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アフリカの独立とヨーロッパの対応(2) -1980年代・1990年代-(アフリカ世界の歴史と文化第14回)

人種隔離政策を公然と取っていた国の体制が変わったというのは世界にImpactを与えたと同時代人からしても思った。

 

北川勝彦。草光俊雄。ゴードンムアンギ。吉田正夫。冷戦の終結とアパルトヘイトの終結。ソ連型社会主義の崩壊。80年代後半からのアパルトヘイトの廃絶。2つの動きは歴史に重要な意味が。
冷戦が終わりポスト冷戦期に。98年の演説。グローバル化のプロセスは誰もが孤立していないということ。相互に依存する存在。全ての人間が自由にならなければ誰一人として自由にならない。飢えも環境への行動も。アフリカの低開発は全ての人の関心事に。ルネサンスの勝利は全ての人間にとり尊厳のフロンティアを。互いに力を合わせて開発課題に。国連大学の演説。南アフリカの。98年4月に来日してアフリカルネサンスについて。21世紀に向けて大きな歴史の流れを。構成要素が全て絡まり合う。アフリカもそれに。アフリカの再定義。冷戦期はソ連と合衆国が覇を争う。政治や経済が。アフリカについても両陣営のテリトリーを互いに奪う。援助合戦が。冷戦から大きな影響が。アフリカは独立当時は様々な民族の集団が合流して国家を形成。経済の形成。強い政治力で国内をまとめることが必要。当初は複数政党制だったが、すぐに一党支配制で政治の仕組みを。計画経済を立案して上からの経済建設を。70年代は始めの頃に石油の価格の上昇。2回のオイルショックの影響を被る。非産油国は特に。多額の民間金融機関の借り入れや国際援助を。経済構造が多様化しない。農業や鉱物資源に依存。価格の変動で大きな影響を。債務の蓄積。社会サービスの低下。民族集団の争いが起こり政治の不安定化に。新しいアフリカの歴史は同時代的に。この頃は独立当時の明るさより負の債務を抱えた困難な時代。アフロペシミズム。援助する側は世界銀行や二国間の先進国からの援助。それを返済できない。先進諸国や世銀や国際通貨基金の援助。アフリカ諸国も条件を守り経済運営を。行動調整。経済の自由化やよき政治が出来るような仕組みを。条件付の中で援助をする姿勢に変わる。80年代中頃からの行動調整。日本も3公社の民営化。欧米中心の経済システムのグローバル化に巻き込まれる。80年代終わりになるとソ連が崩壊。学生時代では市場経済の移行。市場経済から別の体制へ、という議論。ソ連の崩壊は再資本主義化。再市場経済化。日本の場合も保守合同の55年体制が揺るぎ。ソ連の社会主義経済システムが崩壊する。ケインズの完全雇用政策や需要面を刺激する福祉国家システムがどうなのか、色んな面での行動調整が世界的に。イギリスでもサッチャリズム。ポスト冷戦期に政治経済の動きが。その中でアフリカも複数政党制を。民主化に。経済的には自由化民営化市場経済化。アフリカの政治経済を動かすリーダーも新しくなる。南アフリカの新しいリーダー。ナイジェリアやケニアやガーナでも。新しいリーダーは欧米で教育を受けた?アパルトヘイトの時代。現在はかなりアメリカやイギリスで教育を受けた人がリーダーシップを取る傾向が。新しい動きに敏感。アフリカにとり大きな問題は、覇権国に冷戦体制を維持するための援助が。冷戦が終わりEuropa自体が新しい市場経済化を。資金を投入。アフリカには援助資金が流れないで周辺化するのではないか。新しいリーダーが新しいアフリカの連合体や支配体制を。アフリカの開発のための先進諸国とのパートナーシップを。政治や経済や文化の運動という形で展開。アフリカルネサンスという主張。具体的にアフリカ文化を。政治経済だけではなく生活を支える女性の新しい担い手を力づける。戦後の前半や冷戦期から比べると様変わり。主体性をもって外部世界との繋がりを。若いリーダーが真剣に議論する。
具体例として南アフリカの話を。ネルソン・マンデラ。ゴスペル集。津山直子のプロデュース。南アフリカのゴスペルと。マンデラを讃える。著名な人について歌を。ちょうどポストアパルトヘイトに。ネルソン・マンデラが釈放された初期にケープタウンでの演説を。90年2月21日。平和と民主主義の名のもとに。預言書としてではなく下僕として。残りの人生を皆さんの手で。釈放のために運動を続けた何百万の人々に。大衆的なデモや戦いにより勇気づけられてきた。多数の人々はアパルトヘイトに未来はないと認めている。アパルトヘイトは大衆行動により終焉を。不服従運動は民主主義によってのみ完結する。何百万の家族の基盤が破壊された。将来は人種平等の原則のもとに民主的に。アパルトヘイトによる不平等を無くすには民主化するには。64年の裁判での言葉を引用。今日でも真実。白人支配とも黒人支配とも戦う。民主的で自由な社会という理想に生きる。必要とあれば死ぬことも覚悟している。釈放直後の演説。決意を知ることが出来る。その時に90年の10月にマンデラは来日。廃絶への動きの前にゴードンムアンギと吉田正夫に。90年前後にはアパルトヘイトの終焉が。マンデラを日本に招いて歓迎委員会の委員長に。90年に27年間牢に閉じ込められてきたマンデラが釈放。全世界の市民グループが歓迎の動きを。マンデラの釈放は国内の反アパルトヘイト闘争が。世界の市民グループが反対する動きを。アパルトヘイトの廃絶に大きな力に。釈放されて最初は欧米諸国を。今度はアジア諸国に。日本に。外務省がマンデラを招く。日本でもマンデラ歓迎委員会を結成するよう要請を受ける。関西の反アパルトヘイトグループが熱心に委員会を組織。東京でも組織を。特に幅広い市民の歓迎を。連合が出来たばかりで労働者の幅広い動きに。長年運動を続けた反アパルトヘイト委員会の人達が中心勢力。キリスト教を中心とした宗教界の。世界的な動きの一環。それまで日本政府が反アパルトヘイトの勢力からみると逆行する。南アフリカの最大の輸入国に。世界から批判。政府が歓迎委員会に加わったのは考え方を変えたということ。国会の中に反アパルトヘイト議員連盟が出来ていた。政治を動かしたし一緒に運動する基盤になる。マンデラが来日された時に国会演説が実現。外務省と話していた時に前例が無いと言われたが、国会の議員連盟の動きで。歓迎行事も盛り上がり。大阪では2万人。東京では最後に日比谷の屋外音楽堂で。演説を直に聞いた人が。国会の中継。アパルトヘイトを身近に考えていない人も受け止めてくれた。世界史的な意味があった。日本でも一般市民も含めて考える機会に。80年代半ばから90年代にかけて。日本に来たのは74年。南アフリカのアパルトヘイトの国。直の問題。もっとギアアップしないといけない。隣の国からゲリラ活動を。マウマウの話もケニアの話も。人種隔離政策。記憶があるからこそ来日した時には長く居られないなあと。京都大学の政治学。日本だけ反アパルトヘイト運動をやっている。南アフリカと日本の出会い。南アフリカのアパルトヘイトの廃絶は国内だけでなく南部アフリカの国々などの国際的な動きの中で。Londonでも。日本も決して例外ではなくきちんと対応してきた。日本の動きを知って長く暮らそうと思ってきた。そういう中で社会が動いて、日本と南アフリカの関係も変わってくる。関係の構造調整が。新しい時代に移っていった。

