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臨床心理学とは何か(臨床心理学特論第1回)

あくまで実践の科学であり、ドグマ化をしないことは現場で肝要ではないかと感じた。

 

倉光修。臨床心理学とは?学問の定義。心理臨床家の訓練や倫理。15年9月に公認心理師法。16年の時点では臨床心理士が主。臨床心理士の。加藤敬。こども心身医療研究所。
臨床心理学の定義。いかなる学問か?多様な定義が。人生における心の、理論と実践を内包。物質科学ではカバーできない領域も。対象と臨床医学の対象の違い。臨床心理学を心の病などを対象。医学における診断と治療とパラレル?心理的苦痛などを心理学的手法で。医学的モデルを。患者。病や症状の診断や治療。サイコセラピスト。心理アセスメントや心理療法。患者は自己を見つめ直すことも。学習理論だけでは対応できない。人生の問題や対人関係。心理学的モデル、成長モデルが。より良い自分を見つけ出す援助を。もっと多元的な見立てが。人生や自己を振り返る。文学的物語的認識を包含。人間科学という広いcategoryが必要。人生を物語る。物質科学ではなくて。人生の問題が係る例。過敏性腸症候群。ストレス系。薬物療法と行動療法。症状はおさまるが相談にのって欲しいと、父親で悩んでいるとのこと。恨んでいた父を許す。死ぬとキリスト教に入信。父なる神を。神父と仲良く。人生の物語の再構成。結婚することになったが予期不安が。行動療法を。不安が低減。人間関係が関わる不安との戦い。心理的成長発達のモデルが重要。行動療法。行動除去モデル。家族関係や人間関係における傷つき体験。夢を話したり箱庭を作ったり。自由画。克服を示唆するイメージが。パラレルに起こる。父親の死により新たな父親イメージを投影する神父。その導きで結婚。家庭を形成するのに不安が。死と再生のプロセス。診断と治療というより心理的見立てと心理的ケアという概念を。心理療法とカウンセリングの違い。厳密に区別する立場も。歴史的源泉は異なる。アメリカでも臨床心理士がカウンセリングを。ロジャース。来談者中心療法。心理療法の1つと。病因のアプローチにしても厳密に区別するのは難しい。心理カウンセリングは素人でも出来る?現状はそうかもしれないが、専門性が必要という認識に。話を聞いているだけなら専門性が低い。気持ちや問題を整理したりする様々な目的が内包。面接者がアセスメントをしながら傾聴。対応技術が含まれる。「プロカウンセラーの聞く技術」。共感的に理解を。現場では厳密に分けられない。治療者と患者の信頼関係が根底にないと進まない。転移関係。精神分析療法。より専門的な。
物理学をモデルに。心理学が。心的現象は物質的現象と存在形式が異なる。物質として測定できない。近年は数値化することに違和感を持たなくなっている。知能は数字で測れるというbelief。特性を適切に反映しているか分からない。知能指数は数字が変動する。障害者手帳の判断。ロールシャッハ・テストなどの投影法。個々の反応と全体を捉えて。専門的技能の熟達が必要。心理テスト。認知症などを心療内科。記憶力などをテストバッテリーで。心理テストは1つの理論を証明するために。色々な背景が。テストバッテリー。異なるテストを。心理テストは目に見えない現象を測るものさし。操作主義。仮説的な構成概念。隔たりから。ミスター平均は存在しない。あくまで仮説に基づく。バッテリーを組む場合も所見が有効な情報となるように。専門的技能の熟達が必要。患者に説明する必要がある。
臨床心理学は応用心理学であるか。医学では理論を実践に。ある部分では医学の応用と。臨床心理学。コーチン。神話の1つに一般心理学があり臨床心理学はその応用?事実は違う。心理学的ケア。一般心理学から応用は殆ど出来ない。スピリティズムも。一種のbeliefを。物質科学では捉えられない。実験心理学や基礎的心理学。認知理論。70年代当時から1つの独立したジャンルと。実践とその方法。芸術的な要素も含む。個性技術的アプローチ。サイコセラピストはアーティストの側面も。人間という存在は多面的。基礎心理学でも1つの人間像が。記憶心理学において否定的な反芻規則。臨床に役に立つ。マインドフルネス。瞑想が元。うつ病の再発予防に。精神分析にも。社会心理学では自己認知から。自己注目。うつ病の心理治療に。学際的交流が始まっている。様々な現象を。固定的な見方ではなくて。どんな学問でもドグマ化して他を否定してしまうので注意を。全てではない。1つのアプローチだけなら受け入れやすいので注意。患者が依存しないようドグマ化しないように。宗教や思想など。自分の思想だけが正しいと思いがち。理論や技法を利用するには心理的な距離を保ち一緒に取組むように。モデルは柔軟に変容できるように。患者に合わせて。
有効性の統計的検証。evidence。二重盲検法。効果の差を検定。両方の患者がある程度均質な2群を。医師にもわからないように。臨床心理学では極めて難しい。統計的検証が出来るほどサンプルが多くない。マニュアル化しづらいものも。二重盲検法が取れない。自分のしているアプローチが分かってしまうから。有効性が薬物のように証明できない。恣意的変更が。膨大なdataを検討する研究も問題。全ての人につき有効だとは言えない。ESTS。アメリカ心理学会でさえ誤用だとしている。慎重さが求められる。統計的検証に耐えるアプローチには意味がある。evidenceがあるアプローチだけを。非倫理的だと。最終決定権はクライアントに。他が判断するのは非倫理的と。患者一人一人を。マニュアルでは無理。実践の中ではナンセンス。ドグマ化が。範囲が狭くなる。多くの治療理論は貴重なものとして活用可能。統合折衷。四次元のアセスメント。患者の形態。患者の発達的課題を。問題のメカニズム。環境的な因子の特定。どの次元から介入すれば良いかを。問題の外在化。枠組を作り共に向き合う。人前で話すことに緊張を。交感神経系の。脱感作療法で。枠組で捉え直されて冷静に。関心相関性。西條剛央。理論や概念の意味が相関して変容。関心や欲求に合わせて理論も変化させる。医療者側の関心理論の変化。テーラーメイドのような形で。相互の認識。信頼関係の構築が。クライアント中心療法。統合折衷的態度の背景。
専門性を持つ臨床心理士になるには。苦しみの追体験を。研鑽を続けること。何らかの資格を得た後も。資格更新制度。公認心理師。臨床的実力を高める必要が。医師の指示を受けるので様々なアプローチを折衷統合する必要も。初期の病院。臨床心理士の成立。スクールカウンセラーが。地道な働きを。市民の理解に。教えてもらったことが多い。特に研修においては。公認心理師には研修システムがないが、個人個人の自覚が鍵に。出来れば研修制度を。出来なくても自己研鑽を。スーパービジョンや事例論文を書いたり。臨床経験を積んでも一人前になるには10年ほどが。クライアント中心療法。人間観を通じて人間を見る。学派を選択してそれを基盤に。しかしドグマ化を防止しなければ。偏狭な姿勢だと良くない。指導する先生もドグマ化をしないように。院生の頃は多くの学派に共通する臨床的精神を。その後で一つの理論を。共通の部分を学ぶ。キャリアの続く限り学び続ける必要がある。倫理とも深く関わる。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

