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精神分析的治療論(精神分析とユング心理学第7回)

事例があると何となく理解できるように思う。

 

通常数年。セラピストは受身的で中立的。クライアントが自分の心の中を開示できるよう安心的に。関係性の形成。クライアントの自由連想。精神分析的治療論のエッセンス。情緒的な絆。
転移や逆転移。治療構造。何処か難しそう。驚く程柔軟性を持つ。ありとあらゆる交流について。特定の決まりごとを守るというのは誤解。現象を理解するきっかけ。技法論も含む。個人心理療法が良いか集団心理療法が良いか、家族療法を並行して行うか。並行保護面接を行う?合同家族療法。セラピスト側の事情も。日常の世界から心理療法の世界への心的体験。2つの世界の切り替え。心的状況。お手洗いの利用。どんな心理と結びつくか。体験理解に一つのヒント。時間的空間的な設定にどのように規定されるか。お互いの約束事も。内的治療構造。精神内界。構造的な条件がどのように錯覚を作り出すか?一方向的投影だけではなく、共有できることが。決められた曜日や時間。遅刻や退席など。情報を共有しながら。体験理解を深める。外的な現実でもあるが、双方にとって内的な体験や媒介。どのようなものを投影するかは個人差が。安心感もあれば、セラピストが何を考えているか分からなくなることも。沈黙が怖くてまくしたてて話すクライアントも。一緒に話し合える素材も治療構造の一部。強迫的なパーソナリティ。自分の役割を果たすには、質問攻めに。自己愛的パーソナリティ。自分の世界を。
内面探索的。事例。A君。構造のゆらぎ。プロセスにおける内的治療。主訴は対人関係の不安。自己愛の傷つき?自己観察を進めることが効果的、神経症水準。少グループの授業に苦痛。複数の人間関係への苦痛。男性グループに後から自分が入ってくる場面が苦痛。個性のせいだから仕方が無い。頻繁に遅刻。セラピストが本気で怒っている?実家ではいつも寝坊していたことが。寝坊にまつわる母と自分との関係。寝坊によって母をやきもちさせる。関心を自分にひきつける。遅刻常習犯に。どのように関係するか。母親転移。怒っていないことが確かめられるようになると、遅刻を心配しているとセラピストを独占できると思うように。幻想の中で素直になれる自分が。母親との関係が独特な生育歴。幼い時から父不在が当たり前。居る時の罪悪感。父は自宅に戻っていた。数学の能力はダントツであった。ギターの腕前。自分が一番と思っていた分野でも、上には上がいる、自己愛性格に傷つく。曜日変更を。曜日が変わったことにより、控室に活気がある状況に直面。遅刻は大丈夫とたかをくくっていた。不意を打たれる。B先生と陰ながら話していると連想した。父母のへの感情。相転移。reluxから居心地が悪い状態に。ギターの演奏にも上が居る。数学の能力は何百番目だと。自分より上の父親的存在。B先生の存在で居心地が悪く。大学1年の夏休みに居場所が無かった、自分の場所に父親が。不適応感を。帰省時に自分を脅かす父の存在。初めて出身地方のイントネーションで話す。居場所の無さは父も感じていたのかも。父親への情緒的な体験。友達からは鬱陶しがられている?自分のprideの高さと避けてきた内的パターンを反省。闘争心。他のことで勝とうとする。一番になれないと思うと止めてしまう。負けを認めるように。美化していた母に不満や怒りも。父親に甘い。父母みたいに親密になれない。後半1年は父親と自分との関係。父親も同じように感じていた。男友達とも交流できるように。
治療構造。交流を規定する総体。外的治療構造。内的治療構造。面接の目標の共有。予め構造化。一貫した関係を。クライアント理解への緒に。予め構造化されていたものが変化。内界の投影。構造の揺らぎ。意味の共有。治療構造の揺らぎ。転移の観点から。二者関係から直前のB先生の存在、父親の存在は視野に。内的葛藤。セラピストとの関係に揺らぎが。自分より上の男性。父親転移。自己愛的空想がしぼむ。居場所が無くなった。父親を疎ましく思う、神経症的に。自分が場を壊すという不安。幼少時以来から情緒的洞察が。第三者の登場による治療構造の揺らぎ。二人の間で言葉にする。いつもの治療構造が保たれてこそ。頑迷に守ろうとすると硬直してしまう。見落としてしまいがちなことを掬い上げる。各要素は共有可能。治療構造論的な観点。共通の言葉に返還しうる。内面探索的アプローチに限ったものではなく、クライアントの内省的な。心的現実。衝動の受け皿に。クライアントが収めることが出来るように。内的な洞察が深まる。

 

精神分析とユング心理学 (放送大学教材)

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