F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

壮年期の精神障害(精神医学特論第11回)

 

アルコール依存症は怖い。親族にも酷い患者はいたし、私もなりかけたことがある。アルコールには近寄らない方が良さそう。最近はノンアルコール飲料もあるので、嗜むならそちらを。

壮年期は長い、人生の中で最も生産的な時期。責任が大きくなる。成熟の季節。しかし決して平坦ではない。学んだことが役に立たない。成果を随時問われるように。アイデンティティが動揺。経済は長い停滞期。過労自殺。鬱病や双極性障害。今回は心身症とアルコール依存症。壮年期に限ったことではないが、理解しやすい。
心身症。きちんと理解されていない。精神疾患の一種?身体疾患の中で、心理社会的因子が原因。はっきりとした身体の疾患。目で見える病気。原因は色々あるが。仕事のし過ぎなども。心理的ストレス。特別な病変ではない。病態。このケースの胃潰瘍は心身症、というのが正しい理解。あらゆる身体領域に。大多数の病気が。ICD10は使っていない。実際にはほとんどの病気が心身症的な側面を持つから。ありふれた現象。心理社会的要因。なんだか不思議。ヒステリーも心の葛藤が原因。ただしあくまで機能的なもの。医学的に異常は見つからない。人間の内臓や器官。巧みにコントロールが。自律神経系。内分泌系。相互作用。強い衝動、アドレナリン。高血圧の準備。交感神経系、副交感神経系。胃液、塩酸。防御因子が追いつかないことも。十二指腸。胃液が流れ込むが防御システムを持っていない。ライフイベントストレス。ストレス論。日常的に影響。ストレスが無い人は居ない。個人のパーソナリティも様々。エンプティチェア。想定して対話。相手の気持ちになって話す。ゲシュタルト療法の一種。向かい側に自分の胃袋。席を代わって胃袋の気持ちになる。コーヒーのがぶ飲みでやってられない。自分の身体を共感的に理解。
アルコール。大きな社会問題。酒害。古くて新しい。薬物への依存。物質関連障害。物質誘発性障害。物が人に及ぼす。物質使用障害。摂取を巡る人から物質への障害。アルコール依存症が典型。アルコール関連障害。アルコールを嗜む習慣は古くから。ヤマタノオロチの伝説。潤滑油。逸脱行為にも寛容、日本の特有。酔っ払う。エチルアルコール。抑制系。飲み続けると抑制機能は脳の外から内へ。外の大脳新皮質。脱抑制。おしゃべりに。注意散漫に。ハイな状態。脳幹部へ進む。訳がわからなくなり眠り込む。昏睡から死亡に至ることもある。アセトアルデヒドは毒性が強い。単純酩酊。複雑酩酊。酒癖が悪い。人に絡む。病的酩酊。急速に意識障害。暴れたりする。アルコール依存症などが背景に。エタノールの急性症状。長期的に続けると慢性性に。体への害。肝硬変など。糖尿病も。血管も脆くなる。栄養障害になる。平均余命は短くなる。精神や行動への害。問題飲酒が深刻に。アルコールの乱用。敢えて飲酒を。依存症の入り口。ありとあらゆる問題が。飲酒行動の是正?危機感が薄い。酔から醒めると自己嫌悪に。依存症に。その物質を摂取したいとの強迫感。強い欲望。麻薬も同じ。心理的依存。身体的依存という症状も強い。物質が無いと生理的バランスが崩れる。耐性形成。身体が慣れてしまっている。お酒に強くなる。離脱症状、禁断症状。飲酒振戦。アルコール幻覚症。幻聴。アルコールてんかん。振戦せん妄。中断した時に。全身の激しい震え。栄養が偏ってしまっている。離脱症状が出てからはどうしようもない。どこでもお酒を持ち歩く。悪循環。
社会症状。人間関係に及ぶ。酒で心が一杯になってしまう。家庭内暴力が当たり前に。働けず、社会的信用が無くなる。アダルトチャイルド。ASD。アルコール依存症の患者の子供。後になってパーソナリティに問題が。ビル・クリントン大統領。役割依存。様々な原因はあるが、もともとはアルコール依存症の世代間連鎖。乗り越えていける人間の可能性に着目はしたいが。スクリーニングテスト。人間関係にヒビが入ったことはあるか?が最初の設問。原因は?意志の弱い人が逃避?様々な要因が関与。治療は?単純だが難しい。否認の問題。動機が出てこない。維持し実行するのは難しい。不治の病?断酒会活動。AAA。匿名断酒会。30年代にアメリカで誕生。お互いに励まし合い、長期に亘る断酒に成功。一個の人間として。コードネームを使う。回復可能なのが示される。日本型の断酒会。実名で家族にも働きかける。文化背景。全日本断酒連盟。確かなエビデンスが存在。自助グループへの参加を。一人では出来なくてもみんなで助け合う。人間関係によって。医者やカウンセラーに頼らずに。徹底的ミーティング。他のタイプの疾患にも応用される。オープンミーティングも。アルコールの摂取。合法。しかしアルコールだけではない。社会的に大きな問題。違法で有害なもの、医薬品。違法有害薬物。危険ドラッグ。脱法ドラッグとも言われていた。違法ではないという誤解を与えた。違法物質を少しだけ買えて規制を潜り抜ける。危険ドラッグは多種多様。麻薬や覚醒剤を変えたもの。身体への影響が予測されない。巧妙に作られている。

 

精神医学特論 (放送大学大学院教材)

精神医学特論 (放送大学大学院教材)