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看護学対象論(4) 社会・文化と看護(看護学概説第7回)

北海道ネタが面白かった。

 

看護の対象となるもの。人々が社会や文化を。対象を生活する人として理解。看護者と関わる。自分自身が病気になって。生活の記録を取られる。事例。60代男性。外来受診。看護師から問診を。高血圧症と診断。朝食後に内服薬を。尿の出が多くなると聞き、看護師に聞く。夜の仕事で昼間に睡眠を取っているが大丈夫だろうか。生活する人として診察を受けられたか?高血圧症として理解。昼夜逆転の生活に。生活に合わせて援助を。長年慣れしんだ生活様式の追加。文化の中で、社会生活の中で。家族の中で。
文化的存在としての人間。文化とは?芸術作品や歴史的建造物、和食など?目に見えるもの形あるものを。人々により。言語、習慣、道徳など。人間の社会を構成するもの、生活そのもの。当たり前過ぎて意識されることがない。文化的存在としての人間。生きていくための本能的欲求を如何に満たすか。秩序をもってする文化様式。様々な欲求が表現される。習慣は自然に習得される。北海道の表現。人に指摘されるまで分からない。躾や教えのみならず、教育制度の影響。人間が生きていくための活動。文化は身近にあって生存を確実に。患者以前の健康状態からの変化を把握しなければ援助が難しい。患者の枠組みは限られる。一側面でしかない。療養生活の援助、人生の基盤の理解が必要。看護の対象は患者とは限らず、集団へと拡大。組織特性の文化が健康に影響。アイヌ文化。自然への畏敬の念。東京の大雪の大騒ぎ。家族として組織の傾向として。
社会的存在として生きる人間。一定の役割が期待される。産まれる前の赤ちゃん。妊婦も。乳児など発達段階を辿りながら役割を担う。親になる。ライフサイクルに応じて社会的役割が付加。1つの形。人為的に設定。文化によって形を設ける。一定の役割を。それぞれの価値観や信念が育まれる。社会の仕組みの中で。入院、役割を中断。社会から一時的に離脱。ストレスが。反応は人様々。緊急入院の場合。出勤させて、起き上がろうとする。病院という施設は非日常的。危機的状況。逸脱の影響を調整する。
私という自分自身と他人とは、全く違う社会的状況を。同じ文化とは限らない。生活環境などが異なる。社会の成員としてどのような社会的役割を担うか。自分と異なる。自分はオンリーワン。兄弟もかなり違う。看護の対象理解の前提。ありのまま捉え理解する。生き甲斐などが重要。看護者自身のものに当てはめることには意味がない。無意識の内に使って判断するが。あくまで1つの枠組み。歪めて捉えてしまう。自分のものを一旦棚上げする。独自性の見極め。本当に必要な看護をするために。オンリーワンの他者理解。
看護の対象となる個人、家族、集団。患者個人から家族集団へと拡大。看護実践の移行。在宅地域へと拡大。個人の健康は心理的な状況や人間関係や社会的役割に左右。具体例。連日深夜までの残業。仕事に意欲的に取り組めない。体調の変化、危険信号。身体心社会という3側面が連鎖。健康を等しく認識するわけではない。個人の健康観の変化。個々の認識は異なる。熱っぽいなどの風邪の初期症状には?直ぐに病院へ、など。対処方法はどんなもの?個人の健康は社会の有り様から影響。具体例。脳卒中としての後遺症の麻痺を抱えて自宅で過ごす高齢者。療養型の施設に入居が出来ない。在宅の支援体制も充分とは言えない。半身麻痺であっても生活は異なる。福祉制度を活用できる人もいれば、しない人もいる。
看護の対象としての家族。最も身近な存在。様々な問題にも晒されている。少子化や育児ノイローゼ。いじめ、就職難、精神疾患、長期的な疾患。労働介護。孤独死など。増加の一途。家族を対象とした家族看護学の発達。ナイチンゲールの時代から必要性が。個人の背景として認識されるにとどまっていた。70年代に家族そのものを対象とする。システム理論を応用。50年代からシステム理論の応用が。開放システムを適用。インプット、プロセス、アウトプット、フィードバック。フリードマン。家族の7つの機能。情緒機能。社会的機能。生殖機能。適応機能、経済機能。物理的品の供給機能など。家族のなかのサブシステムとしての、など。レベルとして焦点を定める。介入モデル。カルガリー家族介入モデル。アンダーソン。対処のプロセスなど。家族の健康に関する。プロセスへの働きかけ。家族システム。当初のアセスメントモデルは引き続き進化発展している。多職種と連携を。
看護の対象としての集団。21世紀に入り様変わり。健康観も。睡眠などの管理を。健康増進法のもとの健康日本21。国民健康づくり運動。集団への働きかけ。病気の原因をもとから断つ一次予防。個人の生活スタイルの改善を、ヘルスプロモーション。三次予防。企業化。健康関連商品の開発、一大健康ブーム。トクホの増加。体脂肪のControl。サプリメントのコマーシャル。スポーツクラブ。
理解を通じて、人として理解を。悪性腫瘍などの生活習慣病。生活に治療を合わせる。病状の変化や機能の変化によっては生活様式を組み直す必要がある。半身麻痺で自宅を生活。聞き手の右側の麻痺。生活動作を習得する必要。転倒に注意して。保護具の必要なことも。手すりを付ける、段差をなくす。生活文化の変更を要する。左手の訓練などの援助が必要。自らの意思決定を元に支援を。受け身になりControl感をなくさないように。看護が担う役割。最後までその人らしく生きることを支援。看護者として社会や文化を知ること。看護の対象の文化的側面の理解の為に。枠組みの中での理解を。実際に踏み込む難しさも。ズカズカと踏み込むのではなく、信頼関係を築くことが必要。滲み出てくるものをキャッチする。活用方法を伝える。責任をもって関わるという証。多職種との調整は欠かせない。対象理解を進めるコミュニケーション方法、共感をもって。

 

看護学概説 (放送大学教材)

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