F-nameのブログ

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功利主義。

ベンサムにより体系化された主義。「最大多数の最大幸福」というスローガンを倫理や政経などの授業で聞いたり一般教養の資格試験の勉強で覚えた人は多いと思う。しかしスローガンの宿命でもあるが、やたらと単純化したものではないかという疑念を持ってしまう。まあ「最大多数の最大幸福」というのは良さそうなMessageなので、それを目標として受け入れるのはbetterかもしれない。しかし具体的にどう考えるかが問題。そもそも「幸福」というものは尺度で測れるのだろうか?「効用」と言い換えても同じ疑問は消えない。経済学では「効用」と言い換えて如何にも測定可能なように考えて理論を組み立てることが多いのだけど。