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道徳教育とは何か(1) 私にとっての道徳教育、社会にとっての道徳教育(道徳教育の理念と実践第1回)

道徳とはとらえどころのないものだと思っていたけれど、体系的に突っ込んで考えていく必要がある。自分の生き方と関わるのだから。

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押谷由夫。道徳教育とは何か。私にとっての道徳教育、社会にとっての道徳教育。道徳教育についてはマスコミについてもよく取り上げられる。道徳教育は今日でも重要な課題。文科省は特別の教科道徳の設置等の改革を。全体的な教育改革の大きな流れと一致。道徳教育の在り方。幅広い知識学識を。基本となることを深く考えていく。理論と実践。理念がどう具体化されるか。新設される特別の教科の実践を。高い見識を持って論じられるように。あなた自身の生き方を考えることにもなる。よりよい自己形成と社会形成に。
今の時点で道徳教育とは何かのイメージを。道徳については色んな説明の仕方が。漢字の意味から。道。首は頭を。しんにょうは足を。頭を前に出して周りを見つめてよく考えながら自分の足を出す。そこに道が。目的を見据えて観察して学びながら自分で考え判断して自分の足で険しい道を歩いてみると、暗い道が明らかになる。道の祈り。徳。真っ直ぐな心。ものの本質。人間の徳とは?他の動物と異なるのは高度な精神活動。より良いものを求める内面的な力と関わることで。人間らしい心であり道徳的価値を求める。徳はその本質を身につけるべく。道徳の意味を漢字的に。人間らしい心、道徳的道を求めて限りなき道を歩いていく。人間社会において追い求める。一部は社会的な習慣や慣習にも。文化を反映。また個人道徳を規定。人間としてどう生きていくか個人的なものだが。社会的ダイナミズムも。2つの側面から。承認される行為の準則の全体。内的規範と外的規範。道徳と体験の関係。道徳そのものが体験を含む、一体化している。体験を通して道徳教育は行われてきた。近江商人の育成、天秤の歌。1213歳頃から修行。鍋蓋を買って貰うよう試行錯誤する。体験を通して自らを見つめ直す。自分を冷静に把握して新たな方向を。体験重視と自分を見つめ直すことをつなげるのが大事。価値意識をどのように身に着けたか?体験がどのように関わっているか。行動をするときの基準。価値意識は善悪の意識。その前に行動の規範を。根底に快不快の感情が。自分で善悪の判断ができるようになる小学校から。それ以前にも体験を通して。幼稚園教育要領、保育所保育指針など。道徳性の芽生え、規範意識の芽生え。環境は子供と教師が一緒に作るもの。用意された環境を活用して様々な活動を。環境も異なってくる。ちょっとした刺激で無限大に広がる。楽しいに決まっている。上手く交わらせてイメージをふくらませる。集団生活する場において。想像の世界や創造の世界に皆と仲良くという要素を。相手のことを考えることを。集団生活の行動基準を身につける。意識させることで道徳性が芽生える。家庭においても同様。あなた自身のことを振り返る。価値意識をどのように身につけるか。道徳教育の重要性を認識するはず。
社会から見た道徳教育。心という言葉に。様々な定義があるが、日常的用法から。大きく3つ。なになにする心。感謝、思いやりなど人間の心を。道徳的価値の教育は道徳教育として。心の教育は道徳教育でも在る。倫理学哲学教育学など。なになにとしての心。日本人としての、など。一般にある共通のくくりにおいて。日本人であるならば誰でも。傾向性。地域社会の一員も。社会で生活している人々は様々な集団に属する。期待される行動様式などが存在する。文化人類学や社会学では社会的性格などの特質を明らかにする。心が何々である。晴れ晴れする、など。それらは一般的に心模様と。様々な捉え方を。表情や態度などを元にして心の状態を読み取る。心理学や精神医学。健康な心の状態を。美しくなるためには感性や情緒を。美しいものに出会う。