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感性脳を活性化する超知覚情報(音楽・情報・脳第6回)

1つの研究の破壊力をこれほどまでに見せつけられたことはない。学びを続けていける醍醐味があった。

 

情報学の成功例。
ハイパーソニック・エフェクト。可聴域上限。超えても脳の最高中枢の機能を高める。聞こえない音でも。大橋力が発見。「AKIRA」の音楽。音の職人。発見のキッカケはレコード制作の中で。CDの普及。過渡期の出来事。
LP。溝を刻む時に色んな周波数を。音楽そのものは変わらないけれど、音が良くなるような気が。芸能山城組。1つの評価に。LPからCDの過渡期。スタジオのCDプレーヤーで聞く。狙った音が出てこない。無味乾燥に聞こえる。光ディスク。周波数をどこまで記録するかが大きな問題。聞こえる周波数を。人間は20キロヘルツが限界?そういうものではなさそう。同感だった人もある程度いた。2つの音の聴き比べ。実証されるばかり。高い周波数を強調することで音の効果が。聞こえてないものがあったのかもしれない。生物学者としての自分。ビタミンが在る時と無い時。抗生物質の効き方。規格を決める研究は1つの刻みで。次は40キロ、80キロ。20キロまでは沢山データがある。100キロでやってみた。筑波のメインフレームに入っているだけ。こっそり忍び込む。ガムラン音楽に着目。高い周波数の効果。音の中にアルコール成分が。アナライザーを使う。民族音楽は色々在る。ビクターのレコード制作の部門で民族音楽を。地球の様々なところを周り、現場で音楽を。エッセンスの匂いがあったりなかったり。強烈に感じたのはガムラン音楽。スピーカー。電気信号を変換する。新しく作る。やっと高い周波数をコントロールされた形で。音楽に含まれている高速フーリエ変換で。ようやく使われた超高速周波数。ピアノの音は10キロ程度。ガムラン音楽は100キロ。超高周波を記録するレコーダやスピーカーシステムも、そのまま使える既成品はなかった。オリジナルな機材を開発。効果をどのように突き止めたか。聞く人が高周波のあるなしを質問紙に。主観的な方法で。超高周波の効果を脳の反応として捉える。身体に聞く。脳の働きの脳波に着目。感動が増すという体験から、報酬系の実験回路を。快さのα波が増えるという仮説。脳波を指標とする実験。医療現場での脳波計測ではシールドルームで電極を。ネガティブな反応を。超高周波を含む音楽の影響を測ろうとしても、埋もれる可能性が。脳波の計測法を抜本的に見直す。無線で送る方法。脳波計測を制約せずに行う。装着方法も工夫を。テレメトリーシステム。実験室の窓を二重窓に。音を美しく響かせる実験室を。資格情報環境を。リスニングリームでの。
道具立てが整う。90年代始めに。超高周波をカットしたときの音楽の反応。α波の分布状況。パワーは維持される。超高周波を取り除くと、急に減少。時差を伴ってα波を。残像が消えた後を。α波パワーが有意に。脳のなかのどの部分を?空間情報の問題。活性化される脳の領域を。PETという脳イメージング。計測機器が眼に触れないよう工夫を。非常に大規模高度。脳の何処が活性化するか。ガムラン音楽の可聴域だけを。超高周波だけを。同時に提示すると血流量が増大する。脳の奥の部分。美しさを感じる拠点。基幹脳ネットワークの活性化。基幹脳の活性変化。免疫活性が。アドレナリンやコルチゾールが減少する。最適音量調整法。刺激を求めて接近。心理適応。より美しく。複数の原理の異なる。統計的有意性が。ハイパーソニック・エフェクト。ネガティブな反応は見出されていない。
超高周波であればどのようなものでもハイパーソニック・エフェクトが?ホワイト・ノイズ。合成ノイズにフィルターを。ゆらぎのない人口高周波を。導くには極短い時間で揺らぐものが必要。40キロヘルツ以上。尺八やガムランのように超高周波で。極めて短い変化を。定常性が高いと導きづらい。人間のどこの?身体の表面に触れさせると。耳にだけのイヤホンを装着する。超高周波を耳にだけ聞かせても効果は無い。耳には超高周波が入らない場合にもハイパーソニック・エフェクトが。スピーカーからでないと。人間は聞こえない超高周波を身体全体で。脳内のメカニズム。二次元知覚モデル。可聴音。古典的な聴覚系で処理、メッセージキャリア。認知心理的反応。超高周波。身体の表面から受容。一種のゲートを介して。連続性アナログ性の。超高周波と可聴音双方が必要。情動制御系と生体制御系。ポジティブな情動系など。超高周波により活性化。心の働きの強化。行動実験により裏付けられる。ホメオスタシス。ストレスホルモンの減少。
歴然たるハイパーソニック・エフェクトを何故従来は見逃してきたか。脳波の時間的挙動が問題。時差を伴う。ゆっくりと脳活性が。シナプスでは神経伝達物質による伝達が。受容体という鍵穴に入りゲートが開く。感覚神経系。直ぐにゲートが開く。受容体から取り除かれるのでゲートは直ぐに閉じる。遅延も残留も無視できる。脳では音を聞いたりするのに時間遅れがない。報酬系で働くドーパミンなどの。情報を中継して。鍵穴がはまったあと伝言ゲームで。伝達物質は長時間滞留する。出た違いに大きな遅延と残留を。音響学の研究とは結びついていなかった。短い時間で音を切り替えた。参加者のスタジオエンジニア。分からなくて辛かった。残像がかぶって同じに聞こえ、違いが分かりづらい。脳の残像が消えてからだと音の違いが聞き分けられるようになる。音響学領域の方法はミリ秒単位での聴覚系に適する。脳の報酬系の関与が想定される実験、より長い時間の音提示が。鮮明な結果を。学際研究の成功例。
00年6月に。長らく10位以内に。高い国際的注目を。現代病の予防、治療などの応用が広がるという期待が。ハイパーソニック・エフェクトの着想の発端。芸術の領域で。従来の音響学を超えた治験を総合して為された。音楽について様々な領域が渾然一体となったアプローチを。応用可能性も多くの領域に及ぶ。情報学という広がりのある分野の先駆的な研究成果。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)