NHKの囲碁トーナメントは一手30秒の早碁だが、1分の考慮時間が10回分与えられている。ここぞという時に棋士は使うのだが、30秒で打つのと、考慮時間を使って打つのと、どちらが良いのかというのは難しい。可能性を潰すよりも直感で打つ手を判断する方が良い場合も多い。物事の多くもそうであるような気がする。考慮したからといっても良いとは限らない。俗に考慮した方が意思決定上は良いようにいわれがちだけど、一種の錯覚ではなのかもしれない。
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