F-nameのブログ

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憎しみ。

人間が最も憎しみを抱く契機になることの1つは、家族を殺されたことであろう。殺めた人間が分かれば家族がそいつを制裁する(大抵は命を奪う)こともある。江戸時代を描く時代劇では、肉親が仇討ちをする展開が時々見られる。ただ近代国家になると、親族による制裁は禁じられるようになる。あくまで司法制度の元で殺人者に対し制裁が行なわれる。しかし憎しみが晴れないことも頻繁にある。最近は被害者家族が犯人と思しき人間の刑事訴訟に参加するようになっており、判決を下す際に参考にされている。後は専門家が事実認定をするので間違いは少なくなるのもmeritである。憎しみを晴らすのも刑事訴訟制度の機能の1つである。