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言語コミュニケーション(1) -表現形としての言語(コミュニケーション学入門第5回)

Communicationでコンテキストを語らない傾向が日本にあるらしいけれど、私のようにコンテキストが分からなくなりがちな人間にとってはシンドイ社会なのかも。

 

大橋理枝、根橋玲子。非言語コミュニケーション。言語コミュニケーション。言語の一番便利な点は?記録に残す。情報を保存できる伝える。言語を音声として。昔は文字を残すことしか。音声が本質。文字を持っている言語の方が少ない。過去の情報や未来に。発信する側。過去の記録や未来の予定。言語の本質。時間と空間を超えることが出来る。超越性。言語は必ずしも時間や空間を共有しなくても。文字で記された言語。有効な表現性。手紙。言語の便利な点。生産性。様々な部品を入れ替えて無限に表現できる。単語や形態素。単語の前や後ろ。パーツを入れ替えることで現実でありえないことも表現できる。文として正しい。言語が持っている性質で最も重要な。文化的伝承性。言語は文化の一部として伝承される。あらゆる言語は人々が作り上げた文化の中で使用される。人間は周りの人のやりとりを通して言語を学ぶ。間違えたりして修正させたりして。給食はむしろ美味しかった。むしろと言う意味が違うけれど、使ってみて指摘されて正しいものに。言語の学習性。言語の恣意性。ある対象を指し示す言葉と対象を必然的に示す理由はない。言語は記号の一種であるという考え方。記号というエントリ。知覚の対象物。言語体系は特定の言葉が特定の対象を指し示すと言う決まりに基づいている。座っているものは日本語では椅子。しかし必然的な理由はなく、決まりでそうなっているだけ。関係は必然的なものではない、恣意的なもの。透明な液体を水としなければならない理由はない。日本語の言語体系としてのルールで決まっているだけ。言葉を使う時には特定の言葉が何を指し示しているのか脳で判断して。すみませんという言葉。ごめんなさいやありがとう。エクスキューズミー。その場の状況で判断。言葉そのものに意味がついているというより、Communicationの中で。人の脳の中で。言語は学習しなければならない。判断を積み重ねる。対象と言葉の関係は各個人が学習しなければならない。文化的枠組みの中で。それも学習の対象だけど。文化的な共通の面と個人で学んだ面。海とは?スパルタ的な。トラウマ。悪い思い出、嫌なイメージ。家族旅行で毎年夏休みに。8月15日の花火。海と花火はワンセットで楽しい思い出に。広辞苑で海。地球上の陸地以外の部分、塩水をたたえる。平均深度3800メートル。文化的伝承性。一人ひとり独自の学習成果を。大泣きした場所など。辞書には絶対に書いてないが、イメージを思い浮かべながら。学習性からの内容。日本ではレジャーの形。海と夏休みがセットで。専らプール、という文化では異なる。人間にとって文化自体が学習すべきもの。言葉の意味の中に、ある程度他人に共有されているものと個別に捉えているもの。外延的意味、明示的意味。内包的意味、暗示的意味。コミュニケーションの中で全部伝わることは有り得ない。言語の限界。内包的意味が個人でずれる。許容しながらCommunicationを。それで問題なく動いている。完全ではないが。人間の言語能力のすごいところ。
20年以上お世話になっている。英語では?助けてもらう、恩に着る?英語圏ではそういう発想をしない。対人関係をSmoothに。メールの冒頭の文でお世話になっています。何の話?日本語圏では挨拶に近いように使われる。世話っていうのはどういうもの?広辞苑。相手に対して常に面倒をかけているという意味。言葉の機能として言語体系の中に言語が存在することで対象が存在することを意識させる。世話という言葉、相手に面倒をかけているという現象を。セクハラやパワハラ。出来るまでは性的アプローチを表現する言葉がなかったし、嫌がらせとも思われなかった。名付けることでその対象の認識させる。名付けの機能。社会の中で存在が認識。マタハラなど。逆に存在しないことを指し示す言葉は存在しない。権力を持っている者は自由にできる世界、パワハラという言葉は存在しない。権力を持っている人が全く強要をしない、そこでもパワハラはない。パワハラという言葉が存在すること自体が、すべきでない行為を、問題視される姿勢を。マタハラ、妊婦さんがハラスメントを受けるという概念が無かったが、論じられるようになり問題だと感じるようになる。言葉には身の回りの問題を整理する。自分の気持などを言葉にすることでより自覚できる。中学生の頃、勉強も運動もかわいい女の子、面白くない、羨ましいというか嫉妬というか。そんな感情。名前を与えるとスッキリした。自分の気持を整理。昨日の夜友達と夕飯を食べた。誰とどんなところに?小洒落たレストラン。友達というのは男性か女性か、何人と?人数を言わないから1人?自由に選べる面と自由には選べない面。日本語では言い方の中に、性別も人数も含まれない。Europaの一部の言語では曖昧に出来ない。綴が違うなど。食事に行くという表現、人数により変わる。無視して話せない。聞く方も注意を払わずにいられない。プライバシーの範囲でない?次の詩を。物悲しい感じ?どちらも極端、1人、というのが共通。ハイネの詩の一部。恋愛対象を唄った。自分の感情。松の木が男性でヤシの木が女性。ドイツ語話者が接した時も同様のイメージを持つ可能性が高い。松、は男性名詞。ヤシ、は女性名詞。言語がものの認識の仕方に影響を。英語でheやsheを。違和感を受けると。物に対して違和感を。日本語では恋愛としての性格になる。かなり味わいが変わる。ニュアンス。詩にとって命。駅から家までの道順を説明。今の道順を右左を使わないで。車が進むのと反対方向に。大通りから反対の方向。東西南北の方位を使って。どのやり方が?最初が。大通りが分かりやすい。東西に走っているから良かった。言語が認識に影響を。言語の規則としての要素。方角の認識の仕方が認識に影響を。自由に選ぶことが出来る側面。夜自宅にお邪魔したい、緊急性がある?考えていること全てを言語メッセージにしているのではない。考えていることをどのように表現するのは造り手の自由。完全に自由に決められない?慣習にある程度影響を。そのまま言葉にはしない。聞き返し。時間帯によっては都合が悪い。受け手が意図を把握する必要がある。相手がこう思っているだろうということは言わないという慣習。根拠となるのはコンテキストとして。多くを表現しないでコンテキストへの依存度が高い、高コンテキスト文化。低コンテキストコミュニケーション。日本やドイツ。2つの概念は二者択一でなくグラデーションがある。日本語の文化圏の中でも低コンテキストな人もいる。考えていることが同じだから言わなくても分かる。考えていることが違うので言わないと分からない。何を言葉で表現して控えるか。
コミュニケーション学からみた言語。言葉の意味。外延的意味など。言語という表現型。多かれ少なかれコンテキストに依存。文化により違う。

 

 

コミュニケーション学入門 (放送大学教材)

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