 

 

悪徳。

また青木雄二先生の「ナニワ金融道」の話になる(あのなあと思う方はコンビニでも最近は売られているので立ち読みをしてもらいたい)。帝國金融の顧問弁護士として悪徳栄先生が出てくる。「悪徳の栄え事件」から名前は引いてきたのだろう(知らない方は検索されたし)。外見はかなり胡散臭い。帝國金融の社長から手腕は高く評価されているらしい。まあ主人公の灰原達之がトラブルで警察に捕まった時には、何とか釈放されるように動いたらしい。それを自分の手柄として灰原から弁護料を分捕ろうとしている。しかし警察も馬鹿ではないから、関係者の供述の裏取りをして、その上で釈放の判断をしている。なので何処まで悪徳弁護士が貢献したかは明らかでない。それに顧問弁護士なら顧問料が入る筈だから、刑事弁護も顧問契約に含まれないのだろうか。まあ灰原の私的なトラブルなので彼から弁護料を取るのも頷けるかもしれないが。

ホーム上の定期の落とし物。

朝の通勤で阪急電車のホームを歩いていたら、床に定期券が落ちている。裏返してみると、阪急電車と某公共交通機関の連絡定期券である。拾い駅の改札横のサービスセンターに居る駅員に届ける。定期を発行してもらう時に連絡先を届けている筈なので、落とし主に戻ってくるであろう。私も学生時代に通学定期を落としたことがあるが、直ぐに他の方が拾得され手元に戻りホッとしたのを思い返す。

