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子ども家庭福祉の実践(社会福祉実践の理論と実際第11回)

子供を取り巻く問題は複雑なものがあるけれど、特に貧困問題には目を向けていくべきだと思う。経済的に余裕がないと人間関係を築く能力も高められないのは自明のことではと。

 

子供の現代的課題とその背景。援助者にとって全体像を理解する。少年事件や児童虐待事件。親に批判的になる。現象に注目がいきがちで、背景に考えが及ばないことも。相対的貧困率が高い数値に。6人に1人が経済的に苦しい状態に。近所の人と世間話をしない親が3分の1に。育つ環境。貧困も孤立も特別なものではない。過程が外から見えない。誰も自身のことと思ってない。子供どころではない。子供のことが分からず不安が大きい。ちょうどいい距離を取るのも難しくなっている。育児雇用が不適当な育てに。児童虐待も非行に関連している。ネグレクトが不登校に関連。いじめという課題に発展。学校から遠くなり学力低下が。貧困への悪循環に。貧困。晩ごはん。自転車。誕生日のプレゼント。家族とのお出かけ。
学力について。経済的背景。社会階層の違いと勉強時間と学力。社会階層の高い学習時間ゼロの子供の方が、社会階層の低い3時間以上の勉強をする子供よりも学力が高い。学力は個人の問題でなく社会の問題。家庭の中では読書活動。生活習慣の働きかけ。親とのコミュニケーション。家庭に本がない。次のステップにどんどん移行することに。生活保護世帯。親と子のコミュニケーションなど。子供の価値観が親の影響を非常に受ける。ダブルワークやトリプルワーク。子供へのケアが少なくなる。ストレスを抱え他者を攻撃する。ターゲットにされる可能性も。子供に必要?経済的にお金が無い。ヒューマンキャピタル、ソーシャルキャピタルの欠如も。自転車がないと友達と遊びにいけない。ソーシャルキャピタルが欠如する。人間関係で育成されるヒューマンキャピタルの欠如に。貧困問題はヒューマンキャピタルやソーシャルキャピタルの欠如に。さらに状況が悪くなる。3つの総体で捉える。親に余裕がない。こどもに選択肢が与えられない。寄り添いながら乗り越える余裕がない。悪影響に。些細なことが問題になってしまう。社会背景を認識してソーシャルワークを。
厳しい子供の現状。学校現場でのスクールソーシャルワーカー。子供の最善の利益を。学校を基盤に。学校の問題に対して関わる。先生方だけでは解決が難しいことも。何故問題が起こっているのか?周りの環境背景に対して変化を促す。教員集団で構成。福祉の専門家が入るのに慣れていない。相談してもらえないことも。先ずは認めてもらうこと。一人職種なので気軽な相談相手がいない。役割が明確になっていないので周知がされない。大変になってから持ち込まれることがあるので、時間がかかったりする。なかなかウェルカムとはならない。安心して相談できるように。先生方との関係を築く。何をするのかを理解してもらう。エコマップ。状況の図式化。目で見て理解してもらう。先生方に集まってケース会議を開いてもらったりする。見通しを立てることが出来る。週2日程度だと、話す時間が少ない。忙しいので時間を作るのが難しい。雑談含めて話をしたり雑用をしたり。女の子の事例。母子家庭。完全に不登校に。怠けてる?来させるように伝えても来させてくれない。子供と話を。先生が声をかけるとうるさいな、と言われる。生活について話をさせてもらうと、ぽろりぽろりと話を。家庭的に支援が必要?何もしていないというより出来ない。親も精神的にしんどくなって、食事が出来ない。子供にも食べさせられない。関係機関と繋がることで見えてくる。支援が必要。学校から連絡を。スムーズに支援が出来る訳ではないが、どんな思いなのかは見えて来たので役割分担を。学校もお母さんの話の聞き役を作っていく。先生が毎日様子を見ることも。学校にゆっくり出来る場所も作っていく。関係機関も過去につながっていたので、母親にアプローチをしてもらう。対象とするのは?先ずは子供と保護者。保護者や子供の思いを。問題先行ではなく。学校や関係機関にも。学校の先生方も。担任の先生が抱え込んでしまうことも。相談相手が居るのだろうかの確認。学校の中を風通しを良くする。教育委員会。
スクールソーシャルワーカー。学校の教師も対象に。事例に対しては本当のニーズを探る。周りの人が分かるように。働きかける。学校、教育委員会、関係機関地域、子供保護者。4つのターゲットとマクロ実践。プロセス理論図。ミクロレベルでも様々なアクターと。変革の対象は個人だけではない。学校組織へのアプローチ。学校アセスメント。先生方が持つニーズ。関係性。学校の機能。学校自体を知る。学校の状態を把握するのが必要。何処に働きかければ相談が上がっていくのか、キーパーソンは誰なのか探る。学校や地域に潜在するニーズを発見する。潜在的に困っている問題。ソーシャルワーカーの方から働きかけを。1人だけだと大変だが、キーパーソンと繋がるとニーズに繋がる。相談活動に繋げる。子供や保護者のアセスメントを先生と共同で。ケース会議を実施。上手くいかない?前には必ず準備を。どんな人に入ってもらい、どんな情報を用意するのか。準備から実施、ようやく行動に。プランの実行。教育委員会に助けてもらう。アプローチ。関係機関へのアプローチ。支え合う学校や地域になるのがゴール。どんな働きかけが出来るか?事例。自治会のメンバーに働きかける。子ども食堂を学校に。ミクロだけではなく、地域のレベルで。コミュニティソーシャルワーカーとの連絡会を立ち上げる。各関係機関が連携。日々日常から顔の見える関係を築く。絶えず全体を考えて調整する。個別の問題だけでなく、地域が助け合っていけるように。
生活に密着した援助活動とは?扱うのは生活。何かを動かすこと。社会性の原理など。現実性の原理。社会性の原理。生きる上で様々な制度と交渉をして生きていく。主体的な側面に目を向ける。上手く暮らしていけないことが。入院している子供について、2つの矛盾する要求が。それぞれの立場で。全体的な立場で調和をとっているわけではないし、本人の立場を考えている訳でもない。社会に対して調整するよう働きかける。本人の代弁も。生活の課題を。現実的に何かを変えていく。そこに焦点を。現実的な視点で。短期目標を立ててスモールステップで。アウトリーチを。問題に気づいていくように。代弁をして本人のニーズに近づく。ソーシャルワークの価値に。
不登校いじめ暴力行為児童虐待など。複雑な事例ほど複数機関と連携が必須。スクリーニングやアセスメントの共有を。ターゲットと目標の設定。モニタリング。評価。ミクロメゾマクロレベルで。ソーシャルワークの世界は未確立。立場上脆弱。無資格のソーシャルワーカーも。ロイヤリティーが雇われた機関にあり、利用者の代弁をする戦うソーシャルワーカーは少ない。エビデンスベイスドの重要性。

 

社会福祉実践の理論と実際 (放送大学教材)

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