現在でもありそうな対立だと思う。
60年台からの高度経済成長。教育に及ぶ変化。教師像の変遷。戦後を2回経験した?敗戦によりもたらされた戦後、GHQによる教育改革。政治的制度的変革の戦後。60年代以降の戦後。急激な国民意識の変革。第二の戦後。
56年の経済白書。高度経済成長のスタート。70年代初頭までの時期。60年成立の池田内閣。所得倍増計画。急激な伸張。69年にはGNPの世界第二位に。物質的な豊かさ。第二次産業、第三次産業へ。首都圏、中京圏、近畿圏へ。15年間で三大都市圏で1500万人の人口増加。国民の所得水準も向上。自動車、クーラ、カラーテレビ。新三種の神器。産業構造の変化、都市化の加速、農村部の空洞化。農業の兼業化。三ちゃん農業。中心的担い手が会社員か、出稼ぎへ。
教育にも影響。労働者不足。労働需要を補うために、中卒者の集団就職。農家の次男三男。金の卵。貴重な労働力。集団就職列車。大都市に直行。牧歌的な風景だけではない。都市部での学歴志向。単純労働の労働者が得られなかった。地方に求人を。都市と地方の経済格差を反映。将来の夢と希望。打ち砕く厳しい場合も少なくなかった。全日制高校の進学を断念。給与も低く、学業との両立が難しかった。故郷に帰る者も少なくなかった。73年まで継続。国民の意識にも変化。生活安定の為に高学歴を。日高六郎。意識の変化はイデオロギーよりも深い。60年代後半は都会の孤独な心象風景が。「サイボーグ009」。チームワークの強調からチームワークの欠如が問題にされることに。サイボーグ戦士たちは自分の生活で幸せになったため。結果として国民の意識変化を。日常に多くを注ぐようになり、公共性の毀損が。教育にも影響。
戦後教育改革。単線型学校制度に。大学への制度的障壁が除かれる。高等教育機関の進学率が上がる。高等学校への進学率や大学への進学率が上昇。高等学校へは65年には70%以上に。大学短大へは75年には38%に。女子大学生の増加。女子学生亡国論。高等教育機関の拡充。
50年代から60年代、教師像を巡る問題。日教組。あるべき教師像。労働者。衣食住の安定を。労働は一切の基礎。労働者階級の力で。教師の本質は聖職者なのか?議論の展開。教師の尊厳性を。寺子屋の師匠。筆子塚。森有礼。教育の僧侶。師範学校。人格的側面の強調。教師像の克服が問題に。教師像の対立の背景。教育の自由の侵害を許さない。日教組が教育政策への対決姿勢を強める。文部省対日教組。冷静に議論できる場は設定されなかった。69年超過勤務の対象者に。東京高裁。ストライキ。政治的に深く関わるべきではない?深刻な教員不足。待遇が民間より抑えられた。人材が民間に流れる。デモシカ教師。使命感に乏しい教諭も。サラリーマン教師。特別な使命を持った教師という立場の後退。権威の低下。
教師聖職者論と教師労働者論の対立。教師専門職論。66年教師の地位に関する勧告。専門職としての役割を明確にして、地位の確立と処遇を。高度に複雑な知的技術を基盤とした長期の知的な訓練を必要とする。広範な自律性を。広範な責任を。高度の職能倫理。高い社会的評価を。社会的に是認されたもの。高い専門性。行使した結果において広範な責任が。難しい側面。公益性の高い。職業集団。神からの特別な信託。人間の内面に係る。医師や弁護士。人を救う仕事。範囲が明確で社会的に不可欠。倫理綱領を持つ。リーバーマン。教師には当てはまらない部分も。時間的自由や自律性が無い。職業の特殊性。位置づけることの困難さ。政治的対立から更に複雑に。安易かつ短絡的?教師の仕事自体の性格。理想の教師像を巡る対立。噛み合わない。生産的ではなかった。