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対話・共考・協働 -よりよいリスクコミュニケーションにむけて-(リスクコミュニケーションの現在第15回)

営利企業として成立させることは難しいのかもしれない。勿論、どんな分野でも企業経営は難しのだろうけれど。

 

フレーミング。置き換える。包括的参加。適切なフレーミングを選ぶ。価値の実現と共通の問題を生み出すフレーミングが重要。フレーミングと参加。地域の環境と。リスクコミュニケーション。リスクの認知。多様性を理解することが重要な留意点。リスク認知の多様性の背景。個人がどのような価値を重視し、社会的コンテキスト。自己決定を重視。事故により避難をする人。市民が関わるリスクコミュニケーション。生活者としての。専門家は特定のものを議論しがち。入り組んだ生活の実際。リスクコミュニケーションが困難に。生活者の視点。一度きりの人生を生きる人間。00年代半ば。BSE。01年9月10日。アメリカでも。法律に基づき牛肉の輸出停止を。06年6月に。交通事故の確率が高い。リスクを集合的統計的に考える。統治者としては当然。しかし生活者にとってはかなり異なる。人型のBSEで子供を亡くした夫妻。自分の子が含まれる覚悟ができている?リスクを見る視点。フレーミングの違い。社会の視点と個人の視点。統治者と市民。
信頼の問題。ステークホルダー間の信頼。必要なのはどうして?様々な機能が高度に分業化。様々な領域の専門知。専門家など外部に依存。安全も。自分が直接関与できない外部。何が起こっているかわからないし。わかったとしても専門知の壁。委ねる相手が信頼できるか。社会の成り立ちそのものが信頼に支えられる。信頼はどのようになりたつか、どのように信頼を失うか。リスク管理者の専門的能力と姿勢が重要な要素。半世紀以上の主流なモデル。伝統的信頼モデル。リスク管理者はコントロールするのに必要な能力。国民の安全などを。他者を思いやる性質さや真摯さ。相手によって認められることで初めて信頼される。主要価値倫理性モデル。自分が重要と思っている価値を相手も持っている場合に信頼を。静的に固定されたものではなく、動的コミュニケーション。
リスクリテラシー。個人の次元と社会の次元。一般市民の立場で。リスクの様相。リスク認知。リスク対処、実践できる力量を。生活者にとっての。リスクの様相。そもそもリスクとは?科学的評価は?どのようなリスクがあるか?不確実性や多義性。安全という概念についても、単にリスクがないということではなく、ISOの許容できるリスク。ベネフィットとのトレードオフ。倫理的要素も。リスク認知。人間は客観的にはリスクを捉えない。要因や考え方や態度。配分の公正性。集団などの価値観。捉え方が違う。科学的客観的だけではない。個人の様々な事情を軽視しがち。コミュニケーションが困難に。複合的理解が。手法を知って活用する力量を。メディア・リテラシー、科学リテラシー、コミュニケーションの能力。数学統計について。何をどうやって身につける?リテラシーの向上。個人と社会。個人の獲得。何が最小限のリテラシーが?的を絞った。学校教育に埋め込む。知識や情報だけではなく、集め方。専門家に。個人の水準の取り組みだけでは充分でない。社会的レベル。より多くの個人が会得するのが望ましいけれど。充分な時間や環境がない人も。個人の学びに。集合的なリテラシーを。個人の学びをサポートする組織的取り組み。組織を仲立ち。分かりやすく解説し一緒に考える活動。大学や研究機関、官庁や企業。市民科学研究室。問題認識力を高める勉強会などの支援事業。科学コミュニケーション研究所。専門知を繋ぐ。個人と情報を。大阪大学。デコナビ。リスクの問題をステークホルダーが一緒に考える。サイエンス・メディア・センター。一般市民と研究者の。グリーンファクト。国際機関の報告書を紹介。報告書ごとにサマリー、ソースなどのレベルで。ユーザーが事前知識に応じて説明のレベルを。ピアレビューを経て公開。センスアバウトサイエンス。企業や政治家などが健康などの問題を主張するのを促す。ガイダンスや専門家の紹介。社会的リテラシーの取り組み。専門家に求められる社会リテラシー。非専門家だけでなく。リスクの問題には倫理的社会的なものも。背景の価値観の多様性を。平成25年1月。東日本大震災を踏まえた報告書。
最後にリスクコミュニケーションが根付いていくための。対話支援組織。科学技術振興機構が15年に。対話支援組織の機能。専門家ファシリテーターの紹介など。リソースの。対話結果のアーカイブと分析。専門的人材の確保と財政的基盤が必要。大学の財政や競争的研究助成ではなかなか継続的にできない。科学コミュニケーション研究所。白根純人。経緯と機能。FCRI。問題に応じて多様な人が参加するプロジェクト。コミュニケーションを支援。再生料などのリスクを話し合うなど。ハンドブックの作成。テーブルファシリテーターの養成も。クライアントを対象に。対話支援組織として持続的に。人材の確保。収益を上げる。企業組織の可能性や課題。乗り越えるべき障害は?特定のクライアントを満たすことは難しくないし市場もある。広告会社など。政策や事業の対話支援組織。部分最適化。資金力の差も。社会全体の利益になる?効果測定や収益性の評価が難しい。対話支援組織の困難、公共的な問題を扱う難しさ。民主主義などの深い問題に気づく。本質的な難しさ。どのように対応?社会全体を対象にするのではなく、特定のクライアントと向き合う。要求を解体して。部分と部分を繋ぐコミュニケーションに還元。再構成して変容。容易ではないが、社会的スケールで捉え直す。結果的にクライアントの利益にも繋がる。実際には丁寧にビジネスモデルを考えている。対話の場を丁寧に作る。一緒に答えを見出す。共考や協働。

 

リスクコミュニケーションの現在―ポスト3.11のガバナンス (放送大学教材)

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