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ソフィストとソクラテス -自然から人間へ(西洋哲学の起源第2回)

ソクラテスの哲学について。ディテールdetailは分かったような気がする。

 

総じて自然から人間への関心の転換。言葉を用いる人間への。ソフィスト。アリストテレスの評価、偽の知識人だが。一群の知識人。プロタゴラス。ゴルギアス。ヒッピアス。思想傾向は様々。言語芸術。デモクラシーの啓蒙思想家。レトリックを重視。弁論術。説得の技法。法廷、議会、国民集会のような、短時間で素人に伝えることに。多数の聴衆を従わせる技法。語り手の人柄、好意的信条、分かりやすい話。弁論術は相対主義に。万物の尺度は人間、プロタゴラス。主観との関係による。認識上の相対主義。神の不可知論。道徳規範も。歴史的文化的相対性しか持たない。旅するのがソフィスト。進取の気性を持つ人々や、保守的な人々からは歓迎されない。史料的制約。ソクラテスをどう理解するか。
ソクラテスはどういう人なのか。個性を備えた人物。歴史的に確実なのは、アテナイの法廷で死刑を宣告されたことと、著作は無かったということ。罪状は奇妙な神を持ち込んだ、ということと、青少年を堕落させた、ということ。悪辣で滑稽な人物?ソフィストとしてのソクラテス。敬虔?万民の評判は一致せず。鏡のような存在。倫理的なものに絞った?プラトンの記述から。「ソクラテスの弁明」。全くのフィクションではない。挑発に富む。アポロン神からの信託の言葉。知らないでいることを隠蔽している。魂の配慮、善く生きることを。何の為に生きるのか?正しく立派に。彼の特異な活動を。愚行権が自由の確信?過剰な道徳の押し売り、家父長制的?憎まれることに。エリート達の無知が暴かれる。若者はソクラテスの真似をし出した。幼子のように無垢な感受性。危険な運動の主導者に。30人政権。民主政の敵だとみなされる。知を愛する、とは?アテナイの同胞に伝えるということ。無知を暴かれた人々。必然的に死に至ってしまう。アポロンは医師の神でもある。良い希望を。何の為に死ぬのか、は人により異なる。生きる場所と死ぬ場所は同じ。哲学を生きることは死ぬことに繋がる。徳について。社会の為に生きたい、人のために生きたい。肝心なのは何故重大な知恵があるのか。人は懐疑論か不可知論に陥ってしまう。少ソクラテス派。

 

西洋哲学の起源 (放送大学教材)

西洋哲学の起源 (放送大学教材)

 

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