F-nameのブログ

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論理。

私が法学部生だった太古の昔には、数学が得意な人間は法律学に向いているという俗説が大っぴらに語られていた。理由は両方とも論理で理論を組み立てるから、というもの。当時の私には如何にも妥当に聞こえる話であった。しかしながら、法律学の論理と数学の論理には言うほどの共通点は見当たらない。だいたい学問は一つ残らず論理的である筈。要は論理を扱う(というかhandlingするというか)のに長けているかどうかが問題なのではなかろうか?最近はこの手の俗論は聞かなくなっている。何らかの錯覚だったのだろう。