F-nameのブログ

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2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇の歴史の最初の文庫「神話から歴史へ」。

相変わらず図書館で色々と書籍を借りているが、珍しく歴史書を借りる。まあ歴史書と言っても文庫であるが。 天皇の歴史1 神話から歴史へ (講談社学術文庫) 作者:大津 透 講談社 Amazon 天皇の歴史というのはなかなか手を出しづらい領域である(或いはあった…

生活を内側から捉え、生活問題を析出する -生活調査の源流(生活変動と社会福祉第2回)

東京大学のセツルメント運動の源流はロンドンにあると知ることが出来た。日本のその後にも関心を持ちたい。 山田知子。生活を内側から捉え、生活問題を析出する-生活調査の源流。岡知沙登。生活調査に焦点を。研究の姿勢。生活問題を研究するには内側から見…

神秘主義。

神などの絶対的な存在と自分とが一体化する感覚を神秘的な経験だとすると、そういう経験を至上とする主義を神秘主義と言い得ると考えられる。宗教には大なり小なり神秘主義の傾向がある。私は幼い頃から創価学会の会員であるのだが(但し形式的)、創価学会…

今の行政書士試験と昔の話。

先週の日曜日に行政書士試験が実施された。受験された方は勉強で大変だったと思う(まあ勉強不足の人間も居ただろうけど)。そして合格出来るかどうかを心配されているのであろう。なお合格しても行政書士を名乗るのは別の問題である(それなりに手続があり…

生活者と生活ガバナンス(生活ガバナンス研究第2回)

生活することは組織をマネージメントすることとは違うということは強調して然るべきことだと思う。 赤塚朋子。生活者と生活ガバナンス。生活とはなにか。生活ガバナンス。生活のあり方や経済などの環境のあり方。権力者が一方的に決めるのではなく、生活者の…

奥義。

試験勉強について奥義は無いと2年前のentryで書いた。 ただ試験勉強に奥義というか近道らしきものはあって、それは過去に出た問題を分析することである。大学受験だと科目の基礎を習得していないと難しいけれど、ある程度マスター出来れば形式などは確認でき…

電気自動車ではないEVの話。

アルファベットAlphabet2文字の「EV」と聞いて、このentryをお読みのあなたは何を連想するだろうか。地球温暖化対策が世界全体の課題になっている昨今なので電気自動車を連想される方もいらっしゃるだろう。というか日本経済新聞を読む限りではそうとしか思…

国の教育行政組織と教育政策過程(教育行政と学校経営第2回)

そもそも政治が教育問題にどのような関与をすれば良いのかは難しい課題である。なんでもかんでも政治が決定すれば良いというものでもないが、かといって国民の多数派の意見は無視も出来ないのだから。 村上佑介。国の教育行政組織と教育政策過程。文部科学省…

死。

今年の10月31日に首都圏の京王線での刺傷事件で、容疑者は刃渡り約30センチのサバイバルナイフや2リットルのオイルを準備して犯行に及んでいる。そして人を多数殺せば死刑になることが出来ると話しているという。要するに用意周到に準備しているが、自分が死…

将棋の日と高槻市の話。

今日11月17日は将棋の日。徳川吉宗が御城将棋を旧暦の11月17日に設定したのが由縁になりこの日になった。第1回の将棋の日では蔵前国技館の土俵の上で対局が行われて観衆が見守っているのが写真から分かる。 現代の藤井聡太らの対局につながる“ライブ感”がス…

学習2 -オペラント条件づけと強化スケジュール(比較認知科学第2回)

心理学の内容に近い(というか心理学自体がよくわかっていないけど)かもしれないと感じる。日常の行動を説明できるのはなかなか凄いと思う。 藤田和生。様々な動物の心の働き。新しいヒト観を。学習の続き。オペラント条件付けと強化スケジュール。人以外の…

道徳性。

道徳を守るのは誰でも必要なことであるのだけど、或る人について道徳性があるかどうかを評価するのは極めて難しい。少なくとも或る人が法律を守っているかどうかを判断することよりは難しいことである。道徳というのは法律のように言葉で表すのが極めて難し…

はてなブログ10周年と2007年からの過去記事がある私のblog。

私もこのblogで使わせていただいている、はてなブログが10周年を迎えたと言う。特設サイトも登場しているし、はてなブックマークでも特集されている。 それで私のblogの過去の記事は2007年のものからある。これは私のblogの当初は、はてなダイアリーというサ…

計算モデル概論(2)(コンピューティング第2回)

原理的に考察するのも必要なのだろう。 萩谷昌己。計算モデル概論。簡約の概念。状態と状態遷移。状態機械。現実の論理回路やコンピュータの構成。ラムダ計算から離れて。ラムダ項をより簡単なラムダ項で。数式を同じ内容の数式で置き換えることを簡約という…

冷やかし好き。

友人と直に会うことがあると、アチコチの店を冷やかしで歩くのが楽しみの1つである。大抵は幾つか候補があるのでメニューを見て決めて、中で食べたり飲んだりして楽しむ訳である。事前に店を決めることもあり、ぐるなびなどのサイトを活用することが多い。便…

