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学びと評価を近づける(教育心理学概論第14回)

現実問題として一人ひとりをfollowするのは難しい面もあるかも。一斉授業の方が明らかに楽だから。

 

三宅なほみ、三宅芳雄。評価。されるのが好き?教育心理学でとても大事なテーマ。具体的な例を挙げながら。連想するのはセンター試験のような問題。何が測れるのだろうかと疑問。テストに因る評価とは違う新しい評価。人は如何に学ぶものか、学習者の視点。評価とは何をするものなのか、という問いが問い直されている。実例。テストでアルマダの海戦は何年か?1588年。入試では答えられた?問題が10点だったとする。1590年前後です、というのは何点?0点?試験管が続けて、どういう意味があるか?年代を覚えただけ、と回答。随分詳しく答える。イギリスが大西洋を支配したのは1500年代の末の辺り、と。ある程度評価には自由度がある。評価の目的にも因る。この例はアメリカの連邦政府が諮問して、2年ほど話し合った答申。学生が知っていることを我々はどうやって知るか?の書籍に出ていた例。判断の根拠がつくように。説明が出来るように。そのための枠組みを。評価の三角形を提唱。観察。解釈。認知。バランスをとる。評価は客観的なものではなく、観察結果、証拠に基づく主観的な。公平?物差しを元に?観察して得られた証拠に基づく主観的な推定。最低この3つについては考えなければならない。最終的には認知過程を見るという方向に向かっている。順番をつけるという素朴な評価には馴染みづらい。認知過程。ダイナミックに変化し続ける。見方によって違ったものに見える。本人ではなく他の人が見た時に。評価すること自体が認知過程に。なるべく役に立つ形で認知過程を明らかにするには観察が大事。情報を上手くたくさん取りたい。いろんな観点から観察を。観察の窓をたくさん開けないと。考えていること。それは何故か。推測は難しい。できるだけ質の良い観察をして。観察というのは、認知過程を観察するための窓のようなもの。認知は窓から見える、その時に起こる認知過程。その下にはすごくたくさんのものがあって、その一部。見えない認知機能には沢山あってそれを支える。解釈。観察できた認知過程を。出たのが01年。今でも評価というのはこういうものだと一般には考えられていない。日本にペレグリーノの評価の三角形。アメリカでも難しくて分かりづらい。基本的には認知を見る難しさを。基本的には、データのとり方から工夫を。自分のものの見方の限界を。観察する窓を沢山にしようと思ったら?授業のやりかたそのものを変えなければならない。2つくらい方法が。1回の授業の評価をする。協調学習の例の意識構成型ジグゾー法。皆が何の問に答えを出すのかを共有。どのくらいのことを知っているか、最後ではなく最初に。一人ひとりの出発点は何処かを。少なくとも最初と最後に一人ずつが。穴を2つ開けることが出来る。小学校の算数の例。三角形の内角の和。180度と知っているくらいの子供。五角形の内角の和は?結構難しい、色々頭の中に描く。眼の前に五角形が在るとイメージを。頂点を結んで三角形を作る。時計回りに頂点をABCDE。底辺に2本線分を引く。AとC、AとD。三角形が3つに。3つの三角形が合わさった形で。180×3で540度。すごく大きな飛躍が。N-2の三角形。N角形の内角の和が。そういう推測が出来る。小学生だと色々やっていく内にやり方を見つける。結構人気があるというか色々考える。手を使うと慣れてきて自分で分かることが色々在る。ちょうど正N角形を。ちょうど真ん中に点を作って頂点まで線を引く。辺がN個。真ん中のところは内角ではない。360度分だけ引く。N×180-360。小学生が考えている時に。何処かの時点で説明を先生が沢山したとする。最後に聞くと全員が分かっていた?結構危ない。最初にも最後にも考えを聞いておく。A子さん。五角形の内角の和。540度と。理由は?教科書にそう書いてある。B子さん。900度。考えながら書いて、三角形が5個あって、360を引く。最初に書いてもらえると、これから1人ひとりに答えが変わってくるというのが把握できる。グループに分かれて色々調べる。分かったことを説明する。11角形については?わかったよ、っていうサインを。最後に書いてもらい理由も。A子さんはB子さんの説明が。考えが進んだと評価が出来る。B子さん。真ん中の360を引く、とスルッと書ける。前後双方が見えていると、どちらも自分なりに納得している。到達点は似ている。2人の伸びを。繋がりのある窓の開け方が異なると解釈しやすくなる。次の授業でどんなものを考えてもらえばよいかを工夫できる。自分の学びが進むと感じてもらえる。一人ひとりの様子を前後だけでなくきめ細かく観察できるとすれば授業もSmoothに。一人ひとりを追いかけるのは大変だから、都度都度に記録してもらうなどする。先端的な授業に。設備がないと出来ない?外国では電子掲示板の上に書き込んで検討するというやり方を30年前からやっている。書き込みをして考えるので、記録が残る。授業中ですることを解釈しながら。内在的評価。授業に埋め込まれた評価。ラーニングマネジメントシステム。学校でみんなが書き込んでいるものをどうやって評価するか。書き込む時に決まりが。決められた書き出しを使って自分の考えを書く。書き出しを選んで自分の考えていることを。秋になって何故葉っぱは赤くなるか。皆の書き出し。数を数えて棒グラフを。自発的に自分の学び方を意識する。先生はWebの上から専門家や教科書の説明を。その人達がよく使っている言葉を。色々違う。興味が湧く。どんどん専門用語を調べて使いこなす。自発的な学びが起こっている。葉っぱの中の糖分は?スカウドマニア。前向き。ゴールが決まってそこに進む、後ろ向き。評価についての考え方が変わると対象も変わる。アルマダの海戦はいつか、ではなく、調べたら分かること。知りたくなったらどうするのかを学ぶ。知ってどうするかを自分で考える。評価のやり方の変化が、対象を事実の記録やらから学び方、スキルに変化。最近は21世紀型スキルを次世代の人材にどうする?言い方自体は08年のOECDで。考え方や仕事の道具としてのITの使い方など。協調的な、他の人と組み合わせながら問題を解決する。ICTリテラシー。ちょっと困る。達成度評価やパフォーマンス評価に。次のゴールを決めることがゴール。computerというものはあれこれいじって使えるようになる。コミュニケーションも。少しずつ出来るようになってやり続けると、それが一番自然な学び?21世紀型スキルの育成、自然な姿に学びを戻す。人は元々対話しながら学ぶ。ある程度は出来ること、ほっとかないで社会の課題に。自分にとって馴染む新しいゴールの設定を。自ら学ぶ人としての実践を。

 

教育心理学概論 (放送大学教材)

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