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都市の地域集団(1) -町内会・自治会(都市と地域の社会学第9回)

自分の住んでいる町内会に参加する必要があると思う。

 

町内会活動。町内会とは?その歴史。どんな特徴。どんな活動内容。行政との関連。活動の限界と今後の課題。防災防犯。
imageは?ゴミ出し。役員の担い手不足。保守的な組織?行事や寄付などの参加を求められる。隣組。お互いの監視。お祭りや子供会の活動。防災や防犯。一人暮らし高齢者の見守り。活動実態は地域差が大きい。回覧板。運動会。そもそも町内会があるかどうか分からないところも。全戸加入が原則。班長として参加。自治会費を払っている。そもそも加入していない。町会、自治会。近隣住民組織。
起源は?律令制下の。明治から大正に形作られる。全戸加入の原則を持った。都市化による流動性の拡大と、大衆民主化の進展。都市の自営業者が担った。地域移動が激しくなる。日中戦争。40年。町内会は完成組織として。下部組織として。経済的に統制。全戸加入が原則。戦争遂行の組織。批判的な人も。GHQは47年に解散を命ず。食糧などの配給には連絡組織の必要。名称を変えるなどして存続。52年。名実ともに復活。
特徴は?組織特性。世帯単位の加入。個人単位ではない。個人情報保護の関係から名簿は配布されないが。自動的加入。建前上は任意の筈だが。全戸加入の原則。賃貸だからといっても引き落とされている場合が。様々なトラブルの一因。マンションの管理組合と混同されやすい。専有部分は個人の管理だが。資産価値が減らないように修理をしたりする。所有者の組織。町内会は居住者の組織。包括的機能。具体的には多岐に亘る。無限定的にあらゆる活動をしている。全近代的とみなす根拠に。行政補完機能。委託する業務が多いことも。排他的地域独占。一つの地域には一つの町内会。対外的に地域を代表。加入が少ないと正当性が揺らぐことも。戦後の都市化を経ても根強く存在。欧米には町内会のような組織は無い。文化の型。住民の意識次第で変化する。行政と住民の媒体装置。統制と動員の機能。政治構造の中での問題。中間集団としての町内会。
包括的機能。具体的な活動は?運動会やお祭り、慶弔などの親睦機能。イベントで交流。顔合わせ。帰属感情を高める。葬式を執り行う。お通夜や告別式の手伝い。防災防犯などの共同防衛機能。自然災害。様々な期待が集まる。防犯灯や道路の管理などの環境整備。ゴミ出し場のお断り、の問題。全戸加入の原則が故のトラブル。費用も払わなければ掃除もしないフリーライダー。行政サービスの一環なのに何故村八分?外国人居住者の意思疎通が上手くいかない問題。片付ける立場としてはやりきれない。防犯灯の問題。全て外される。本来は行政が対応するべき?行政連絡の伝達などの行政補完機能。回覧板。行政との関係。行政への陳情などの圧力団体機能。地域を代表する組織として。要望を直接伝える。町内の統合調整機能。利害対立の調整や意見聴取。行政、市町村との関係性。地域住民と行政を結ぶ中間団体。老人会などとも連携。属性ごとの集団。町会の内部のことも。消防団や防災協会とも連携。地域福祉との関連では、社福との連携。役員になれば会合出席も大きな負担。行政が業務委託や協力依頼。行政連絡員という形で。事務委託契約の締結。組織自体の場合と会長に委託。民生委員など。担当地域の声掛けをしたり子育ての相談に乗ったり、支援への仲介役に。あまり住民には知られていない?虐待などの問題。町内会への業務委託は全体の3分の1に留まる。公共施設の管理。高齢の役員には任務が大変。休日も潰れてしまう。国勢調査。調査員を務めることも。相互扶助活動に手が回らないことも。行政の下請組織に?助け合いではなく押し付けあいの組織に。
再評価する。防災の観点。地震や洪水、地域での助け合い。救命救急。震災直後の初期消火の成功。日常的な親睦活動や高齢者の見守り。平時からの協力体制を。救援物資が住民に行き渡るシステム。防犯の観点。空き巣強盗ひったくり。居住満足度の低下に。登下校時の犯罪の抑止。人に注目するのではなく、犯罪原因論だけでなく、犯罪抑止を。監視カメラの設置などハードだけでは限界が。ソフト面の取組。縄張り意識。当事者意識。住民自らが地域を点検する。地域安全マップ作り。地域福祉。仮設住宅での孤独死。都市餓死事件。地域の福祉活動での期待は大きい。電気ポットを利用した見守りサービス。孤独死を防ぐために日常的な見守りを。ポストに郵便物が溜まっている、など。地域包括ケア。介護予防や虐待防止。マンパワーという観点、専門性という観点から、出来ないことも。安上がりな福祉の担い手にならないように。街づくり組織。住民の共同管理の為の組織。権利を全員に。地域自治という組織。強制の組織とされがちだが。役員の負担は過剰。活動の継続の為には出来ることと出来ないことを明確に区分けするのが重要。業務のスリム化と必要な活動に焦点を。NPOと町内会との連携も課題。批判し合うより連携を。存在を全く知らないケースも。NPOは専門性を期待することが出来る。負担低減にもなる。地域全体の情報も有益。相互扶助活動につき町内会をNPO化するケースも。果たす役割は何かを考える必要あり。

 

都市と地域の社会学 (放送大学教材)

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