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韓国朝鮮の歴史を考えるために(韓国朝鮮の歴史第1回)

朝鮮半島の歴史的理解については百花斉放?状態にあるので、冷静に捉え直す必要がある。

 

吉田光男。韓国朝鮮の歴史。古代から現代まで通史的に。政治と社会に重点を。韓国朝鮮の歴史を考えるために。総論的話を。韓国朝鮮史が展開した舞台の朝鮮半島の地理的環境。自然環境、歴史的環境。
歴史の舞台となる地理的環境。暮らしてきた自然。朝鮮半島。地理的な範囲。おおよそ朝鮮半島と済州島などの付属する島々。中国との国境線。豆満江などの大きな2つの河川があるがそれが境界。日本に最も近いアジアの諸国。南の端。互いに直接見ることが出来る。朝鮮半島のことを三千里の山々と。地理。三千里は1200キロメートル。15年現在、北緯38度線を境にして大韓民国、韓国。朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮。ソウルや平壌。両者とも国際連合に加盟。政治的軍事的対立。合計22万平方キロメートル。本州よりやや小さい、大ブリテン島よりやや大きい。住んでいる人口。韓国は12年現在で5000万人。北朝鮮は11年現在で推定2500万人。合計数で言えばイランやトルコと同じ程度。韓国単独で。ミャンマーと同じ。韓国朝鮮語。文字としては15世紀に作られてきたハングル。漢字は近年用いられない。世界で15位くらい。韓国朝鮮史の舞台は、北に中国に地続き。朝鮮半島の地勢。北にある分水嶺の白頭山。北に上り南に低い。北朝鮮の側から。北部地方には白頭山の南に斜面が。最も北部の鴨緑江など。2つの山脈。平野は少なく寒冷な気候。農業も振るわない。西部地域は比較的低く平壌などもある。清川江など農業生産の中心。韓国はなだらかな山地が多く平野も。日本海側は山脈が。南部地方に下がると盆地が点在。韓国全体では西部地方に平野が。韓国有数の食糧地域。近年では経済発達で工業地域に。都市化。海岸地帯は寒暖の差が大きい。遠浅であるので干潟の多くが。農業用地や工業用地に。韓国北朝鮮東部は大型船に便利。港が開かれる。工業地帯も。人間の居住する条件として気候を。温帯性。南北に長く伸びているので緯度により気候の差が激しい。冬には中南部でも寒冷10度以下に。降水量も差がある。夏に多く冬に少ない。灌漑施設の建設が盛ん。行政区画。全羅道など八道。基本的に踏襲して細分化。50年からの朝鮮戦争で38度線を境に。軍事境界線。現在の様子。行政区域。南は9つの道。ソウル特別市など7つ。北は9つの道。平壌の直轄市など特別市。工業地区など。道の中にある郡が地域単位に。かつての邑。朝鮮時代を通じて330前後。生活と密接に関連。近年都市化が進展して郡の役割は減少しているが。故郷には邑が。複数の集落。我が村。
韓国朝鮮に関する基礎知識に加え、歴史が作られてきた環境や条件。住んでいる人を朝鮮民族、漢民族。Koreanが多数に。単一民族国家という意識。主要な居住地区が半島と重なる。古代から変わること無く続いている。そもそも民族を歴史的に見る。様々な民族が出入りをして混合している。常に単一の民族であった訳ではない。古代以降も近代まで南方の韓族やツングース系。歴史的に民族が形成。完全に固定されたものではない。国家についても。高句麗や渤海、どちらに属する?自分たちの古代国家だと。1000年以上前の人達にとっては現在の状態は意味をなさず想像も出来ない。あくまで現代の意識とするのが歴史的考え方。現在における韓国朝鮮の居住地。半島に限られない。近代になってから外国に。現在は10年代前半において、中国の朝鮮族が180万人。アメリカには170万人、日本には50万人。移住する人が増えている。カナダやオーストラリアにも増加の一途。韓国企業で外国に駐在する人も含めると、10%ほどが半島外に。アメリカでは政治力も。半島にも120万人の外国人が。韓国の外国人労働者の劣悪な条件は社会問題に。韓国を訪問する観光客、13年で1000万人に。韓国からの観光客も1300万人に。単一民族国家や民族国家という意識も変化している。朝鮮半島は古代から様々な民族が出入りを。重要なのは中国大陸の国家。韓国に強く反映。日本との関係は二義的。重要になるのは近代になってから。1つの国家になったのは新羅になってから。高麗朝鮮と続いた。単一民族国家という意識が育つ。現在は2つの国家が対立。高句麗百済新羅という3つの国。高句麗は半分ほどの期間は、首都は中国の領域に。朝鮮半島は領土の一部に過ぎなかった。首都が平壌になったのは5世紀になってから。渤海も朝鮮半島の北部の一部を領有したに過ぎない。新羅が一時期朝鮮半島唯一の統治国家に。統一新羅時代。北部地方の大半は国家的統制の及ばない時代。現在のような意識が生まれたのは高麗時代以前を遡ることはないのでは。
日本で韓国朝鮮の歴史を学ぶ意義。深い交流が続けられた。仏教や漢字なども朝鮮半島を通して。古代から近現代まで。交流の中で大きな摩擦が生じたことも。しかし長い歴史の中では多くない。比較的安定した関係を。明治維新以降から韓国併合。日本の影響を過大に評価しがち。しかしあくまで近代以降。中国との関係が大きかった。相互に影響して新しい文化を。外国の歴史を学ぶことだけではない重要性が。近接しており類似した文化現象を。中国の影響を受けたことでも。同一性が強調されることも。時には異質性も。見え方が随分と違っている。歴史的経緯などを見ると軽々しく結論は出せない。密接な関係にも考慮を。古代史。高麗と朝鮮の王朝。近現代史。韓国や中国に留学や長期滞在を。自分の体験や現地の感覚を元にも。
韓国朝鮮史が展開してきた朝鮮半島。基礎的な知識を。基盤として発展を。朝鮮半島の地理的環境自然的環境、人間が作ってきた歴史的環境。参考文献一覧が。内容が把握できるように。発展的な学びの為に。理解するための良き参考とも。練習問題にも挑戦を。

 

韓国朝鮮の歴史 (放送大学教材)

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