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育児不安(現代の家庭教育第5回)

社会で子供を育てるという意識を、極端に言えば地域すべての住民が持つ必要があるのではと感じる。

 

育児不安が社会問題化した背景と研究の知見を。幼稚園の先生へのインタビュー。日本の家族は行動経済成長期に家族の小規模化を。核家族化。育児不安が。80年代から多く出現。実家の母に連絡したら、泣くなと言われたりした。母性が失われたという話ではない。育児文化の伝達が難しくなった。気づいている人は多くなかったが。当時の祖父母世帯は三世代家族だったり地域社会や兄弟が多かった。独りでなにもかもしなければならないというプレッシャー。高度経済成長以前の主なプレイヤーは祖母だったという研究も。柏木惠子。育児は楽しいという項目では世代の差は無かった。育児に伴う負の感情、70年代に子育てをした人は高く、現在ではもっと高い。祖父母は良い経験と思っている?育児ノイローゼに共感できる?大きな世代間格差。産業化都市化を。子育ての責任は母親に。都市部では近隣付き合いも少ない。情報は雑誌で。育児ノイローゼなどが問題化。コインロッカーベイビー。新たな子捨て。母親の心理を問題にする。育児不安についての研究の蓄積が。こんな育児で良いのかなと心配が尽きない。心身に過度の緊張を。子供にストレスを。育児不安。定義は若干異なる。専業主婦と働いている主婦は?原因が分かれば予防もできる、原因論的なアプローチ。母親の心理状態を把握し適切なアセスメントを。育児不安尺度。育児疲れなど。育児の不安感情。上手く育てているなどの反転項目も。母親のタイプを問題にするのではなく。お母さんが変わらなければ、から、支援しなければならない、という視点へ。個人病理から社会病理へ。
育児不安と言っても内容は様々。膨大な先行研究を分析して4つのタイプを。育児についての不快な感情。子供は大人に頼らずして生きられない。大人の都合に関係なく泣いたりするように見える。食が細かったりすることも。思い通りにいかないイライラなどの不快感、不快感情。子供の成長や発達について。健全な成長を望むが、確信できることは難しい。どれほど情報を集めても安心できない。胎児の段階から心配するお母さんも。母親自身の養育能力を疑ってしまう。夜泣きが続いたり言葉の習得が遅いように見えたり。不安になる。母親自身の育児能力に対する不安。共働き世帯が多く、育児に専念する母親は、社会に取り残されたりする。育児束縛感。育児不安にも幾つかのタイプが有る。社会的な問題も。育児は母親の仕事?父親も母親も。多くの育児不安の研究に共通なのは、夫がキーパーソンになるということ。依然として母が主な育児者なことが多い。90%が自覚している。お父さんたちは思っているより育児をしているように思っている。夫が不在がちの家族に育児不安が高い。時間がない緊張感。生活の単調さ。育児不安の出処が異なる。育児の意識を合わせると育児不安は起こりづらい。夫婦同等に育児を。
育児不安は夫婦関係。お父さんがキーパーソン。家庭の外に。社会から隔絶されていると思う母親は約半分。社会からの孤立感。近所付き合いがある母親は?自分の子育てについて視線が気になる。親密なほど不安感は低い。子供を預けられる人が居ると、楽しいと感じやすい。
幼稚園の先生へのインタビュー。どうやって育てたら良いか分からないという親に。子供は何かを考えてやっている。危険でなければやらせてあげたい。大人としてこうあってほしいというのはある。きちんと片付けることも大切だけど。遊ぶ時には。その時期を踏んで分かってくるものがある。でないと後で問題が。認めてあげるのが。あまり理想を追い求めるのでなく。こうしなきゃ、に囚われないで。保育園や幼稚園の先生がその次に身近。近所のおばさんだったり。何歳までに何が出来ないといけない、と思い込まない。段々と社会と接する。幼稚園や周りのサポート。子供の保育を一生懸命だったけれど、親子関係が非常に影響している。お母さんの気持が大事な条件。子供の遊びが楽しくなるように。保護者の方の理解や協力も。保護者を支えるのが凄く出てきている。保護者と一緒に。同じ方向を向いて。でないと子供が戸惑ってしまう。悩みを聞いたり友達関係で辛かったり。今はこういう時期。育っているところを、周りの育ちも見ることが大事。次のお母さんに話すことができるように。お母さんの体験者と幼稚園の先生が話すのとでは説得力が違う。お母さん同士の対話の中で経験を伝える。お母さん同士の仲間。自分の中で考え込むと子供の悪いところとか、まだ育っていないとか。他の子と比較しないで。育ちの速度が違う。専門家の意見が必要なこともあるけれど。どのように子供に接すればよいか。責任があるから起こることもある。しかし感情的になっても伝わらない。お母さんに余裕がないと。いけないことがあったら落ち着いて教えてあげるという気持ちで。何回も繰り返すと人間だから起こってしまうが。ヒステリーになっても怖いだけ。子育ての本の通りにするだけでなく、子供に向き合う。起こるのはおしまい、いい関係を保つ。
子供が産まれる前の不安感情。出産前の不安感情も高まる。
子育て支援の人などと程よい交流を。社会全体で子育てを。より専門的に言えば、スキルの向上を図るなど。スキル開発のプログラムを。混合して使うことも。要は不安感が下がれば良い。
ワンポイントレッスン。いじめとは何か。ふざけからかいから犯罪型に至るまで。緊急性があることも。いじめの特徴。いじめは同じ集団の力関係の中で。同じクラスで、などの集団。優位の者が劣位の者に。特定の子供をターゲットとして作り出す。集団の力で有利な立場に。力の強い者が一方的に継続的に反復的なプロセスでエスカレート。精神的な苦痛や肉体的な苦痛。何らかの苦痛を感じていることがいじめの第一要件。加害者とされる子供に意図がなくても苦痛を感じるならそれはいじめ。継続的であることが。集団の力で悪意を。面白いから。小気味よく感じるから。加害者にとっては遊び。ネットいじめ。加害者は連帯感を。タイプに応じた具体的な対策、現実的な指導を。

 

現代の家庭教育 (放送大学教材)

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