 

アフリカ世界の歴史と文化―ヨーロッパ世界との関わり (放送大学大学院教材)

アフリカ世界の歴史と文化―ヨーロッパ世界との関わり (放送大学大学院教材)

  • 作者:草光 俊雄,北川 勝彦
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

現代アフリカ経済論 (シリーズ・現代の世界経済)

現代アフリカ経済論 (シリーズ・現代の世界経済)

  • 作者:北川 勝彦,高橋 基樹
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

例。

私の頃の法学部生(法律を専攻している学生を含む)は、実定法の分野を勉強する際には有斐閣から出ている「判例百選」を使うことが多かった。法律の各分野につき約100個の判例を題材にした書籍で、事案の概要や判決等の概要、更にその解説を1セット2頁にして並べたものである。簡便に分析するのには向いている。100以上あるから重要なものは漏れなく網羅されている。しかし判決文というものは、2頁の一部で語り尽くされるものではないことが殆どである。私は民法のゼミに幾つか所属していたことがあるが、判例を発表の題材にするにしても判例百選では全然足りず、最高裁から出ている判例集を苦労しながら読み解くのが常であった。それでないと分析したと満足も出来ない。まあ今の法学部生はデータベースを駆使しているのであろうが。

私の父。

 今日は父の日である。6月の第3日曜日なので、仮に国民の祝日にしたとしても一般の人にとり休みは増えない(まあ母の日も同様だが)。昭和の大半の家庭がそうであったように、我が家も父が大黒柱となって家族を養っていた(母もパートはしていたけど)。そしてマイホームを購入する。住宅ローンを組んで。抵当権も設定されていたのを、大学の授業の一環として登記を上げて知る(まあほぼ全てがこのパターン)。ちなみにローンを完済すれば抵当権は消滅するが、その登記も確認した。今更だけどおつかれさま、と天国の父には伝えたいと思う。まあ私は当分は行かないだろうけど。

スーパーヴィジョン(臨床心理面接特論(2)第14回)

カウンセリングはどうしても個人に属する部分が残るので。スーパーヴィジョンも困難な課題だと思う。

 

