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知的障害教育の指導法 ~その(4) 教科別の指導(知的障害教育総論第8回)

知的障害教育は自分に関係ないと思っていたけれど、幼い頃の自分を考えれば、ある意味で必要な教育だったかもしれないと思った。

 

佐藤慎二。知的障害教育の指導法、教科別の。教科別の指導。学校だから勉強は当然?間違いではないが、敢えて確認すべき重要事項。視覚障害聴覚障害肢体不自由病弱の教科と異なる点が。知的障害教育の独自の。展開上の留意点など。
知的障害教育における教科。非常に独自の地位を。特別支援教育の中でも。教科は自立と社会参加を。独自に設定。教科の目標内容。日常生活や社会生活に直結する力を育てることを大事に。学校教育法施行規則における。Internetで。126条から128条。教科名。5つの障害。知的障害の在る児童のみ。小学部。社会理科家庭は対象になっていない。生活という教科が筆頭に書かれている。教科としての位置づけがない。生活という教科。日常生活や社会生活に直結。生活に結びつく教育という姿勢。大切なキーワードに。学習指導要領の解説。Internetで。教科の特徴。小学部。知的障害以外の障害、一括して各教科の目標や学年の目標や指導計画、準ずる。原則として同一。知覚障害等の内容は示されていない、小学校と同じ。知的障害者に対しての指導。知的障害の特徴を理解が必要。認知や言語などの知的能力や他人との意志の交換、適応能力が。特別な支援が必要。授業。知的障害の特徴を踏まえ。学習上の特性を踏まえて知識や技能や態度などを。知的障害教育は教科名は同じ。自立と社会参加を目指す観点から、内容は独自に設定されている。各教科の具体例。各教科の目標。小学部の生活科。基本的習慣。自立的な生活。国語科。日常生活に必要な国語。算数科でも。数量や図形に関する初歩的な、個々の生活場面で扱う。生活の中で使えるのが。教科の独自性。通常の教育。学問の系統的な。小学校の理科が物理や化学に。基本から枝に。知的障害教育。学問の系統性よりも自立や社会参加が。どの順番で教育すれば良いか。働く力を育てる。各教科等を合わせて指導をするのが効果的。知的障害者の教育。各教科の内容の指導を。合わせないで指導を。教科の指導。
教科の独自性を踏まえた上で具体的ポイントを。教科別の指導。子ども一人ひとりに応じること。なくてはならない大原則。困りごとを踏まえての。児童生徒の興味関心学習状況の考慮を。一斉授業は困難。特質や指導内容に応じて少人数教育などを。徹底する必要。一人ひとりを違うから大切に。通常の学校では集団指導が前提。丁寧に進める。生活の自立が目標に。繰り返し出てくる。日常生活や社会生活に直結する能力。児童生徒の実態に合わせて適切な指導を。生活的な狙いを持たせ実態に即した活動を取り入れ段階的に指導。生活を大切にする教育。小学校中学校で学んだ通常の教科を変えるのではなく。子どもの自立を目指すという観点。他の活動との関連。学習指導要領の解説。道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動などとの関連。習得したことを実際の生活に役立てるようにする。重さ。各活動がバラバラではなく、他の活動でも使える。様々な活動と関連させ繰り返す。教科別指導の実際。力を使える場を用意。使わないと根付かない。繰り返し使うから力として身につく。力を繰り返し使う場を家庭や地域でも。諸活動との関連性、力を使う場の用意。年間計画が鍵。年間計画の立て方。教科別の指導の年間計画。地域との合同運動会など、学校行事学級行事、他の教科との関連。運動会。生活単元学習としてが多い。教科の時間に演技や競技の練習。国語科で招待状の作成。製品の販売会。制作活動が中心。他にも様々な活動が。ポスターやチラシ、美術の時間に。金銭の扱いを数学で。お客様の扱いを国語で。子供に取組やすくなる。使う目的が明確に。生活の場面で。教科別の指導の内容。生活の目標、行事の成功という目標に。必然性の高い活動。子どもの意欲も高まる。無理やり関連付けさせると不自然になることもあるが、地域合同の単元や全校単元を。学びやすい。効果的に組み合わせることで力として身につける。教科別の指導を中心にする場合。生活に役立つことを基準に。子どもの興味や関心、実生活に即して。家庭への配慮も。使える場を用意して身につきやすいように。夏休み前には買い物の指導を。品物を読んだり書いたりするのを国語で。個別化した内容を。算数では紙幣を用意しながら計算の仕方を。日常的に家庭の協力も。夏休み中には自然に取組を。冬休み前。国語でことわざなどをかるたに。正月にも合わせる。数字カードを使った学習。トランプなどを楽しめる。生活に即した活動を取り入れるのが力をつけるポイント。読み書きなどの基本的能力も同じ。系統性とは違う。しかし教科の知見が参考になる場合も。数量概念など。子供が習得しやすく。
分かりやすい時間割上の位置づけ。領域や教科を合わせた教育。教科別の指導が。学習活動に生活的狙いを。体験した通常の学級の時間割。時間ごと曜日ごとに分けると複雑化する。知的障害の子供にとり見通しが悪くなる。大目標は生活。国語算数音楽、いちいち支持されると受け身の生活になってしまう。自信をもって生活に取り組めない。より自立的な生活を支える。帯状に配置。着替えをしたり朝の活動に。ランニングやストレッチ。朝の会。教科別の指導を。生活単元活動や作業活動。昼食。教科別の指導。清掃、帰りの会。子供自体が見通しを持って取り組める。適切な授業時間の設定と流れ。子どもの集中力や流れに対応して授業時間を。時間配分も柔軟に。国語や算数などは集中力や意欲を持続しやすく。授業の流れを決めておくと取り組みやすい。用具の準備や片づけが確保できるよう授業づくりを。展開の留意点。指導の最適化。先生と黒板を見ての一斉指導は成立しない。算数の時間と言っても一人ひとりに応じた目標を。足し算引き算掛け算割り算。全く違う個別課題に。国語の時間。ひらがなの読み、漢字混じりの文。物語を劇に。全体目的の共有。短い単語で、長いセリフを、身振り手振りで、持ち上げたり道具を動かしたり。物語の表現については一人ひとりに違ったものを。最終的には自立や社会参加。個別的な指導と集団的指導。個人差を踏まえて。一斉授業に拘らない。指導目標と内容の最適化、小集団にしたり場所を分けたり。生活年齢の尊重。発達段階を踏まえる必要があるが、生活年齢にそぐわないことになりがち。高校生。に就学前の道具を。受け入れられない。逆の立場で。高校生に即して。子供が出来た、という手応え。またやってみたい、と思うからこそ、力を繰り返して行い身につけることが出来る。分かった、出来た、が重要。子供が苦戦する様子があるなら、指導目標の妥当性を検討する必要がある。目標自体を見直したり生活に目を向けたりして検討を。目標が妥当だとしても、それに即した有効性が問題に。手立てを検討して変更する。学校生活全体の中でどうなのか、家庭生活では、地域社会とは、生活の場での。国語。みかんを持ってきたり。地域の中で買い物に行き、店員さんと話をして代金を渡る。履歴書を書くことが出来た、など。卒業生の例。学校時代にお小遣い帳を。苦労があったが生活に定着。給料と日々の支出を家計簿に。教科別の指導での子どもの到達度以上に、生活の場で評価するという観点で充実を図る。知的障害教育のキーワードは生活。

 

知的障害教育総論 (放送大学教材)

知的障害教育総論 (放送大学教材)