昭和末期のことになるが、聖徳太子(今では別の呼称で呼ぶようだが)の図柄の一万円札1枚を道路で拾ったことがある。交番に持っていったら、やたら沢山の書類を書かされたのを記憶している。今はどうだか分からないが、当時の拾得物法はかなり手続が煩雑のように感じた。まあいい加減だとtroubleになりかねないのは分かるけど。その時は結局は落とし主は現れず、メデタク(?)聖徳太子をゲットすることが出来た。まあそんなluckyは再び現れないけれど。泡銭は身に付かないとも言うし。

社会調査のデータと統計分析の考え方(社会統計学入門第1回)

大学では統計学を殆ど学ばなかったので、きちんと体系的に学ぶべきなのだろう。

 

林拓也。人間の行動や心理や経済自然現象を数量的に把握するために統計学が。幅広く応用されている。社会統計学の分析の結果、記事などを通じて。ある家庭における経済力と進学率の関係。保護者の年収。子供の高校卒業後の各進路。大学などへの進学や就職。4年制大学への進学率。保護者の年収と比例。年収200万未満の場合は28%。1200万円以上は62%。就職。35.9%と5.4%。年収が高くなるほど大学などへ進学。進学機会が経済力に左右されている社会状況。具体的dataを根拠として。子供の教育機会の現状。生活に関する様々な実態調査、内閣の支持率などの世論調査。マーケティング調査。膨大な数や種類の社会調査が行われている。研究者のdataを二次的に利用する仕組み。データ・アーカイブの仕組みも整いつつある。情報技術の発達。dataの集計がしやすく。集計されたdataを取り込む。国勢調査が5年毎に。総務省統計局の。ホームページやDownload。個人が特定されないよう慎重な処理が。一握りの専門家には限られない時代。多くの人がアクセスを。受け取る側にも相当の技量が求められる。統計的知識が無い状態では充分な理解が出来ない。数値の羅列。何から手を付ければ良いか途方に暮れてしまう。統計データ時代が身近なものになったとしても分析結果を読み取れなければ専門家の分析に頼るしか無い。質問紙調査法を。統計手法。多数の人々の実態を。社会の人に還元され広く知られることに意義がある。調査の意義を著しく損なう。統計データを十二分に活用を。統計分析について基礎的な考え方や手法を。
分析を行う対象のdataがどのように得られるか。社会調査による。様々な種類の方法が。アンケートという調査。調査票を構成する質問。性別は?現在どのような仕事を?質問番号ごとに個別の質問が。調査対象者や回答者。それぞれの質問に回答。回答の仕方については選択肢が用意されていることが多い。性別については男性と女性。どちらかを選ぶように。ある意見に対する賛否を。賛成や反対、どちらでもない。質問によっては自由回答も。仕事に対し具体的内容を。自由回答の場合にもそのままではなく似たような回答をひとまとめに。学校の先生という回答と生徒の教育。教員という区分にくくられる。回答者1人に質問の分だけの回答データが。質問の数×回答者の数、のdataを分析対象とする。大量のdataは整理した形でまとめておかないと効率よく引き出せない。形式のデータセットとしてまとめられる。2つの異なる時点において300人から。時点1に調査が、集団Aに属し賛成と。次の行。時点1に調査が。集団Aに。反対と回答。それぞれの行を横方向にして回答者の情報を。それぞれ300人ずつ。合計600人が縦方向に。dataを構成する要素として変数と値について。変数とは対象、回答者により属性が異なるもの。時点集団意見への賛否がそれぞれ変数に相当。値とは変数を構成する複数の数値など。時点という変数、1と2という値。意見に対する賛否という変数。3つの値が。数量だけではなく質的なものも含まれる。質問紙調査法。統計分析の基本用語を。行列形式のdataから取り出す。賛成率や反対率。賛成の人数や反対の人数を数える。調査者自らが行う必要はなく。ソフトを使っても良い。賛成270人、反対140人。合計人数600人で割る。賛成率は0.45。反対率は23%。中立は32%。半数近くが賛意を。変数の値の分布を時点1時点2について集計。賛成反対中立。時点1では賛成50%など。時点1から時点2の変化として賛成率反対率が低下。