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最先端情報学・脳科学がひらく音楽の新しい可能性(音楽・情報・脳第15回)

バリ島に行けば楽しいかもしれない。かなり悪しき意味で文明化しているかもしれないけれど。

 

情報学や脳科学の発展が音楽への影響を。
本田学。脳科学の進展は著しい。計測方法。ハイパーソニック・エフェクト。応用可能性を。情報医療。超高周波成分を含む音。基幹脳を活性化。神経活動。様々な生活習慣病。文明病。様々な病理と関連を。人間の脳に入力される。情報を用いた医療。情報医療。原理。人間の脳における情報処理。神経伝達物質を中心とした化学反応。脳に入力される、脳の反応を利用。現代病。文明病の様々なもの。急激な増加。都市化に伴い増えている。私達の脳と情報環境の関わり、環境問題として。環境が人間の健康に影響。公害や電磁放射線による被爆。環境の情報的側面については非常に立ち遅れている。有害物質や環境ホルモンなど、あってはならないものについては厳密になっている。音や光などの情報的側面。まだまだ充分ではない。環境の中の無くてはならないもの。必須栄養素が広く知られている。客観的数値で。情報環境。脳の健康を維持するのについての検討がない。熱帯雨林の自然環境と都市環境を、音情報の面で比較。熱帯雨林の環境音。超高周波成分が豊富に。都市環境には欠落。ハイパーソニック・エフェクトによる超高周波成分を含んだ音は脳を活性化。逆に活性の低下を。遺伝子や脳の環境をもとに戻せば、有効性を発揮することが期待される。人間に手を加えるのではなく、音環境を変えて治療に。臨床研究と基礎研究。近い将来成果を話せるように。
脳科学の知見を応用するのに気を付けること。脳科学神話や神経神話。商品も少なからず。OECDのホームページ。脳機能に関する誤解。3歳までの決定的影響。学習には視覚型聴覚型を、などといった言説。それらは極限られた論拠しか無い。神話は本質的な問いに答えるもの。脳についての知見は避けがたい?モーツアルトの音楽を聞くと頭が良くなる。モーツアルト効果。93年のNatureに。学生にモーツアルト作曲を聞かせて。空間認知のテストを。他の条件と違って知能指数がポイントを上げた。モーツアルト効果。6年後に16の研究のメタ分析がNatureに。空間認知の分野に限られる。他の作曲家の作品でも。楽しんでいるかどうかに依存。時が経つにつれて神話に変わった。過度の一般化。音楽の情報構造が特定されていない。ハイパーソニック・エフェクトが超高周波成分の影響であることと違う。実験には制約が伴う。固有の実験環境で起こったこと。過度な一般化は危険。適応範囲を判断するリテラシーが重要。
情報学の方法論。芸術家から脳科学に至る領域に橋を架ける。ハイパーソニック・エフェクトの発見者、大橋力さんにインタビュー。音に対する感性。音がないと脳の状態は健全にならない。脳の血流が下がる。熱帯雨林の環境音。基幹脳の血流が上がる。音を聞いて、どっちの音に近づくか。分かれ道。感受性を持って好き嫌いを区別する。ビタミンと同じ関わりが。食べるものが大事。タンパク質や炭水化物を利用するのにビタミンが必要。音が脳の健全さを。ハイパーソニック・エフェクトが必要。物質世界と情報世界。独立できない、完全に一体化。情報科学から情報学への進化。生命の問題に関わる。新しい学問を。情報だけを取り出すという学術が当たり前になったのは古いことではない。プリンキピア。ドルトンの科学の新体系。どちらも哲学。哲学の大きな枠に収まっていた。解体され縦割りの学問に。デカルトの二元論に求められる。デカルトは意識と現象を実態として認めて切り離す道を開く。この二元論は近代西洋科学の礎に。物質世界の解明に驚異的な。脳の働き。意識では捉えられない。確実な実態が。二元論では学問から切り捨てられる。脳はそれ自体が全体性を。組み替え続ける流動的情報システム。音楽というものにアプローチ。著しい限界が。哲学の全方位の。適合可能性が高い。全方位非分化型の。
残りの時間はこれまでの講義の内容を。音楽と情報学、音楽と脳科学。全方位非分化型のアプローチ。専門的な内容。脳と音楽の関わりについて基本的理解を。脳神経系全体の機能。脳神経系。情報処理と化学反応が等価性を。脳の構造と機能は可塑性の観点と個別性の観点から階層的に捉えられる。備わった情報のプリセット脳。異なる情報が書き込まれ変更されることのない。脳を階層的に整理。バラエティに。単なる音の塊が音楽になる要素。脳幹の中脳からのドーパミン神経系。動物を生存に最適な環境に導くレーダー。音楽を生物学と情報学の観点から。音楽とはマクロな時間領域では特異的に持続する。ミクロな時間領域では。報酬系を活性化する音のシステム。ミクロの変化が重要。聴覚神経系では定常的な音成分。非定常な音。末梢から中枢に至るまで活性化。脳の特性から見ても妥当性が高い。音の情報構造を可視化。様々な社会の中でも記号化が。様々な様式の楽譜が。音の高さや長さもアナログな連続量。デジタル的処理として音階を。音律については文化的多様性が。最大エントロピー。感性脳を活性化する。ハイパーソニック・エフェクトを音楽情報脳を結ぶ例として。知覚を超える音楽構造。日本伝統音楽の。非定常な音楽成分が豊富に含まれる。音の出し方や戦略。平家物語。那須与一。共同体を支える音楽。伝統的共同体の音楽。互いに切り離せない一体性を。そもそも人類には音しか使わない音楽というカテゴリはなかった。殆どが祝祭や儀礼の要素。舞踊、演劇などの要素と一体化したインターメディア性。人類の遺伝子に約束された。優れた音楽や表現構造には、初めて触れる人を感動させる要素が。人類の脳の仕組み。先天的にセットされた快感情報。学習や経験を重ねて快感になる情報。適応不能の情報。音楽の情報要素。人類の脳に快感誘起要素が。豊富に存在。音楽による共同体の自己組織化。神経回路の働きにより制御。共同体構成員の自律的行動を促す。バリ島では美と快の絆で。一緒に同期することで快感を。社会の快適性や安定性などを支える。自己組織化の水準。ヒトと人とが高度に組織化。2人が同期して。ケチャの16ビート。極普通の人の機能を巧みに組み合わせる。1人で演奏するとゆらぎはそれほどない。皆でやってみるとミクロなゆらぎ成分などが増大。同期して脳の活性化を。バリ島中部のケチャ。トランスの脳科学。トランスを誘起する音楽。共同体の自己組織化に活かす。報酬系は感性情報により活性化。ポジティブ・フィードバックループ。negativeな面を排除。報酬系の活性化。計測できればトランスの生理的背景を。指標の幾つかを計測するのに成功した結果、トランスがある人とない人との相違が。トランス群などで著しい違いが統計的優位に。活性化の裏付けに。強力な感性情報の1つとして。薬物は使わずに飛翔させる。computerと音楽。MIDIなど。比較的新しい音楽技術。ブルーレイディスクなど。超高周波成分を含むものが。人類本来のライフスタイル。十二音音楽などの比較。適応という生物学的概念を導入。人間の脳内のモデルパターン。音楽が感性反応を導かないことも?情報環境と音楽。西洋文明圏と。非西洋文明圏。人類の脳が熱帯雨林で進化。ハイパーソニックサウンド。音環境の情報構造。ライフスタイルへの影響を。問題を日々直面する自分の問題として。バリ島のガムラン音楽。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

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