物について崇拝すること。基本的に物は神そのものではない。なので大抵の宗教では偶像崇拝を忌むべきものとされている。しかし物を伴わない抽象的なものにつき信じるというのは、大抵の人間には難しい。なので十字架などのアイコンを用いて神の象徴としている。結び付きが目に見えるのは人間の精神的安定に資する。ただそのアイコンが争いなどの種にもなる。戦前の日本の学校では、天皇を崇拝するあまりに、御真影(要するに天皇の写真のこと)が大事と思い火事の中をそれだけは焼けないよう持ち出すことに。その為に絶命した教員も。イスラム教は絶対的に偶像崇拝を禁じているとされる。しかしメッカを聖地とするのと偶像崇拝と何処が違うのだろう？