かつての日経金融新聞と戻らなかった株価と地価。

今日は新聞休刊日でありスポーツ新聞などを例外として主要新聞の朝刊は軒並み発行がされなかった。日経関連では日経産業新聞も休刊。日経MJ(日経流通新聞と呼称することも)も発行されないが、その代わり日曜日に発行される。恐らく週3回の発行を維持する為で…

ソフトウェアの品質(ソフトウェア工学第2回)

オブジェクト指向はよく分からなかった。勉強し直す必要が。 中谷多哉子。中島震。ソフトウェアの品質。ソフトウェア工学の工学の意味。今回は実際に開発されるソフトウェアの品質。オブジェクト指向。ソフトウェアの品質。9126。ISO。国際標準化機構。ICE。…

修道者の。

今世紀になり各国のカトリック教会の多くの聖職者が児童へ性的虐待を行なっていることが明らかになっている。例えばフランスでは独立調査委員会が2年半かけて聞き取りやアンケート調査を実施している。その報告書では約3000人の聖職者が性犯罪を犯したことが…

会計検査院の検査結果と会計監査を受ける側の心理。

この時節になると会計検査院が国の収入支出を検査した結果が内閣に送付されたとするニュースが流れる。この検査は日本国憲法90条の規定に則り実施されている。今回の平成2年度の指摘事項は2000億円ほどになる(これには改善を済ませた事項も含まれ今回はそれ…

東アジアの近代(現代東アジアの政治と社会第2回)

日本と中国朝鮮の帰結を分けたものは何だったのかは明確にしておく必要があるかもしれない。 家近亮子。東アジアの近代。学び舎としての日本。西洋の衝撃と東アジア。東アジアの近代は西洋の衝撃により。近代資本主義を非ヨーロッパに流しこむ。精力的に。帝…

無気力。

朝に弱いというか無気力というか、そういう人種は子供の頃から私に周囲に居た。夜更しして朝に起きられないのは誰にでもあることだけど、充分に睡眠を確保しても改善されない人も少なくなかったのではないだろうか。昔は疾病ではなく矯正可能と考えられ怠け…

戻って来たカモ(違う)観光客と、京都大学への市バスの選択の話。

今日は早朝から恒例の京都駅近くのクリニックに。夜明けの光景。 写真の左側のビルは半導体大手のロームの本社ビルだけど、その本社ビルの向かい側には老舗旅館が2軒並んで建っている。旅館と書いたが京都駅前なのでかなり規模が大きい建物であり半ばホテル…

加齢(エイジング)(成人の発達と学習第2回)

これから自分は高齢期に突入するので、この講義はとても示唆に富むものであったと言える。 岩崎久美子。別府明子。がんばらない介護生活を考える会委員。加齢。エイジング。加齢による身体的変化心理的変化。喪失獲得を伴う発達。様々な研究を。加齢による学…

柔らかさ。

ご存知の通り今年の東京オリンピックで日本選手は活躍したが、柔道の選手のそれは顕著だった。同じ日にきょうだいが金メダルを取るというのはフィクションだろと思っていたが本当のことになったのは記憶に新しいだろう。その兄の阿部一二三選手は昨年12月に…

20世紀末と2000年問題と2000円問題。

今日の昼のentryは聖飢魔II、じゃなくて世紀末の東京についての講義の書き殴りであった。20世紀ではなくて19世紀であるけれど。19世紀はともかく、私は20世紀の世紀末を体験している。その頃の世界で危惧されていたのは、コンピュータでの2000年問題であった…

明治 世紀末の東京(政治学へのいざない第2回)

東京の話になるのは致し方ないが、大阪や京都の地方政治も論じる価値はあると思う。一応は1200年の都であるし、大大阪といわれた時代もあったのだから。 御厨貴。明治、世紀末の東京。世紀末。20世紀末ではなく19世紀末。3人の異能の持ち主。政治家、知識人…

習俗。

度々にわたり書いたが、私は昨年の夏に肉親を亡くすことになった。当然ながら葬儀をしなければならないのだが、基本的に葬儀は何らかの宗教を抜きに語れない。すっかり習俗となったが宗教は宗教であり、私の肉親の場合は曹洞宗の僧侶に来てもらった。20年以…

第一次世界大戦の休戦と独身の日。

今日は11月11日である。今から103年前の11月11日には第一次世界大戦が休戦になりそのまま終結した。それを記念して欧米の各国では戦没者追悼記念日などとされていることが多い。当時の日本はあまり関わっていないとされる(しかしアジアではドイツ帝国と戦っ…

家族問題への研究アプローチ-質的研究法に焦点をあてて-(家族問題と家族支援第2回)

理論があれば良いけれど、そもそも理論が充分にはないことも少なくない。個人の人生は一回性でもあるし。 南山浩二。家族問題への研究アプローチ。質的研究法に焦点を。家族問題研究の方法。質的研究法の課題や意義について。毎日新聞などで社会調査の結果を…

節度。

中国史の唐代に節度使という官職名が出て来る。藩鎮と呼ばれる辺境防衛軍のTOPである。当初は軍事だけの実権であったが徐々に行政権も持つようになり半ば地方政権と化する。安史の乱を起こした安禄山も節度使であったし、唐が滅んだ後の五代十国も多くが藩鎮…