倉光修。布柴靖枝。スーパーヴィジョン。実践的訓練は大学院から。相談室などで担当するケースで教員からのスーパーヴィジョンが必須。カウンセラーになってからも、多くの専門家もスーパーヴィジョンを。実践の質を高める。様々な在り方や実際。長年スーパーヴァイザーを。
スーパーヴィジョンの意義。カウンセリングを受けるとスーパーヴィジョンの実感が。人によってはカウンセリングは訓練を受けなくても人の話を聴くことは誰でも出来ると。やってみると難しい。心理臨床では本や論文を読んでも人の分からない。そもそも心理臨床では細かいマニュアルがない。マニュアルがないのがマニュアル。大学院時代とプロになってからのスーパーヴィジョンの違い。スクールカウンセラーを13年。大学院時代。心理療法の基本や手法を。教えてもらうという感じ。プロになったにもかかわらず心理療法を理解していないのではという不安が。グループスーパーヴィジョンでも恐怖が強く有り発言が控えめに。3年前から専門家としての資質向上の為に必要とも感じられるようになった。今では個人スーパーヴィジョンをお願いしている。プロの集まるグループスーパーヴィジョンも重要だと。15年目で総合病院で。大学院時代。クライエントの傍らで課題に共に向き合うことを初めて体験した。講義や書籍には乗っていないことが次々と。一つ一つをどのように受け止め振る舞うのかで手一杯。必死。セラピストの意図しない反応によってクライエントの人生に大きな影響を。不安で心細く。臨床場面では居なくてもスーパーヴァイザーに見守られている感覚が。セラピストの基本的安心感が。クライエントを1人の人間として尊重する姿勢をスーパーヴァイザーから学んだ。社会人になってから心の専門家としての自覚。独りよがりになっていないかどうかを確認。イメージや感情を言語化出来ない時にスーパーヴィジョンを。状況がより的確に。初心者の時には受動的で見守られているという基本的信頼感が。プロになってからは直面している状態をありのままに伝えることで状況をより的確に把握できる。気持ちの整理も出来る。スーパーヴィジョンは臨床心理士の成長に欠かせない。セラピストの成長に伴ってスーパーヴィジョンの意味や目的も変わってきている。スーパーヴィジョンはプロのスポーツ選手も。医師など色んな職業で。セラピストとカウンセラーだと理解されづらい。誰でもなにか悩んだ経験があるので、他の人の苦しみも分かると思ってしまいがち。分かってしまうとカウンセラーの必要はない。あなたのことを教えてもらう必要が。分からないことを教えてもらうという姿勢。プロの学生。心の世界を教えてもらう。学生であるセラピストからお金を貰う。スーパーヴァージ-の真似をしてはならない。画家は最終的には自分の絵が描けなければ一人前ではない。自分の人生を主体的に。最も伝えづらいが。スーパーヴァイザーとしてはより広い観点でコメントを。
スーパーヴィジョンの方法。タイプ。幾つか。個人スーパーヴィジョン。グループスーパーヴィジョン。ピアスーパーヴィジョン。内部スーパーヴィジョン。それぞれの方法に長所と短所が。個人スーパーヴィジョン。スーパーヴァイジーがスーパーヴァイザーと契約を結び継続的に受ける。セッションに付き記録を呈示してコメントを受ける。初心者の場合は逐語訳が必要になる場合も。許可が得た場合は音声や映像が提示されることも。自分の声や姿は、なかなか恥ずかしいけれど。スーパーヴィジョンでは自分がどんなふうに話したかを知ってもらうことが何より大事。でないとスーパーヴィジョンは的確に出来ない。心理療法と同じ。過程でスーパーヴァイジーが何を話したか、何を語らなかったか。告白に伴う抵抗を体験することで役に立つことも。抵抗を感じることでクライアントの気持ちも分かるように。グループスーパーヴィジョン。通常は数名の訓練生やセラピストが継続的に集まりローテーションでコメントを。日本の大学院で多いのはケースカンファレンス。ケーススタディを。1人の院生が発表しコメントを。ケースカンファレンス。久保陽子先生。「スーパーヴィジョンの再考」。参加者たちも事例についてイメージしたり理解することが出来る。ケースカンファレンスはスーパーヴィジョンの一形態と考えて良い。大学院で教員が入る場合は細心の注意が。評価する立場でもあるので多重関係が持ち込まれる。認められたいという気持ちが強くなると、兄弟間確執が持ち込まれる。そのリスクを自覚して。狭い意味のグループスーパーヴィジョンをもっと多く。ケースカンファレンスは大抵の学生は先生の評価を気にする。