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隷属。

「隷属への道」を書いたのはハイエクという経済学者である。ただ、経済学というより政治の議論で取り上げられることが少なくない。社会主義が最先端の政治理論とされていた時代に書かれ、異端の考えとされている。要は社会主義という中央集権の政府は、自らの権力で人々に隷属を強いるようになる、という論理展開をしている。今にしては当たり前の話だけれど。社会主義を標榜する国家も資本主義の要素を取り入れている。ただ社会主義が復権しないと断言することも出来ないので、「隷属への道」の意義は失われることはないだろう。