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情報環境の変容と音楽(音楽・情報・脳第14回)

音環境の今後はワクワクしたものになるかもしれないと感じる。ここ10年で革命があるかも。

 

仁科エミ。環境音の激減。人工物が発する音。音環境。都市環境音。自然環境音。環境音も音楽環境を構成。音楽から視野を広げて。音環境の違い。
音楽は音環境という要素を。情報の概念。物質環境とエネルギー環境と情報環境。音環境。音楽だけでなく、自然環境音など。音楽は音環境の一部。アフリカの狩猟採集民のフィールドワーク。音楽の収録を。演奏されていないときも豊富な音が。周波数スペクトル。歌声の。50キロヘルツを上回る高周波の。瞬間的には100キロヘルツを超える。日本の長唄の声にも高周波成分が在るが。幾つかの鍵盤楽器の。ガムランには高周波成分が。西洋近代に属する文化圏の音楽などは周波数が異なる。可聴域に集中。聞こえる帯域と共に高周波成分が少なからず。環境音については?様々な環境に。音収録システムを。先進国や都市部や田園地帯。人類発祥の地の熱帯雨林。東京。上限は20キロヘルツを超えることは少ない。マンションには環境音が認められない。人工超高周波成分。電子機器から?バリ島の庭園や日本の屋敷。自然と調和する環境。50キロヘルツを超える音が。ジャワ島の熱帯雨林。100キロヘルツを超える超高周波成分が。ボルネオやカメルーンでも。ミクロな時間で複雑に変化。主な発音源は、多様な昆虫群。エクアドルの新種のキリギリス。種により異なる鳴き声。昆虫種の多様性が。情報構造が大きく異なる。可聴域上限を超える。脳の基幹脳の活動を高める。脳の報酬系の活動を向上させる。聞こえない高周波を含む音を聞く時。α波が増える。免疫活性が増加。超高周波成分を含む声が心地よく。接近行動も。全て統計的有意性を。人類に普遍的な。音楽と環境音のデータを同じ視野で。自然性の高い環境音には極めて豊か。近代では著しく欠けている。高密度な環境情報は失われている。音環境の変貌は人類にマイナス?
背景となる問題意識。都市化、文明化に伴い現代病が。生活習慣病。発達障害など。治りにくいのが特徴。病気のメカニズムが遺伝子にメカニズムされている。一種の解体現象。スイッチをいれるのは基幹脳。自己解体プログラムの引き金を。自己解体。自己解体モデル。情報環境の変容と。生命の歴史。最初の1匹が増殖。多様な環境に進出。ぴったりあった遺伝子を。進化的適応。遺伝子活性。初期設定として発現。初期設定、デフォルトとなる生命情報だけで。本来の。ストレス無しで。本来の環境と異なる環境に。環境がずれてしまう時。適応プログラムにスイッチを。今までに無かった酵素を作るなど、適応。大腸菌。ブドウ糖を本来は食べる。ブドウ糖はないが乳頭がある場合。必要な酵素を。適応。適応の遺伝子発現。ストレス。環境からの情報。適応にはストレスとコスト、リスクが伴う。本来の自己解体モデル。全ての適応プログラムを使っても解消されない時、自己解体モデルを発動。利他的自己解体。このモデルを脳を持った動物に拡張。脳には快感というご褒美を与えてくれる報酬系と、懲罰系の両方が。神経ネットワークの働き。本来に近いと報酬系が活動して不快感が低くなる。不快感が高まる。適応の環境に遭遇したら、本来の環境に戻ろうとする。古典的生物学。適応の度合いが高まる。適応の先に自己解体領域を。報酬系と懲罰系が逆相に。自殺や冬山の凍死。拒食症。エンドルフィン。麻薬のような効果。モルヒネはその偽物。強い快感が。体重が増えてくると食べたくなくなる。自己解体領域では整合性が。本来領域に近づくほど。本来の環境とは?現生人類の遺伝子が形成されたところ、アフリカの熱帯雨林。その音環境とは?世界に現存する熱帯雨林で。温度湿度の快適さ。熱帯夜はない。自然環境音には高密度の高周波成分が。熱帯雨林の環境音。ボルネオの朝の。夜明けから朝にかけてが最も賑やか。手長猿など。広大な熱帯雨林。自然のエコーが。可聴域の騒音レベル。70デシベル。共通して決してうるさくは感じられない。音楽と環境音の音楽構造。超高周波成分は都市環境には失われている。知覚できる情報が。自己解体モデルでは音環境自身が隔たっている。適応不能な領域に踏み込んでいないか?現代の文明の病理と関連する?一種の情報の栄養失調に?否定する材料は見いだせていない。基幹脳の活性化。基幹脳活性は一次的に回復しただけ?
こうした知見を逆手に取る。脳に適合した情報環境を。超高周波成分を何らかの方法で補う。基幹脳の活性化を。自己解体をしないように。適応ストレスの減少を。不適合状態を改善する仮説。ハイパーソニック・エフェクトを。ハイパーソニックサウンドを。仮説の検証の為に録音して実験室内で再現。影響を比較検討。熱帯雨林の音を加えるとα波が。MK細胞活性が高まる。ストレスホルモンと呼ばれるアドレナリンが低下。音を聞いた後の方が爽やか。知覚の鋭敏化も。実在の街にハイパーソニックサウンドを。典型的な都市環境音。オリジナルなハイパーソニックサウンドを。心理的効果を。α波が増加し基幹脳の活性化を。免疫力の上昇。コルチゾールなどのストレスホルモンは低下。より雰囲気が良くイライラしない。同じように知覚の鋭敏化などが。騒音環境に高周波成分を加える。鉄道の列車の中。クレームが多い。列車の環境音に音の印象評価が変わるか。敢えて聞こえない高周波成分だけを。音環境に対するマイナスからプラス面に。アナウンスは聞き取りやすく。脳波計測。基幹脳の活性化を。生理反応を反映して好感度が。萌芽的では在るが適応が必要な環境に移行した現代文明の環境を本来の情報環境に近づける。大多数は熱帯雨林環境以外で生きざるを得ない。狩猟採集生活に戻ることは出来ない。音環境だけでも接近させることにより改善を。音や音楽は新しい役割を担うことに。商業施設や公共空間にハイパーソニックサウンドを取り入れる取り組みも始まっている。
応用の観点から見たハイパーソニックエフェクトを。日本原産の生存技術。建物や情報家電などの。コンテンツなど市場の創造に。医療などへの応用も。世界の標準化を先導する。応用には課題が幾つも在る。音源が乏しい。CDなどの音の大半には高周波成分が含まれていない。ハイレゾリューション。高周波を再生するスピーカー。ハイレゾ音源。高周波成分を含めた。少なからずある。特に日本の楽器の。アナログマスターテープから。ハイカットデジタル。再生装置側にも課題が。基幹脳の活性化を。40キロヘルツ以上。特に効果があるのが80キロヘルツ付近。安価な機材の開発を。技術の実用化のテンポは高まっている。音楽は共同体を作る。音の効果は生活を豊かにした科学的裏付けのある。期待に答えうる音楽と技術を。一種の必須栄養素として。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

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