F-nameのブログ

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平等。

人間は平等であるべきだという考えは定着しているように思われる。ざっくり言うと機会の平等と結果の平等に大別することができる。そして機会の平等の方が重視されるべきだと考えられている。要は機会を与えたのに上手くいかないのなら自己責任だよね、という議論につながる。ところが本当に機会が平等に与えられているかは不分明である。学校教育でも学業についていけない子どもは多い。それは能力も問題だし保護者の財力とも関連がある。つまり機会が平等だから結果はどうでも良い、と考えることは難しい。そして貧困に陥る人間は自らのせいでそうなっているとは限らない。まあ結果の平等を叫ぶと、努力した人間を評価しないのかという議論が出てくるのだけど。しかし努力というのも才能の一種である。