立花隆氏の「日本共産党の研究」を読んだことがある。
戦前の日本共産党の話なので、戦後のそれとは性格が異なるかもしれない(現在の日本共産党自身は暴力革命を否定している)。それでも革命を目指す政治組織一般の話として面白い。日本社会への影響力は大きいものがあったが、最後には国家権力により根絶やし状態にまでなった。そして「転向」という名の変節が獄内あるいは外で行われた。それは無理はないのだが、戦後になり転向しなかった人間が主導権を握る効果が現れた。このことは現在の日本共産党にも影響を与えている。