F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

環境問題の歴史 -地球環境問題(環境と社会第3回)

国際社会での社会経済システムの再構築が求められているのかもしれない。G7からG20に変わっていったように。地域統合を進めることも。

 

公害問題という局所的に限定された問題が前回。持続可能な将来像を考える際には、身近な問題が出てくる可能性がある。グローバル化で地球環境問題が深刻に。地球規模での自然の仕組みを劣化させる。人類全体としての生存に関わる。メカニズムを知り対策を考える。経済の仕組みと法制度。
人口が急増、水需要も急増している。自然消費量の急増。人間活動のコントロールが。人間活動由来の環境問題。二酸化炭素など温室効果ガス。オゾン層破壊。自然生態系の劣化により生物多様性の破壊。砂漠化などの土地劣化。酸性雨。海洋汚染。化学物質有害物質の越境移動など。オゾン層破壊の問題と地球温暖化問題。オゾン層については人間の対処はある程度成功。フロン。不燃性であり油脂をよく溶かす。安定で高性能な液体。類似のハロンガスは臭素が導入。大気中に放出されると紫外線などを受けて分解する。オゾン層の分解の媒体に。オゾンホール。特定フロンという物質について生産使用の禁止。代替フロン。プロパンガスや二酸化炭素。スムーズに進む。高い温室効果ガスの効果が。科学的知見が順調に国際的規制に繋がる。皮膚がんの減少という効果が見えやすかった。地球温暖化問題。様々な問題が関連し合っている。地域の環境問題においては様々に関連し合う。別々に取り扱われていても。インターリンケージ。総合的に全体を眺めて考えないといけないので難しい。地球温暖化は単に地球の温度が上がるということではない。人間活動から排出される二酸化炭素で温度上昇が進むという仮説は100年以上前から提唱されていた。58年に始まった大気中の二酸化炭素の測定などで、近年の急増傾向が示された。88年に米国上院で警告が証言される。88年11月には国連で政府間パネルが。地球温暖化の原因対策を。アセスメントリポート。地球温暖化が起こっていることはまず間違いがない。海面水位の上昇も既に観測されている。様々なガスがあるが、主には二酸化炭素。化石燃料の使用による。産業革命は石炭と鉄道から。20世紀半ば以降から人間活動が大幅に拡大。石炭石油。温暖化の影響は様々な分野に。アセスメントリポートは14年中には。地球表面温度。80年以降急激に上昇。濃度観測。キーリング曲線。呼吸や光合成の影響もあるが、トレンドとして上昇。二酸化炭素などの温室効果ガス。地球は太陽からのエネルギーで様々な活動を。温室効果ガスが増すことにより、エネルギー保持量が増えて温室のように温度が上がっていく。温度がどれくらい上がると何が起こるのか。温暖化の影響。水資源の問題。雨の降り方が変わり、地域により影響が異なる。80年には30億の人が水のリスクを負う。生態系。もっと深刻。サンゴの白化など。食糧生産への影響。島嶼諸国にも影響を。マラリア蚊の生息域が変わるなど。数字は非常に小さいが、1度上がるだけで多大な影響が。人間での体温が変化をするようなもの。2度上がると大変しんどい。温暖化の被害が生じるとそれほどのコストが?対策にどのようなコストが?経済学と結びつく。経済評価は出来るのか?世界が協調して取り組む事が重要。地球は1つであるが世界は1つでない?事態は深刻。活動をする段階では、そういう仕組で被害を低減出来るのか?二酸化炭素の排出を小さくする。生活自体に大きな影響が。排出を減らすこと。どこまで?燃焼反応により生成。炭素重量基準。植物や藻類などが光合成により吸収固定され、代わりに大気中に酸素が出される。自然の大きなバランスの中で余分な5%をつけ加えることにより大きな影響。どのような方向が?人間活動の排出を減らすこと。対応策は?温暖化対策として。温室効果ガスを出来る限り減らす削減策。影響がリスクになっているが、それを低下させる対策も、適応策。オゾン層対策との比較。大量のエネルギーを消費して化石燃料に頼っている。科学的技術的知見をもとにスムーズにいったが、温暖化対策はこれから。複雑で利害関係が錯綜している。地球的規模では様々な国の利害関係や認識の違い。もっとも基本的な原因。各国が国家間で競争している面が強い。競争社会。国益を優先し地球益の実現が蔑ろにされている。地球益への取り組みが為されない。多くの解決するべき課題はあるが、地球温暖化問題は最大の課題の1つ。貧困の脱却も避けて通れない。発展途上国は経済発達を第一義に。先進国に責任が。温室効果ガスは温暖化を生じさせる。大気中に蓄積。これまでに排出された量が問題なので、基本的な原因は先進国にある。南北問題という先進国と途上国の間の経済的格差の問題を解決しながら、地球環境問題を解決しなければならない。世界の各国が協力協調していくことが必要。世界を競争社会から協力や強調を前提の社会に。優れて社会科学的な問題。国際社会の合意を如何に作り上げていくかが問題。革新的な技術の開発も必要。化石燃料に依存してきたが、そうでないエネルギー源を開発しなければならない。再生可能エネルギーへ。しかしそれを進める上でも国際社会を変えていく必要が。社会経済システムの新しい開発が必要。ライフスタイルや価値観の転換も大きな問題。エネルギーについては、沢山使う価値観だった。自動車が指標だった時期も。しかし自動車が増えると不都合が、ガソリン車だと温室効果ガスの排出源になる。単に消費を増やすよりも、エネルギーを分かち合うという視点に転換を。革新的な技術の開発も必要だが。次回以降は社会科学的なアプローチを。

 

環境と社会 (放送大学教材)

環境と社会 (放送大学教材)