心の動きが起こる。崇高さを感じ心が浄化される。美術や芸術の世界。心の育成をどのように考えるか。道徳的価値の総合体。人間らしさを表す。道徳的価値、人間らしい良さ。より良く生きる価値指向性。根源的心は道徳的勝ちを求める心。まず道徳的価値とは根源的なものであることの理解を。小中学校の学習指導要領。道徳の指導内容。道徳価値の基本的内容。生きるのに大切なもの。それを実践する心を育む。教育活動全体において道徳的価値の育成を。要の時間として道徳の時間が。特別の教科道徳に。それぞれの道徳的価値を発展的に。どの程度育っているかを把握しながら指導。日常的子供の姿を観察して評価する。学校目標などにおいても心の育成が。道徳的価値を介して人間理解を深める。感情や意識に左右。行動付ける特徴。縛るもの。あらねばならないと縛るものとして捉えてしまう。他者の行為を一方的に批判したりする根拠になり得る。それでは豊かな心は育たない。完全に身につけることは不可能だが、一生悩み苦しみ楽しみや喜びも味わえる。一生チャレンジ精神を。感情を共有し合えることが人間らしさ。弱さや脆さの意識をして助け合う。人間理解に進む。人間は常に他者を評価。相手をどのように意識するか。思いやる心を皆が。悩んだりするのも人間共通。根底にはより良く生きようとしているが埋もれていたりする。他者との関わりは人間愛に満ちたものに。自己理解にも関係。道徳的価値が発達していないと責めることはなくなる。自分に自信をもって新たな課題を。自尊感情の低下が問題だが。謙虚さと向上心を。価値的存在としてどう生きるかを促す。感謝する心を。言葉遣いや行動などに基づく。意識を高めるだけでなく具体的日常に行為として表す。考えを述べたり対処したり出来るように。具体的行為に対して様々な道徳的価値の側面から考えられるように。一面的ではなく。勉強をするために自分だけが発言したりするのでは評価されない。総合体としての心が育っているとは言えない。様々な諸価値を広く視野に入れながら行為を捉える必要がある。心を育てるための道徳教育。小学校中学校の義務教育段階においては全体を発展的に学ぶ。
社会的性格としての心の育成。客観的分析に力点が置かれる場合が多い。3点。環境を通しての働きかけ。環境を通して無意識的に。学校や学級の風土、集団的雰囲気や行動様式や言動が心を形成する。様々な環境物が子供の心のなかに残る。共通した社会的性格を身につける。原風景となって影響。学級や学校の一員としての自覚のために色々なイベントを。校風を意識的に作ったり継承したり。心の育成に大きな役割。家庭という集団の一員、地域社会の一員としての自覚などへと発展。文化や伝統を意識する働きかけ。社会的性格そのものは伝統などを基盤として形成。しっかり位置づけられるように。ひとりひとりのidentityの形成。幼少期に生活したものへの愛着は強いものがある。共通の意識構造や行動様式と。世話になった地域の文化や伝統を重視することが大きな役割を。日本国民の自覚をもって。憲法による。
意識的感覚的心の育成。心が何々である。課題を追究するポイント。感性や情操を育む。基本に感じることが。意識や感覚が磨かれる。感性とは気づく心。価値的なものを。価値在るものを追い求めることに豊かな情操が。心の教育においては表現活動の重視を。表現をより豊かに。価値在るものをじっくり鑑賞することが。心のケアや癒やしを。時に落ち込むことも。ストレスが溜まり不安定に。心の成長。大きな傷も。不安定な状態では情操を育むことは困難。根底として心のケアや癒やしの確保を。属する集団との関わりも。心を輝かせる。意識的感覚的存在としての心。活気づくことも。価値的なものに目覚め追い求める強い意志力を育てる。様々な先人たちが困難を克服することを。未知なる世界を。一歩一歩実現に取り組む。
個人道徳と社会道徳。豊かな体験と道徳的価値を。道徳的風土の醸成を。子どもたちの道徳教育については道徳的価値を総合的に。かけがえのない心を。

 

道徳教育の理念と実践 (放送大学大学院教材)

道徳教育の理念と実践 (放送大学大学院教材)