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ロシアの対外政策(2) アジア諸国との関係(ロシアの政治と外交第12回)

対日関係への言及は殆ど無かった。日本にしてみたら北方領土問題が全てのネックになるのではと考えるが、ロシアはあくまで北方四島に拘るのだろうか。

 

ロシアは全体として欧米諸国の協調主義からユーラシア主義へ。同時多発テロで改善に向かったが、対立へ。アジア諸国と結ぼうとする動き。欧米諸国と対立する政策の強度が問題。
ロシアは歴史的にはヨーロッパ・アメリカを意識。1810年に外務省アジア局。外務省の本流は欧米諸国。アジア局は傍流。19世紀の初頭の関係は?オスマン帝国、ペルシャ帝国。清朝。既に弱体化。支配地域に勢力を浸透させることが出来る。しかし列強はロシアと対立したり強調したり。黒海からバルカン半島へ。53年のクリミア戦争。ロシアは大敗。77年からの露土戦争。清朝の関係。57年にアロー号戦争。英仏が特権。清朝にアイグン条約。義和団事件後、満州を勢力圏にしようとしたが、日本との戦争に。満州方面でも勢力圏にすることが容易ではなくなった。中央アジアへの進出。60年台にはペルシア帝国を攻撃。中央アジア全体を版図に。イギリスがインドを脅かすと思い、アフガンへ派兵。グレート・ゲーム。その後は第一次世界大戦までイギリスロシアの関係は安定。相互に制約し合う。意識の内にヨーロッパ文明、キリスト教文明を周辺に。ロシア革命後のソビエト・ロシアは?弱小国や植民地を助ける姿勢。呼びかけはアジアに反響。次第にアジア諸国はソ連の主張を受け取らなくなった。トルコ共和国は共産主義革命を恐れる。イギリスやアメリカに接近。NATOに加わる。中国。ソ連と友好関係に。国民党と共産党の支配者はソ連と協調。中ソ友好同盟条約。中ソ友好同盟相互援助条約。仮想敵国は日本。第二次大戦が終わる。共産党は50年代まではソ連と協調。69年には国境地帯で武力衝突。ゴルバチョフのもとで和解。インドとの関係を深める。インドと中国では武力衝突。明白に中国を意識。基本的にアメリカとその同盟国に敵対。しかしアジア諸国と必ずしも友好関係になかった。アフガン侵攻で、モンゴル、ベトナムなど少数に。軍事援助に依拠。
全体とするとエリツィン大統領はゴルバチョフの姿勢を継続。国境問題を解決する姿勢を維持。中国についても。96年の外相はロシア中国インドの三角関係。99年に議定書。3つを除きそれ以外の島の領土の確定。08年に全ての領土問題を解決したと声明。日露間の領土問題の交渉。ロシアはエリツィン大統領の強い指導下で日本と接近。しかしエリツィン大統領は日本の提案を拒否。ロシアでは金融危機が。ロシア指導部は中国との将来の関係を考える。交渉力がロシアに有利になるとは考えづらい。日本の経済状況。アメリカとの関係は良くはない。NATOの東方拡大。あくまで憶測だが。90年代のロシアと中国。対中政策だけではない。インドとの関係。エリツィン大統領はインドを訪問。三国関係を維持。インドを利用して中国を牽制することはしなかった。ロシアの北朝鮮に関する政策。最低の状態から。韓国と北朝鮮に等距離の姿勢。99年の友好善隣条約。同盟関係ではない。敵対関係を作らない。経済環境の促進を。貿易関係。トルコとは貿易拡大。イランとは原子力は困難なのだったが貿易は拡大。ユーラシア主義へ。イデオロギー的変化。
プーチン大統領登場後は?明らかにロシア外交を活気づける。欧米諸国の経済援助に頼る姿勢を払拭する。第一期の4年で各国に頻繁に訪問。非常に精力的に大統領職をこなす。人気の重要な要素。沖縄のG8に。再び日本に。早くからエネルギー資源に注目。輸送ルートにあるトルコ。カスピ海周辺に位置。要の国家。90年代にパイプライン、03年に完成。関係に大きな意味。欧米諸国はエネルギー価格の高騰に向けて、ロシアを通らないパイプラインを。バクーからの石油パイプラインが。アゼルバイジャンはロシアを通さずにトルコや欧米に。天然ガスについても同様に06年に完成。トルコからパイプラインを。カスピ海からウィーンに。ナブコ計画は立ち消えに。00年半ば以降、エネルギー政策の対立。トルコはどのように振る舞ったか?ロシアとの経済関係を重視。貿易額の増大。14年にウクライナを巡った対立でも姿勢は維持された。対露経済制裁には加わる姿勢を見せていない。NATOの一員であることを自覚する?90年代以来の努力が実りつつ在る。ロシアと中国とは?01年6月には上海協力機構。領土問題も順調。同時多発テロが起こると、プーチン大統領はアメリカとの関係改善に。アメリカ軍の中央アジアへの立ち入りの許容。中国側の思惑はプーチン大統領を成約せず。しかしながら貿易額は増大する。05年では中央アジアのアメリカ軍に撤退期限を示すように。しかし中国はトルコと異なる。ゴビ問題。中国での勢力を脅かす?中露間の関係は緊密?外部の国が民主化の圧力をすべきでないという点では同様。中国の経済発展にはエネルギーが必要で、その点ではロシアにも望ましい。パイプラインの支線。ウクライナ問題。ロシアと中国は、天然ガスの輸出に合意。中国への接近を強めている?ロシア側にとっては問題を孕む。中国にとって欧米諸国と対立することはどうか?中国にとって大切な輸出先。中露両国の信頼関係の問題。長い国境を共有する問題。中国とロシアの国力差が拡大した時に、国境問題を蒸し返す?同盟関係が出来るとすれば、中国が欧米諸国支配を覆したいということからか?トルコと同様の立場を。ロシアにとり悪くはない。中国とトルコはロシアに重み。欧米諸国との対立については更に。日本との関係。大統領国後島訪問。プーチンは日本との交渉に反対しない姿勢。インド。アメリカと中国と関係を改善。BRICsの首脳会談をロシアで。その後持ち回りで。国際経済の構造の変更を。IMFは発展途上国に耳を傾けるべき。ロシア経済はBRICsの中でも見劣りする。

 

ロシアの政治と外交 (放送大学教材)

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