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遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(1):問題をどのようなフレーミングで理解すればよいか(リスクコミュニケーションの現在第5回)

知識不足だと侮る神経は極力持たないようにしたいと思う。

 

本格的な栽培の開始は96年。00年あたりまで安全性を巡る論争。ヨーロッパが中心。リスクを伴う科学技術。リスクガバナンス。
栽培の現状。96年のアメリカで。15年には96年の100倍に。耕地面積は世界全体の13%に。アメリカが最も多い。世界の39%。大豆が最も多い。綿花なども。除草剤耐性作物。抵抗力を。除草作業が楽になる。害虫抵抗性品種。作物自らが。対策の手間が減る。発がん成分の減少。スタック。ゲノム編集。安全性を確認して認可。日本でも。リスクや社会便益。社会的論争が絶えない。リスクの語り方と論じ方。問題のフレーミングの多義性。
フレーミングの意義。問題フレーミングの多様性と多義性。問題の枠組み。リスクの論争は実際のところ何を問題としているか、フレーミングのすれ違い。正しいフレーミングのより深い不一致。論争や対立の根本的問題の理解。フレーミングの重要性。90年代末の5カ国での調査。一般市民は?研究開発などに関わっている人以外。NGOや大学以外。重視している問題。GMO。リスクの捉え方、フレーミング。科学的技術的だけで答えられるものはない。何故必要か?便益は?使うことで効果がどれほど?しかし様々な作物もある。技術的説明だけでは納得しない。誰がどのような利益を?自己の利益の追及の是非が。遺伝子組み換え作物の決定は?知る権利、選ぶ権利。救済策や責任の所在。いずれもが価値判断を含んだ規範的な問い。リスクに関するコミュニケーション。否定的な態度について、不安を抱きゼロリスクを求めるには、合理的に判断するための科学的知識を欠いている。欠如モデル。安全性を説明。当てはまらないケースもあるし、説得をするのに欠ける。科学的説明で解消されるのではない。社会的規範的な問題。フレーミングの問題。不知で不合理?ますます不信を高める。フレーミングにおいてコミュニケーションを重視。信頼をも左右。
広い観点から。登場以来、様々な問題が議論。可能性とリスク。3つの大きなフレーミング。利益と便益。健康に対するリスク。農地やその周辺の生態系。社会経済的な。リスクガバナンスの在り方。規制の科学的な証拠。健全な科学。予防原則。事前警戒原則。経済的利益を求めて規制を簡素化して国際的に統一する。90年代から00年代。貿易の自由の問題。規範的な問題。許認可を誰が決定する?正統性。基本的人権の問題。農業食生活の在り方。経済性重視の品種を育てるのは社会の持続的可能性の点から問題。3つのフレーミング。
リスクと便益。90年代後半から00年代半ば。便益。第1期。害虫抵抗性品種などが。貯蔵性、耐病性。環境ストレス耐性。干ばつ耐性。第2世代。消費者にとってのメリット。健康増進。ワクチンなどの医薬品。第3世代。重金属を吸収したり、原材料。
遺伝子組み換え作物のリスクと便益。健康に対する。栄養強化。ゴールデンライツ。βカロテンを豊富に含む。ビタミンA不足の解消に。近年飛躍的に増える。ゲノム編集。抗生物質マーカー。抗生物質に抵抗力。選別技術。生態系に対する。害虫抵抗性品種を使うことで農薬を減らす。毒素を作ることが出来る。害虫退治。農薬散布が要らなくなる。野生動植物の生態系。既存農作物への影響。野生種などに拡散。導入遺伝子のタンパク質がもたらすのもの。対抗進化の可能性。作物を取り囲む生態系。抵抗力を持った耐性害虫など。対抗進化で負荷が高まるなど。一緒に使用される除草剤。非選択性。昆虫などの生存が脅かされる。導入遺伝子のタンパク質。対抗進化。遺伝子組み換え作物に固有のものではない。在来種でも。現代農耕に共通する問題。
社会経済的なリスクと便益。農業者一般にとっての便益。労働者利益論。省力化やコストの削減。途上国利益論。生産性を高め栄養養分を高める。健康面と経済面を改善。悪影響について。

 

リスクコミュニケーションの現在―ポスト3.11のガバナンス (放送大学教材)

リスクコミュニケーションの現在―ポスト3.11のガバナンス (放送大学教材)