠見積もり。検証用の見積もり。ファンクションポイント法など。開発規模で数十倍にも。規模が大きくなると能力は平準化。ソフトウェア開発規模。計算式。生産性指数。欠陥の発生に。工数は様々な条件から計算。難易度を元にしたファンクションポイント法。集計した値。開発規模を見積もる。開発初期段階での概算が可能。エンドユーザが認識可能。特定のツールに依存しない。標準化されている。プロジェクトの複雑性は反映されないが。非機能について反映しづらい。尺度が荒いなど。開発規模工数の見積もり。近年はdataの蓄積が簡単に。見積もりだけでなく。ボトムアップ見積もり。実際に積み上げ式なので、細かいものを積み重ねると多めに出る。個々の作業の見積もり。活用の際に成功不成功についての原因も整理できる。

 

ソフトウェア工学 (放送大学大学院教材)

ソフトウェア工学 (放送大学大学院教材)