今日で10連休も終わりである。長い連休を取られた方は日常に戻らなければならない。連休の前はその分の仕事に追われ、更に明日以降は溜まった仕事をしなければならないのでは。それに、休みということになっていても休めなかった人も多い。国際化された企業は、外国は休みではないので対応も必要だ。連休でしか出来ない仕事もある。私の知る弁護士は相談の窓口を開けているようだ。仕事が休めても、介護など私事で忙しい人も当然いる。明日からが憂鬱な人もいるのでは。
なお、私も含めてだが、連休を享受出来なかった人達も多い。世間でのレジャーを楽しむのにもマンパワーは必要。24時間勤務や夜間の勤務も当然ながら増えている。まあ私は小売業界なので、売上が伸びるのではと期待が持てるけれど。
10連休なので経済効果がレポートといて分析されている。消費が増えるので経済が活性化するなどと。しかし大概の分析は、小売業や旅行関連産業など、消費が増えそうな分野しか分析の対象としていないようだ。例えば大半の官公庁や取引所、メジャーな企業など、殆どの機能が連休で麻痺しているので、その分の損失が考えられるが、それについての分析はしていない。片手落ちではないかと思う。ただ、休むせいで損失が出るなら、休まないで働かせろという議論が出てくる可能性があって、それを恐れているのではないかとも感じる。研究結果を何も考えずに発表することが出来ないのは、ある意味で人間社会を扱う学問分野にとっては辛いものかもしれない。