その分だけ中立の比率が上昇している。時点と賛否という2つの変数の間に関連がある。関連とは他方の変数の分布が異なる、変化するということ。変数の間に関連がない場合、一方の変数の値によらず他方の変数が一定。賛否の比率が変わらない場合など。賛成反対中立の比率。集団A。集団B。集団C。集団Aは賛成率が高い。集団Cは反対率が高い。集団という変数と賛否という変数の関連が見いだされる。更に応用を。3つの変数と同時に考慮。より複雑な関連分析も出来る。dataからの一連の分析。ポイント。変数の値がどのように分布しているか。集団ごとの賛否。賛否という変数の分布。回答数が多いという基準で。集団Aでは賛成。回答の散らばりの程度。集団Aはばらつきが小さい。分布の状態を表すために統計量が。調査から得られたdataから計測される数値。賛成や反対の比率。分布の状態を。分布の散らばりを。dataの統計量に基づいて母集団という全体集団の状況を推定。集団全体から一部を抽出する。抽出された調査対象は標本、サンプルと呼ばれる。600人のデータ。母集団の状態を推定。データを得られていない人も含めた状況を推測。複数の変数の間にどのような関連があるか。時点と賛否の関連。集団と賛否の関連。何らかの数値で表せる。関連の大きさを比較することが出来る。関連について範囲を超えて集団全体、母集団についても関連があるか推測も出来る。何らかの観点に絞って結論を提示することを目的。社会調査データ。統計分析。圧縮した形で取り出す。一見して難しく見えるかもしれないが。効率的な情報の提供を目指している。様々な情報なdataを得やすくなっている。多いので読み取ることに精一杯。加工提示するのが社会党系の過程。分析者や人々の関心がある場合、賛成率や反対率を示すことが出来る。時点や集団の差異に関心がある場合も。縮約された結果を読み解くことで重要な材料を有効に活用できる。様々な統計量は一種の言語。共通基盤として。社会について議論を。様々な分析手法や意味するところ、導出方法について。
全体の構成。各回の概要。3つのポイントと連動。変数の値の分布。第2回と第3回。分布状態を捉える為の技法や統計量。変数の種類や特性。区分。様々な分析手法や統計量を使い分けるのに必要。度数分布表。図示するためにグラフを。第三者に視覚的に訴える為の。分布の状態を表す統計量。平均値という統計量。分布の中心を表す。散布度。分散や標準偏差。母集団の推測の原理。第4回と第5回。調査のdataから得られたものを解釈するための推測統計の考え方と応用を。多くの社会調査では一部の人々、標本を取り出して回答情報を。標本のdataは母集団の一部に留まる。標本のdataは必然的に誤差を含む。推測統計ではその誤差が生じる確率を把握した上で、母集団に関する仮説がどうか。推定。検定。仮説について判定。分析手法に対応した形で様々な検定手法を。z検定、t検定など。基本的考え方を。変数間の関連。第6回から第10回。2つの変数間の。扱う変数の種類により手法が異なる。時点という変数と。複数の変数を扱う検定。係数。dataでの平均の差が誤差の範囲を超えるか。z検定やt検定。クロス集計。関連の有無をカイ二乗検定で。関連が。クラマーのk係数。席率相関係数。t検定の手続。回帰分析。関連性は回帰係数として表される。t検定。第11回から第14回。回帰分析の応用的手法を。重回帰分析。分散分析。ロジスティック回帰分析。社会科学の研究では非常に多く利用。社会現象が何故生じるかを。その要因は複数であり多様であることが。2つの関連だけでは無理。計算手段が複雑だったり注意事項が多かったりもする。第15回。まとめと注意点。社会統計学の多変量解析の基本の紹介。
科目の指針。元のデータを加工し圧縮したものの一部。誤った情報が独り歩きすることも。計測手段や意味するところの理解を。自分自身で統計量を計算する例題を。受講にあたっては√計算の出来る電卓を。手計算ではなく専用のソフトウェアが必要。しかし基礎知識なしには望ましくない。体験してみると朧気ながら学ぶことが出来る。手計算が大事。積み重ねも重要。それ以前に学習した事項が前提になっている。必ず復習を。忘れていたことがあれば前に戻る。一回戻る着実な歩みが必要。飛び道具を使いこなせるにはそれが肝要。