気持ちが強いとバイアスがかかってしまう。教員の側の認識が必要。スーパーヴィジョンと教育分析の違い。教育カウンセリング。セラピスト自身が自分のこと、心理的課題などについてカウンセリングを受ける。高橋やすえ先生。コンサルテーションや教育カウンセリングのスペクトラム。スーパーヴァイザーでありセラピスト。同じ人から受けると多重関係になり混乱を。別の人に。あえて同じ人を。個性や心理的課題が影響することが多い。心理療法の過程で個人的問題が影響。見つめることで成長が出来る。セラピストとして成長を。スーパーヴィジョンで出来ることは見つけることを促すことまで。それ以降は感受性訓練などを受けることも。多重関係では様々な問題が。多重役割を持つと影響力を持ち危険に。業界は狭い。パワーの自覚を。多重関係になっても害がないように出来るのは力が必要で極稀な人しか。教育分析的な場面も良い?不用意に傷付けない、過度にコントロールしないように。甘く考えていた?人間性も含めてスーパーヴァイジーはよく見ているが。ピアスーパーヴィジョン。仲間内で事例研究会を。自我防衛が和らいで。ただ先輩が上からなることも。アフターカンファレンスを。実に様々な体験を。一方的に話す人への抵抗など。不安になったり安心したり。トレーニングに重要。スーパーヴァイザーには言いづらいことも。レポートとして伝えるとまたバイアスがかかる。授業という形態で評価が有り多重関係に。言いづらいことが言えるとかなり力が。ライブスーパーヴィジョン。了解を得て2つの部屋を同時に用いる。スーパーヴァイジーの面接を観察して適宜電話でメッセージを。休憩時間を設けてスーパーヴァイジーは観察していた隣の部屋に行き短期間のコンサルテーションを。リフレッシングルーム。感じたことを家族に。色々と長短が。家族療法のトレーニングを。アメリカでの訓練。セラピストがメインとサブの2名で。複数の専門家がワンウェイの鏡で。サポーティブな形で支援。その場で家族に還元。チームですることになるので心強い。
スーパーヴィジョンにおいて認識されるべきこと。論文から。関係の影響。入れ子のような関係。比の関係?様々なレベルの見立て。メタビジョン。高次元的視点。メタというのはより上位、高位。どのように複眼的な見立てが?セラピストの見立て。スーパーヴァイジーになることで。何が起こっているかを吟味。2つの関係のパラレルな。今のスーパーヴァイジーには何が必要か。スーパーヴァイザーが全体を俯瞰したときの見立て。重層的な関係。様々な力動が。無関心であってはならない。
スクールカウンセラーのスーパーヴィジョン。アプローチを。子どもが自分の問題について殆ど話さない。カウンセラーが聞いてもそっけない態度を。話さない話せないこと自体がメッセージに。背後の気持ちを。なかなか言語化は出来ない。子供にも無理強いしない。プレイセラピーへ誘導を。教師や保護者からの情報も。話が途絶えがち。表現しやすいモードに。大切そうに持っている持ち物に。心の天気を聴く。嵐と答えてくれてからぽつりぽつりと。強引に聞き出したりしない。箱庭や絵画からどんなことを?スーパーヴァイジーにも経験がない人が。同意できることがあれば1つの解釈として。解釈には唯一絶対のものはない。心は多層的。多元多層出来ることが力量を高める。一緒にクライエントの絵画を見たり。問題行動も1つではない。解釈は沢山あるが、説得力があるものとないものと。それぞれは一面を映し出しているか。夢の解釈もそうだが、断定的なものは受け入れづらいが、違うと思われるものも。プロになると説得力がある仮説は提示できるが、それは答えとは限らない。スクールカウンセラーが保護者や教員から、この児童にはどう関わればよいか。入れ子の関係でスーパーヴァイザーに。教員に対しては自分の見立てを。その見立てを検討。解釈と似ている、唯一の正解はない。しかし教員や保護者に言うと、特に若いと専門家としてみられない。ピント外れの答えだと逆効果に。わからないと言えずに焦ってしまう。セラピストのニーズによるので良い結果は出せない。経験を積むとわからないと言えるが。何故正解を求めるのか、そんな心情を。関係性はパラレルに。単純な答えがあるという誤解、探すのがシンドイ。相手の気持ちに思いを馳せる。温かい雰囲気を。クライエントも答えを持っている、だからこそ相談に。気づくお手伝いをするということ。一緒に答えを探すということ。
自分自身が誰か。インスパイアされることでインスパイアinspireすることが可能。言葉では伝えづらく体験して分かる。上手くいくものにはこの感覚がある。

