F-nameのブログ

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悪意。

一般に使われている意味と、法律の用語として使われている意味とで、齟齬がある用語はさほど珍しくない。今の日本の法体系は、明治時代に西洋諸国の法制度を無理やりに移植したものである。一般の国民のためでなく、近代国家としての体裁を整えるのが主な目的だった。なので専門家以外の人間には意味が取れなくても、法体系を知る専門家にとり便利なように法律が作られてしまった。上からの革命の弊害であろう。なので用語の意味の違いが結構ある。それにしても、「悪意」は、「何とかを知っている」と言う意味として法律の世界では使われているのだが、知らない人間には訳が分からないだろう。法化社会を叫ぶ有識者がいて世間を掻き回したことがあったけれど、先ずは一般の国民が分かるように法律用語を使用することが先決なのでは?