F-nameのブログ

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疑念。

私は法学部に在学していたことがあり裁判官の中に知己もいるので、ある程度は司法権について分かるつもりである。しかし大半の人間には、裁判なんて馴染みはないであろう。そして触れる機会があると、面倒臭い手続が続くなあと感じられるだろう。ただ裁判官が判断するだけなら疑念が生じかねない。当事者の双方が手続を通して主張を行い、それを元にして判断をするから一定程度に裁判が信頼してもらえる側面は否定出来ない。それでも刑事裁判には国民の間で疑念が残っているようで、裁判員制度を導入して市民が参加するようにしたのは、信頼を増すよう意図したのだろう。