 

臨床心理面接特論II: 心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

臨床心理面接特論II: 心理療法の世界 (放送大学大学院教材)

  • 作者:大山 泰宏,佐藤 仁美
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

学校臨床心理学・地域援助特論 (放送大学大学院教材)

学校臨床心理学・地域援助特論 (放送大学大学院教材)

  • 作者:倉光 修
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2015/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

カウンセリングと教育 (日本の心理臨床6)

カウンセリングと教育 (日本の心理臨床6)

  • 作者:倉光 修
  • 出版社/メーカー: 誠信書房
  • 発売日: 2011/07/12
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

家族心理学ハンドブック

家族心理学ハンドブック

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 金子書房
  • 発売日: 2019/01/26
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

家族心理学 第2版 (有斐閣ブックス)

家族心理学 第2版 (有斐閣ブックス)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

例外。

パナソニックPanasonicは総額71億ドル(約7700億円)で、かねての出資先であるアメリカのソフトウェア企業のブルーヨンダーを買収する。買収金額が巨額なので激震が起こり買収発表直後の株価が4%ほど下落した。そう言えば日立もアメリカのITエンジニアリング企業をほぼ1兆円かけて買収する。しかし巨額の費用をかけての買収が上手くいくかは分からない。2つの日本の大企業に共通するのは、ハードウェアからソフトウェアに軸足を移すということであろう。Panasonicの樋口泰行代表取締役専務も自認している話だが、日本企業は買収後の統合作業が得意技とは言えない。例外になり買収の効果が出るかどうかは、数年のスパンで見なければならないだろうけど。

Yahoo!の天気アプリの信頼性。

今これを書いているのは朝なのだが、今日は一日にかけ雨らしい。昼間も雨が。

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 上の画面はiPhoneのYahoo!天気アプリである。雨雲レーダーの画面を選択すれば雨が何時に降ってきて何時に止むのかを予測してもらえる。ただしあくまで予測である。以前に予測を信用して自転車で出かけたことがあるが、1時間早く雨が降ってきたことがある。強引に自転車で駆けたけど、メガネに雨露がついて視界が悪くなる。かと言って傘をさしながら運転するのも無茶である。天気予報と同じく参考程度にした方が良いだろう。週間予報も最近は外れることがある。数年前から急激に豪雨が起こるのでそれに留意も必要。あちこちで集中的に起こっているから。

