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森喜朗氏から川淵三郎氏へのrelayについての雑感。

森喜朗氏が辞任されて、後任には川淵三郎氏がなると各報道機関は昨日から報じている。藪から棒に話が出てきたので、マスゴミが勝手に既成事実化しているのではないかと勘繰っているが、これを書いている12時30分の時点ではその方向のようだ。例の女性蔑視の発言で辞めさせたい人は多かったけど、そもそも森喜朗氏はキチンとオリバラの開催に向け貢献していたのだから、変えたくないとも日本政府の上層部は考えていた模様である。しかしその発言はオリパラの精神にどう考えても愚弄している。これまでの日本社会では発言を撤回すればそれで話は済んだが、IOCやNBC(巨額の契約を結んでいる)は不適格と判断したのは致命的だった。ただTOPを降りるというだけで活動は続けるとのことである。

後任には川淵三郎氏がなるとのことだが、極めて難しい仕事になる。オリパラの選択肢は大きく3つ。中止か決行か再延期か。再延期すると日程やパリ五輪との絡みも問題になる。決行すると感染防止策を色々と考えなければならない。中止の可能性も大きいけど、撤退作業はややこしいことになる。貧乏くじを川淵三郎氏は引いたことになる。まあ森喜朗氏が説得したとの報道だが、事実なら彼はキチンと後始末をしたことになるだろう。事実上の引責辞任なのだから後任を選ぶ資格は無いとの議論も出来るけれど。