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客観的な文章(日本語アカデミックライティング第3回)

やたらと意見文ばかり書いているような気がする。反省を。

 

前回のおさらい。分かる文章。名文ではなくて誰が読んでも同じ内容の把握が出来る。読み手に対する想像力を。書き手が。文章には客観的な文章と主観的文章が。説明文が書けるように。内容的要素。事実と意見を分ける。
文章には種類がある。学校ではあまり教わらない?客観的な文章と主観的文章を分けて考える。小中高と作文や感想文が。あまり好きではない?国語が嫌いな人も。書籍をたくさん読むようになると恋愛も上手くいく?大学に入るとレポートや論文が。求められている文章が違う。事柄を説明する。高校まではあまりやらない。高校までと大学の大きな違い。書く文章が違う。主観的な文章に対し客観的文章が。性質の問題。作文はイベントを通して自分が感じたことを。思ったことをありのままに書くことを指導される。小学校自体の文集。感想が上手く書けるなあと感じる。日々の心の中の風景を描く、エッセイ。よしなしことを自分というフィルターを通して。清少納言の枕草子。吉田兼好の徒然草。読書感想文。読書という頭を使った活動を通して。自分が感じたことや得たものを。社会問題などに対する自分の意見を。意見文。小論文。文章を読んで要約して自分の意見を書く。社会問題を扱うと公共的性格が出てくる。しかし自分のことを書くという主眼は共通。あくまで主観的な文章。小論文的なもの。アカデミックライティングの中に入らない?少し違う。
客観的文章。客観的とは?中身は自分の頭の中で。意見文とどこまで違う?自分がどう思うのかとは関係なく、これはこうなんだ、と書く。書かれる内容が書き手個人を超えるものとして書く。大学に入ると何とかについて書く。自分を超える事柄について書くということ。
文章の種類。主観的と客観的。感想文。体験や読書などを通じて感じたこと。問題を設定して意見を。意見文。ある出来事の概要や経緯。報告文。説明文。種類があって目的が異なるということを知っておきたい。客観的文章。特に説明文。
本文には「私」は出てこない。前文や端書くらい。学術本の中身は「I」を主人公にしてはいけない。日本語の場合は使わない。客観性に気をつける。例を挙げる。報告文。日常的に接するのは新聞記事。経緯を主観を交えずに書く。ニュースの記事が客観的文章。自分の私事に亘ることをニュース仕立てに。5W1H。大きな事故の報告書。時間の経緯にそって、原因を突き止める。歴史学も報告文的な。事実の報告。何故なのかで解釈が加わる。歴史は解釈の積み重ね?事実を書くけど事実自体が何か、という問題。議会の資料。発言どおりに書かれている訳ではない。上流階級の言葉で。労働者の発言でも。アカデミックライティングにとって最も重要なのが説明文。機器類の取扱説明書やマニュアル。定義を定めるのは百科事典の項目。言語学。言葉と人間関係。辞典の項目として書いた「挨拶」の説明。人間関係において儀礼的に交わされる。コミュニケーションの基盤を。出会いと別れなど。殆どで挨拶が可能。しかし現実で行われるのは別。言語文化における差がある。日本の場合は挨拶で日常が区切られている。決まり文句の挨拶言葉で。しかし普遍的ではない。挨拶をあまりしないのは中国の文化。以上。挨拶の機能。実際が異なることに着目。日本人は割と頻繁に。イギリス人も結構頻繁に。天気の話題など。別れのときにハブアナイスデイ。言語の学問にとっては挨拶がどこまで世界普遍的なのかが問題。書かれている文献や論文を読む。客観的に裏付けが取れるのが事実。事実だけで書かれている。
事実と事実でないものとは?どうやって見分けるか。「事実」。事実とそうでないもの。構成要素。事実の反対は難しい。事実と意見と誤り。事実の反対は事実でない。どういう意味で?2種類。ハッキリと間違いである。存在しない。誤り。地球という天体は丸い、というのが事実。地球は平らだ、というのは誤り。事実ではないとは言えないが、裏付けがない。事実かどうか決められない。意見。客観的文章では誤りは排除する。事実は裏付けすることが出来る。誰もが確認出来る。意見は判断。そう思わない人もいる。世界のグローバル化は止めようがない。本当はどういうことなのか?誰か分かっているわけでもない。グローバリゼーションとは?インターネットで世界の英語化。アメリカが世界に大きな影響を。必ずしも良い意味という含みを持っている訳ではない。正しいかどうかはよく分からない。よく聞くから事実と言うわけでもない。事実か意見か。事柄そのものとして事実であるか意見であるか。事実の言い方なのか意見の言い方なのか、言葉の区別。表しやすい形が言葉には備わっている。ある形を使ったら意見を言ったことになってしまう。構文。何故何々なのか?5W1Hを使った疑問文。回答が事実をいった風になってしまう。事故に対する尋問を。自分の意見を言ったつもりでも事実を認めたことになってしまう。自己啓発本。何故早起きか、など。間に入っている部分は事実かどうか分からないが、構文にいれることで事実の含みになってしまう。この店の料理の旨さは特筆すべき。旨いというのを名詞で圧縮。前提として言っているように聞こえる。結構ズルい。事実であることを。逆に意見という表現も。判断や程度を。「明らかだ」など。「非常に」など。論文などで自分に言いたいことを強調する為に使ってしまいがち。「非常に重要なのは明らか」などとは使わない方が良い。確からしさが増す訳ではない。如何に使わないで書くか。「非常に素晴らしい」という先生は信用できない?客観的根拠がないから強めて言っているのかと思われる。
実践課題。具体的な文を。事実か意見か。光は重力によって曲がって進む。アインシュタインの相対性理論。事実の中でも学問研究で明らかに。予言。後でそのとおりと分かる。重力により空間自体が歪む。光も曲がる。放送大学は日本にある通信制の大学である。事実。定義的な事実。放送大学学園法。学校法人が大学を。放送による授業を現在のフランス国王は女性である。間違い。フランスは共和制。女性で更に間違えている?居ない人を性別で語ることが出来ない。事柄自体がない。近年日本語の乱れが進行している。意見。メディアなどで耳にする意見で、こう考えている人も。乱れとは?進行しているとは?どれも判然としない。人により見解が異なる。「乱れ」の中に価値判断が含まれている。使い方の誤り?現在日本では人口の高齢化が急速に進行している。統計により。何処と比べて急速なのか?急速というところが示せていない。意見かどうかが微妙な。資料や統計で示せば良いけれど。出生率が低い。日本には該当する。他国との比較が必要。分かっている上で言うのなら良いが。将来を見ると、韓国は日本よりも急速に進む。超高齢社会。65歳以上が21%以上という定義はあるが。それを無視すると間違える。そう思っている人はたくさんいるが、あくまで意見。日本語は細やかな言語表現を。文化遺産。世界的にも稀。事実として主張できるか?季節の移り変わりなど。証明できない内容で。あくまで事実ではなく意見。学術的文章には書けない。曖昧過ぎて受け入れられない。

 

日本語アカデミックライティング (放送大学教材)

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