国内法による人権保障と国際法による人権保障(法学入門第14回)

日本国憲法はまず何よりも人権規定において修正が求められているかもしれない。勿論、人権条約を進めていくのも1つの考えだけど。

 

柳原正治。人権保障。国内法と国際法。人権の概念。誰の権利か。どのような形で保障が?第2次世界大戦からの国際的な枠組み。
人権とは?人はどこまでの?時代により地域により様々な法や制度概念が。絶対的でなく変遷する可能性がある。人権概念は?48年の世界人権宣言。人権の国際的保障。国際連合憲章が。人権の中身はない。それを規定したのが世界人権宣言。全ての者の固有の尊厳で奪われない権利。人間である以上、享有していて奪われない。近代Europaに固有の概念。国家権力が介入してはならない。社会契約論から人権概念が。ホッブズやロックなどが。自然権。濫用から個人を守る。国家も奪えない権利。社会契約説。平等な諸個人の契約に求める。人権は放棄できるものではない。アメリカ独立宣言やフランス人権宣言に。各国の国内法にも。天賦人権。人権概念が批判無く定着したのは正しくない。19世紀を通じて自由権には幾つかの批判が。自然権の考えは固有の歴史や文化を無視する。最大多数の最大幸福が目的であるべき。かえって現実の不平等を隠蔽する。19世紀末からは社会権という人権が。国家に対して施策の遂行を。第2次世界大戦後。ファシズムの苦い経験から。自然権的人権概念が。世界人権宣言。国際人権規約などが採択。人権は国内において保護すべき。人権の保障は国際法によってもなされると定着。しかしスムーズに進んだわけではない。普遍性の疑問。Europa起源の人権が何故世界共通に。93年の世界人権会議。91年からアジアラテンアメリカアフリカで地域会合が。バンコクで。バンコク宣言。相対的なもの。人権は国内問題。介入は許されない。社会権の実現が重要。援助の条件として人権を用いるのは不当。アジア的人権論。文化的相対主義。中国やシリアイランマレーシア。ウイーンの会議。激しい議論が。93年6月のウイーン宣言や行動計画は人権は固有の尊厳と価値に由来。相互に関連している。全ての人権の保護は国家の義務であると。助長や保護や正当な関心事項であると。普遍性への疑問が解消されたわけではない。一般論として認められるが、具体的には文化などにより決まるとも。マイノリティの。穏健な相対主義。名誉殺人。女性の婚前婚外交渉を咎め殺害。イスラム圏で。女性器切除。アフリカの一部で。慣習などの伝統文化は認められるべきであり女性の人権を侵害しないと。具体的人権の中身については議論が。誰の権利なのか。世界人権宣言。全ての構成員の。社会に生きる人全て?18世紀において人とは、家父長であり男性に限られる。妻や子供、奴隷などは含まれていなかった。アメリカ独立宣言やフランス人権宣言。当時の女性には男性に限られるとみなした人が。「女性の女性市民の権利宣言」。89年のフランス人権宣言に対抗するもの。10条は女性は演題に登る権利がある。政治的権利を。93年にフェミニズム的思想で断頭台で処刑された。中世の封建制が崩壊した19世紀。その時においてもカテゴリにより人権の内容は違っていた。女性や児童、障害者や先住民などに対する人権条約が。
人権が国内でどのような形で保障されているか。各国家はそれぞれの国内法制に基づき人権を保護している。地域の特殊性を考慮して。条約と慣習国際法に基づく人権法に該当しない限りは、各国は歴史などに応じて人権保障を。基本的に国内管轄事項。人権条約の幾つかは慣習国際法に。ジェノサイドや奴隷は強行法規に。ウイーン宣言。人権の保障は国際社会の関心事項。日本での状況。天賦人権という考えが自由民権運動の。憲法の中には実現されず。日本国憲法は自然権思想に立脚。97条。13条と14条で総則的な。包括的基本権。各種の個別の人権が。ごく一部の例外を除いて公権力と私人間に。私人間の関係には効力を持たない。私人間効力は認められない。裁判所でも基本的には私人間に適用されないと。公序良俗に読み込む。障害者差別解消法。特定秘密保護法。いじめ防止対策推進法。ヘイトスピーチ解消法など。種々の国内法による。原告が人権条約を直接的根拠にすることが見られている。