 

社会統計学入門 (放送大学教材)

社会統計学入門 (放送大学教材)

 

 

徳。

一口に「徳」と言っても、少なくても中国古典やギリシア哲学では意味内容が違う。同じ単語を使っているので日本ではまぜこぜになってしまっているが。アランは以下のように書く。「徳というのは、陸上競技なのだ。ランナーは走ることに酔わないように、ボクサーは殴ることに酔わないようにしなければならない。」現代で言うと、ランナーズ・ハイにならないようにすることだろうか。確かにマラソンでは走ること自体に酔ってしまうと、自分の身体の状態も分からない。ましてや競争相手の心理なんて知るすべもない。Qちゃんこと高橋尚子選手は、その辺りのことが理解できていたからこそ数々のレースに勝利したのであろう。ただ彼女のレースで最も凄まじいのは、98年のバンコクでのアジア大会のマラソンである。ビデオがあればぜひご覧いただきたいのだが、当時のバンコクではあまりに暑くて陽炎が揺れていた。そんな中で自己ベストを3分以上上げて自身の持つ日本記録を3分以上更新したのだから恐ろしいと言う他に表現のしようがない。

高槻市駅ナカがrenewal。

普段から使っている阪急高槻市駅の下には、平成初期から高架になって以来ショッピングモールshopping mallがある。駅に直結して商業施設を作るのは、小林一三氏以来の阪急の十八番であり、少なくとも日本では初となる商法である。駅ナカとかJR東日本がネーミングnamingしているが、本家は阪急であることを主張しておく。高槻市駅のshopping mallはミングMINGと呼称されていたが、改装がされる11月20日からはエミルEMIRUと変わる。

階段付近はこんな感じになる。

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降りた一階の雰囲気。

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2階の仮囲いを覗くとこんな感じ。

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改札口の横の通路も様変わり。

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外のサインも変化。

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ココカラファインも一階に進出する。

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ガード下も色彩が変わっている。

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という訳で11月20日が楽しみである。

 

発達障害と心理療法(臨床心理面接特論(2)第1回)

カウンセリングの1つの理想があるように感じられた。

 

