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高麗時代前期の社会と政治(韓国朝鮮の歴史第5回)

地方の観点は政治史では忘れがちな視点だと思う。

 

古代史に続いて高麗王朝の成立過程と前期の政治社会。中央と地方の関係。新羅が衰えて地方の豪族が。朝鮮半島に3つの国が成立。高麗王朝。新羅が衰える。様々な勢力。後百済。後高句麗。後三国時代。山東半島に近く、交易船の行き交う。海上交通の把握で勢力を養う。後百済。内紛から高麗に征服される。新羅は小さな国に衰退していた。935年に高麗に帰順をして幕を閉じる。936年後百済を併合。高麗が統一。高麗は次第に北方にも。朝鮮半島のほぼ全域を支配。五代十国時代。河北地帯には5つの王朝が変遷。統一王朝。契丹と遼の関係。契丹が宋を圧迫。契丹に朝貢。北方勢力との関係を軸に。遼による侵攻。必死の外交努力。
多くの勢力を征服し吸収してきた。地方豪族が大きな勢力を。お妃が29人、多くは地方豪族の娘。略系図。多くの息子たち。豪族出身の官僚が中心。その中でも科挙という採用試験を受けた者が増えてきた。王朝の中でも地方豪族の様々な勢力。豪族出身の官僚。科挙によるもの。地方支配者。中央に出て官僚に。世襲的な門閥貴族。中央と地方が強い繋がり。地方制度。地域の勢力争いをして高麗の建国に協力。祖先が新羅の末裔と称する。安東。文化が残っている。朝鮮時代の残り香を味わいたい。何度も出かける。集落を歩き回りバスを使ったり。王建が建国。功績が高く評価され、子孫は高位高官に。中央に出なかった、または中央から戻った人たち。地域の支配権を掌握。中央と地方の2つの正解で大きな勢力を。地方制度。初め10の道に分けていたが、北部と南部とで違う体制に。道の分け方も現代と違う。南部は文官を。北部に武官を派遣。軍事的な。基礎的な地域単位。邑。有力者たちが根拠地としていたもの。邑を基礎単位に。細かく称号が。重要性などでの邑の序列。朝鮮特有の性格。邑は道の中で独立している。領域も重ならない。邑に称号が。称号の変化。領域が重なることはない。国家が地域を地方行政化した。周布郡権。国家に対する功罪による。安東地域。高麗建国の過程で府に昇格する。族を討伐した功績。反乱討伐の。400年の間に10回も称号が変化する。理由が分かっているものを見る限り、人々が国家にどのような功罪があったか。地域有力者。高麗は初め地方官を派遣することが出来なかった。実際の支配を。県という単位。派遣されているものと派遣されないもの。間接的な支配。周布郡権。優劣の差はあるが一定以上の評価を与えられる行政区画。全国に広く設定されていた。雑多な呼び名。労役を提供したり特別な物品を収めたり特別なものが。陶磁器などの物品の上納が住民の国家的義務。荘園。交通関係の労働力の提供が義務。上納する物品の水上輸送を。労役を担当。官僚などへの宿を提供。公文書を伝達するなどの住民の義務。国家に対し功績があれば昇格し、国家に対する罪があったら降格もあった。有力者の間には性と本貫というシステムが広まる。性を貰い本貫を賜ることも多い。多くの邑を基盤とする豪族は本貫を認められ、中国風の性を名乗ることが許された。
高麗以前の勢力には都に住んでいる豪族貴族の世襲だったが、高麗で大きく変わった。豪族やその子弟など地方勢力が。官職や職務を決定するのは能力を勘案するのに移り変わった。初期は国王権力の影響、世襲。貴族層の形成。科挙により実力で官僚に。その2つの併存が官僚体制の特徴。科挙の根幹を為したのが学問、儒学を中心とした中国の古典。学問所。儒学の制度的な学問思想として。門閥官僚たちも科挙を受験し合格することで地位を正当化する。行政システムを。文官と武官。2つの官僚からなる。両班システム。政府官僚と地方勢力の分離を図る。
高麗王朝が12世紀になると、大きく揺れ動く。内乱状態に。開京は荒廃。開京の政府からの独立。政府の力で鎮圧されたが。1170年。武臣たちの蜂起。武臣政権の始まり。両班制度には文官の下だった。実力で文官から権力を奪う。1173年には反乱があったが鎮圧する。武臣政権と言っても文官を排除していた訳ではない。武臣の内部では指導権争いが頻発する。低い身分の人がついに権力の頂点に。身分が変動していたことを物語る。高麗の社会では広く不安が。各地では反乱が。1174年には権力者内部での抗争が。下層の人々の反乱も。重い負担の低減を求めるなど。最下級の身分の奴からも。南部の反乱勢力は連携して政府に対抗。武臣政権成立も旧来の秩序の不安定化が背景。崔忠献。1196年に政権を掌握。文官や儒者を登用。強固な基盤を。4代70年間に渡り崔氏政権を。武臣の間の争いも静まる。私邸においた機関を。軍事力も掌握。公私が混ざりあった。モンゴルに対する軍事抵抗の中心に。
高麗王朝の前半期。成立のプロセスと政治的行政的システムの整備。武臣政権が成立するまで。邑という高麗独特の地方制度を。理解が難しい面も。歴史的な味方。具体的な事例で色んなものが見えてくる。高麗時代の前期を。次回は高麗時代の後期を。社会と政治の状況。

 

韓国朝鮮の歴史 (放送大学教材)

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