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研究法(5):実験法

臨床心理学で実権をするのは奇異に感じていたけれど、必要性がよく理解できた。

 

小川俊樹。研究法の中の実験法。臨床心理学の実験法は事例では?臨床と実験は対置する?臨床法とは性質を異にするが。実験法の研究も多い。
実験とは?一般に小学校などで実験してみようとフラスコを?時に実験的段階に入ったなどと報道が。そこには実際に経験してみる試してみる、という意味が含まれる。何を?知識であったり机上で企画したものだったり。実験すべき知識が必要。先立っては理論や仮説。出発点である仮説の成否を確かめる。初めに実験有りき、ではない。00年代に入り物理学賞の受賞が。実験で確認されての受賞。ブントが心理学の実験室を。心理学の父。実験室を創設したことが評価される。思弁的な研究手段ではなく実験的な。臨床心理学は時に非科学的とみなされることもあるが。理論物理学と実験物理学の関係。実験法と臨床法は相補的な関係。実験の結果により現実が検証。科学者の構想、アイデアを確かめる。理論や仮説の検証。事実は基盤となり観察が必要。観察構想ないし仮説の段階を踏む。実験には正確な観察が前提。熟考した仮説が前提。実験に先立って観察が。実験は一種の観察。出来事の観察。自然観察。観察対象への関与は控えめ。人為的観察を。実験的観察。交差点で大きな声が上がったという想定での実験。倫理的問題を含む。研究倫理に配慮を。観察。大きな音として男性を用いた場合と女性を用いた場合。観察を用いた実験法。フィールド実験。多くの研究者の統制されない変数。病気を自然実験と。やむを得ない自然の力で病気が作り出される。1つの実験。リボー。病理法。2つの研究の違い。諸要因を人為的に統制。
実験法を構成する諸要因。仮説を検証。ある心理的事象の因果関係を。仮説。ある心理的事象の、とりわけ因果関係の説明。3種類。研究仮説。実権を通して明らかにしようとする包括的な。研究の発端。うつ病者は思考が通常の機能を。対立仮説、実験仮説。実験できる形にした。具体的な手続きがどうか。思考をどのように測定するか。研究仮説は一定時間内に連想する単語の数の問題。帰無仮説。統計的検定で検証。条件間や群間に差がないとする。単語数との間に差はないと考える。同じとみなしてよい確率が。具現化するにはアイデアや思考が必要。実験法の4段階。観察と実験が感覚による認識。構想仮説学説は理性により能動的。仮説は創造的段階。優れた仮説。適切な解答。予想される。検証可能。特に検証可能性。操作的であり実際的には群的なもの。心理的事象と原因との因果関係。複雑な事象には幾つかの諸要因が。1つの原因とみなされる要因を変化させて。要因の変化でもたらされる実験結果を調べる。独立変数。従属変数。独立変数を変化させて従属変数が変化。諸要因に変化がない場合に因果関係があると。36時間起きてた学生群とそうでない学生に12個の記憶を。睡眠の有無が独立変数。記憶量が従属変数。複雑な事象には諸要因が。1つの要因を変化させる。他にも要因が。心理的事象に係る変数、剰余変数。睡眠時間以外、強いか弱いかも。睡眠時間に注意を払わないかもしれない。剰余変数は独立変数に可能性がある。従属変数に与える影響。交絡変数。ランダム誤差など。実験群と統制群の。独立変数と従属変数の因果関係を。諸要因を無くすのが。原因側の剰余変数は排除。実験操作をしない群を。実験参加者をランダムに割り当てる。剰余変数を同一に。マッチング。実験計画法。因果関係を明確にするために剰余変数を排除した上でどのように選定するか。統計的検定。真の値と誤差との和。測定値をy。独立変数を操作して。変化するので従属変数としての。分散分析法では独立変数による差異。偶然の誤差よりも大きいか。帰無仮説の棄却。分散分析を具体的に。大学生を対象に。ロールシャッハ・テストの。解釈仮説。愛着との関係。成人愛着。材質反応。愛着軽視。囚われ型。心理検査では信頼性と妥当性などの頑強性が。実験法でも妥当性の検討が。普遍化。内的妥当性と外的妥当性。独立変数。内的妥当性。他の要因によるものではない。脅かすのは主として剰余変数。確保のために。外的妥当性。一般化。他の集団でも。外的妥当性の中で生態学的妥当性。自然環境。一般に実験法では要因を取り除く結果、非日常的になりやすい。実験には記名単語として用いるのは無意味つづり。普段の日常生活に当てはまるか。生態学的妥当性を持っているか。実験の本質を考える。実験結果はそれとして理解を。まる1日半起きていた群とそうでない群と。参加者が分けられて。群間デザイン。独立変数を操作。2つの。統制群対照群、実験群臨床群。参加者を分けずに同じ条件で。群内デザイン。複数の条件下で。長所と短所。臨床心理学は実践に根ざし個人を対象に。何よりも事例研究が多く。実験法の採用。理由として3つ。精神病理を明らかに疾病のメカニズムを。実証的根拠を。健常者との比較で法則を見出す。精神病理を明らかにして障害を明らかに。統合失調者の。知覚実験や学習実験。参加者群の特質が。極限法。向上度指数に差がなかったが。外界への適用を。実験への参加協力が必要。臨床の場では協力しないほうが。アナログ研究が。60年代後半から採用。大きさの恒常性。統合失調症尺度の高得点者。当時はアナログ群とみなしていなかった。スペクトラム。アナログ研究は参加者を集めやすく統制がしやすい。反面問題点も。本当にアナログとみなせるか。病の増大が質的変化を。臨床研究との補完関係を。心理臨床の事実や理論に実証的根拠を。精神分析理論の実験的。フロイト。事例研究を元に様々な分析概念を。実験的研究がアメリカでは盛んだった。防衛機制。実験的検証が。社会的にタブーとみなされる単語の。日常語に比べて高い。卑猥な言葉は催眠に時間がかかる。欲求や感情が知覚に。ニュールック心理学。50年代。心理療法の事実に実証的根拠を。1事例実験。事例研究と独立変数を操作する実権を組み合わせる。実権者による分析。内的妥当性に問題が。一般的な実験では結果が代表値。1人の参加者を対象に。教室内で落ち着きがなく鼻つまり者となる小3の子供。行動を観察して席についている確率。ベースライン。担任教師が多くの注意を払うという介入。独立変数。上昇が認められる。ABデザイン。次の5セッション。担任教師は介入を行わない。介入が為されない。介入の効果判定に有効だが問題が。何ら介入もしないで従属変数を測定するだけ。再度元の状態に戻すのは非倫理的と。独立変数の操作が。不適格。健常者からの比較。臨床群を参加者とする。脳の特定部位の損傷、心理的機能を明らかに。病理法。一般的機能の解明。臨床心理学の実験法の課題。実験に自然科学的厳密性が。計画策定が極めで難しい。向精神薬も無視が出来ない。実験に際しては病型の確定診断についても嫌疑が。統制は現実的には困難。変数のマッチングはしているが、どの水準の実験を行うかの充分な仮説検討が。充分な理論的検討が。学説の衣を。カウンセリングを受けている人を実験にした場合の倫理的問題。他の研究法でも問題に成るが、特に臨床心理学では重要。刺激が苦痛などを与えない。参加が治療を損なわないかなどの配慮が必要。臨床法と相容れない実験法。

 

臨床心理学研究法特論 (放送大学大学院教材)

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