中島。中枢神経性。関係性。
発達障害という診断分類命。自閉症スペクトラム障害。注意欠如多動性障害。学習障害。知的障害。実際の障碍はケースにより多様。知的障害の実際。
発達障害とは何か。定義。医学的観点から。発達論の観点から。中枢神経系の障碍。関係性の障碍。心理療法で。「知的障害を持つ人への心理療法」。認知障害が改善される可能性が。他者との関係性の改善もある。知的障害が含まれる?DSM5。神経発達障害。コミュニケーション障害群。自閉症スペクトラム障害。下位項目。発達障害者支援法。自閉症。広汎性発達障害。脳機能の障害。発達障害に知的障害を含める方が理にかなう。障害が重複している。医師により診断が変遷することも。変化する構成概念。境界もはっきりしない。知的障害。知的発達が遅れがち。どの程度低いと病気とみるかは時代地域による。注意欠如多動性障害。ADHD。共通する脳の障害は発表されている。境界もはっきりしない。1つの病気?自閉症についても色々議論はつきない。鑑別診断よりも出来る範囲での援助が大切。
自閉症と知的障害の事例を。
自閉症などど診断される人には心理療法で改善する人も。環境面が大きい。無表情。居ないかのように通り過ぎる。コマを回してあげるとその方に引張る。赤ん坊は母親との間で一体感を。母子ともに。心理療法の過程でも一体感が重要。一体感的な経験。心理療法のプロセスの起点に。没頭している。母子一体感を再体験するのではない?心理療法で大切なのは一体感がいつかは壊れるのでその悲しみを共に味わう。相互の主体性が。お母さん人形。行っちゃった。手を叩いて。コマを天井に。真っ二つに割れる。ショック。周りが思い通りに動かないときの怒りと悲しみ。4つの色鉛筆を並べてオッパイと。思うようにならなかった。激しく怒り出す。乳首や口の象徴。充分な母性的ケアが得られない。絶望的なまでの悲痛な叫び。壊れる時が来る。その苦しみに共感してそばに居る。相互の主体性や関係性が。優秀な成績で大学を卒業。かなり社会性が発達している。心理療法で関係性が成熟。
スーザンリード。キャサリンの盲目の少女。2歳の頃に自閉的と。11歳から。話し続ける。単語をとって、ANDと。gapがたちどころになくなる。同じ空気を。ズボンの糸で母親と繋がる。ボタンを。一緒に居て安心できるのが。精神の調律。一体感を前提に。他者との関係を。同じ空気と不安を。2人は全く違う人間になった。自閉症は治っても盲目は変わらない。どうしても涙が溢れる。治らない病気もある。独立した主体の間で次元の高い一体化。共感。相手になったかのような。同じ体験ではないが。皆が一時的に一体感を味わうのではなく。共通の源からという次元の高い一体感。弁証法的な。寄宿舎に。「風よこの翼に」。歌詞にもなっている。トラウマからの回復における希望の重要性。
中島由宇。の事例。重度知的障害と自閉症スペクトラム。自宅で参与観察。バナナを触るのに熱中。絵を描いてもらい壁に。上手く書けないとそうではないと。思い通りにいかない苛立ち。どうしたら良いかと。繰り返していく内に慣れてきて必死にわかろうとする姿勢を。これなあに。ソフトクリームの写真を指差す。すごく嬉しかった。飴玉の絵を書くと隣に。そっくりだけど少し違う。それを認めてくれる。概念理解という面からも画期的。コミュニケーションが出来るという大きな喜び。2年半経過。1枚仕上がる。次々と紙に絵を描く。食べ物から風船という世界に。大きな変化。自己主張がはっきりしてきた。コミュニケーションが豊かに。
知的障害のある30代後半の女性と母親。お会いになる前の経緯。24歳の時不眠などの症状が。35歳の時に祖母が認知症に。暴力などで混乱。グループホームに。精神科に入院。初回面接。とても混乱。話し始めると一方的に、涙が出てくる。今後の継続を保障する。塗り絵や描画を。落ち着く。私が悪い。子供が居たら言って聞かせる。母親に批判的。母親と。罪悪感。助けてあげれなかった。相談できる場が欲しかった。母親面接の提案。言葉に出来なかった辛さ、罪悪感。話すことへの強い恐れ。思いを敏感にキャッチすることが重要。知的障害があるにもかかわらず感情を細かに表現。母親が自分をどう思うか不安。分かってくれている。退院したいと言えない。気持ちを表現すると母親に起こられる?外泊が母の不調で中止に。向き合うことに不安。起こるが退院したいと言えない。同席面接を提案。思い切った。早く退院したい。一歩一歩。言えて良かったと落ち着く。1年間の産休に。外泊が出来るようになり母子関係は改善。心の成長は螺旋的に進む。退院して半年後に身体症状が出てきて再入院。心理療法を再開。カウンセラーが居れば思いを言うことが出来る。早めに母親が来て、産まれたときから関係できなかった。ホールディングが不充分。死にたいくらい辛かったと手紙を。なかなか言えないけれど。全部は受け入れられない。不安が半分。葛藤を有りの儘に話す。葛藤や限界の認識は重要な契機。幻想から脱出する傾向が。あからめる。希望は叶えられるが範囲がある。幻滅することから次への希望が。退院希望を述べる。しっかりと母親も抱えている。段々好きになってきた。ホールディング出来るように。手洗い強迫にも自然に対応できるように。退院後はグループホームに。自立への道が歩める。通算して5年と5が月心理療法を。
心の世界では終わっても続く。誰かがケアをし続ける必要がある。他の子供達と同じように母性的な存在を求めている。環境刺激の多くが不快。対象がすぐに奪われる。肯定的フィードバックが少ない。他者と関わらないと主体が成長しない。できるだけ安心感を抱けるように。心の扉が開かれる。主体相互の関係性。自己表出を敏感に捉えてホールディングをする。内省してクライエントにフィードバックを。自分とセラピストの相違点と同一の点を把握し表出する。循環の過程で安定性が。主体性の成熟が。長年の実践と内省が基盤に。限界を受け入れて。

 

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

臨床心理面接特論〈2〉心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

 

 

 

知的障碍をもつ人への心理療法 =関係性のなかに立ち現れる

知的障碍をもつ人への心理療法 =関係性のなかに立ち現れる"わたし"=