国際的保障の枠組みを。人権条約を国内裁判所が使おうとしている。人権条約は人権についての法律について審査を。受刑者の接見を30分に制限するのが、市民的及び政治的権利に関する国際規約、自由権規約の。大麻を使用したとして起訴されたナイジェリア人が通訳を。要した費用の負担を。自由権規約の14条3校fを根拠に。直接の根拠として違法と判断。直接適用されると判断。国内法の規定を条約と適合するように解釈。条約の間接適用。小樽市の浴場で外国人の入浴を断るとする看板を。外国人が断られる。帰化していた外国人も。法の前の平等を規定する自由権規約などに違反するとして訴える。札幌地裁は直接に適用するのではなく、民法の解釈の原則として。民法の規定に違反すると。憲法について私人間効力を。憲法を間接的に適用する。似た手法。私人間に限らず、国家や個人の関係についても。3つの主要な方式。日本の国内法令には多くの規定があるが、国際条約に詳細な規定が。条約の方が上位にある。憲法は私人間の関係に適用されない。立法府や行政府も行動が必要。人権がそれぞれの国内で。
第2次世界大戦後、国際的保障の枠組み。元来はそれぞれの国家が。人権の保障は国内管轄事項と言い切れない。国際的保障とは?2つのシステム。国連の諸機関が確保。人権条約による。国連憲章にはないが、世界人権宣言。66年には国連人権規約。社会権規約と自由権規約。一般条約。人権委員会で審議して現地調査したりして救済措置の要請を。05年の「より大きな自由を求めて」。国連の全ての活動で。人権の主流化。06年には人権委員会に代えて総会の下部機関として人権理事会が。UPRなど。全加盟国で人権の状況を4年毎に検査。女性や児童の人権。結果文書が採択。日本政府は対応についての文書を。批判がなされないという状態ではない。現実には加盟国から脱するのは難しい。難民の国際的保護。難民高等弁務官。51年の難民条約より緩やかに対象者を決めている。対象者は6000万人以上。人権条約による。66年の国際人権規約など多くの条約が。主だった権利は国際人権規約に。履行システムも整備。充分でない人権も。特定のジャンルに関する条約が。人種差別撤廃条約など。全ての国家を対象とする。地域にも。人権保障システムが作りやすいなど。欧州人権条約など。アジアでは多様性も有り、12年にASEANがあるのみ。17年に人身売買禁止ASEAN条約。現実に実現する固有の制度が。法的拘束力があり違反すると国家責任を。契約不履行責任と基本構図は同じ。人権条約の場合、内容は私人の権利。私人の権利の保障を締約国が実現する為の制度。履行確保制度。全ての人権条約に規定されて活用されているのが国家報告制度。報告書を条約機関に提出する義務を。国家通報制度。国家間で指摘し合うのは難しい。個人通報制度。個人が申し出る。自由権規約や社会権規約では議定書を。国際的裁判。最終的手段。欧州人権条約や米州人権条約など。国家は締約国となれば義務を。それぞれの方式で。条約一般と同じ。国内機関。司法府。条約と国内法令の審査など。裁判所は3つの方式を使い分けて国際的実現を図る。国内法の整備。女子差別撤廃条約。85年に締約国となるにあたり、84年に父系血統主義から変更。85年に男女雇用機会均等法を。ある特定の人権条約の締結にあたり主導権は国家。自由権規約と社会権規約は160カ国程度に留まる。キューバなどは締約国になっていない。死刑廃止議定書は80カ国程度。人権NGOの役割も。人権フォーラム21など。中立性について批判もある。
人権概念。誰の?人権が国内での保障。人権の国際的保障の枠組み。

 

法学入門 (放送大学教材)

法学入門 (放送大学教材)

  • 作者:柳原 正治
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

プラクティス国際法講義〈第3版〉 (プラクティスシリーズ)

プラクティス国際法講義〈第3版〉 (プラクティスシリーズ)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 信山社
  • 発売日: 2017/04/12
  • メディア: 単行本