F-nameのブログ

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考えること。

囲碁の対戦では、盤に向かう双方に持ち時間が与えられる。その時間を使って石を着手する場所を考える。現代では持ち時間が少なくなる傾向にある。しかし戦前は3日間かけて勝負をするということも多くあった。所要時間で双方が展開を読んで打つが、時折は気合を高めるのに所要時間を費やすこともある。ある棋士は初手に1時間かけたことがある。散々に研究しているから簡単に打てるのではないかとも思うが、自らの士気を高めるのに時間が必要である。最近の国際棋戦では半日程度で勝負を決するのが主である。半ばスポーツに似てきたようだと感じる関係者も多いらしいが。