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ファシリテーション(市民自治の知識と実践第12回)

やはり日常的な場を見つけて参加することが大事だろうと実感する。

 

加留部貴行。ファシリテーション。日本ファシリテーション協会。03年に発足。大きなミッションを掲げている。2000人以上が。基礎講座の開催やファシリテーションなどを開催。単に普及啓発に留まらず現場でも活かしていこうと現場の方からの話も。
ファシリテーションについて。ファシリテーションという言葉。外来語となると抵抗があるかも。この機会に知ってもらいたい。言葉の解説。スキルとして取り上げられる時。引き出す力。引き出すのと書き出すのと。語源はeasyというのが原義。容易にする、の周りに様々な意味を。ファシリテーター。促進者。facilitator。海外の色んな物を売る。ガーデニングコーナー。facilitatorを撒いたり。発芽促進剤。種に命があり花を咲かせる。会議の打ち合わせに対応すると。参加者の種が撒かれて。その場の雰囲気としてfacilitatorが。話す、書く。outputする。今回は自民自治の知識と実践で。多様な人達がどのような思いを持つか、噛み合わせる場を。相互関係。個人レベルや地域レベル。支える機能や考え方がファシリテーション。facilitatorは進行役と呼ばれることが多い。司会と進行役。司会というのは台本があってそのとおりに進めるもの。進捗管理をしてアドリブは難しい。進行役はかなりの部分を場に委ねる。予定調和的ではない。市民が思ったり感じたりすることの共感を。出来上がったものでは難しい。隠れているものを引き出す。想像もできないものが。何が出るかのハラハラ・ドキドキを。正解のない時代。新しい未来へブレークアウトする場を作る。次の課題や問題に繋がる。ファシリテーションという機能とfacilitatorという存在。教育のエデュケーション。引き出す。潜在的な可能性を引き出す。街の再発見をするワークショップ。企業でも製品を真ん中において次の種を探すお客様懇談会など。市民の目で見て盲点がないか、内部評価など。汎用性が強い。何故そこまで注目が?取り組まなければならない課題が複雑化して多様化する。色んな人が一緒に集まってチームを編成する必要が。それが日常に降りてくる。多職種連携など。ある程度はスピードや成果を求める。多様な人の協力を得て。組織全体の力を高める。人が人と直接話しをしていない。人と直接向か合わない。スマートフォンなどの画面と向き合う。雑談は絶滅危惧種に。喫煙所や湯沸室くらいに。雇用形態の多様化。人の暮らし方が重層的に。話をする機会がなくなっているので、場を作るということ。人が集まって話をするアナログ的な場が必要になってきている。従来型の司会者や進行役では対応できない。1つの価値や方向性だけが、成功体験でうまく行った時代ではなく、多様な時代に対応するには、新たな切り口を求めるには他人の力が必要。場を作ることが大事になってきている。ファシリテーションは大きな可能性を秘めている。市民自治だけでなく色々な方面に。6つの分野で。自分変革。自己表現。形作る。演劇などアートの世界で。体験学習。現場に行って。合意形成。教育研究。問題解決。単体で物事が進むのではなく複合的に。学んで表現して問題を解決。NPOのプロセスにも。多様なものを組み合わせる。具体的には会議や打ち合わせなど。まだ見ぬものに出会えるかも。人の話を受け止めていくことが大事。なかなか聴いてもらえる場がない。閉塞している。直接話すチャンスが狭まり鬱積していて抱え込んでしまう。ある自動車会社で。意思決定では役職者が席を外す。忖度を避ける。facilitatorが進行役を努めるよう工夫している。現場の力や本音を引き出すのが目的。表だけ綺麗にしたり形を作るのではなく、本質は何処かを。見失うとマーケットから退場に。無駄になってしまう。色々な見えない配慮を。敢えて言えば日本語に翻訳できない?敢えてfacilitatorを使った方が良い?辞書的な紹介を。比喩的に使うことは色々ある。発芽促進剤、皿回しをする人。動き始めたらプロセスの介入だけで。猛獣使い。個性を引き出して1つの統率に。サッカーのゴールキーパー。得点をするわけではないが後ろを支える。オウンゴールもある。
ファシリテーションのポイントを4つ。その前に3つの大きな弱点。外から見ていて不味いと思いながら観察を長らく続けていて。場の準備不足。動きがない。声が出ていない。集まっているのにシーンとなっている。見えない。何を語り何処に向かうかが。弱点があれば対処も。過不足なく出来る準備を。対話をする。話を聞いて。可視化を。書き出すことが大事。そこそこ機能し合う向こうに合意形成が。3つが機能し合って合意形成が。単独のスキルではなく絡まり合って。多様な人が集まる場が少なくなってきている。対話というもの、話し合いの場を作ることが重要。対話というのを強調。対話と会話と議論などの3つのモード。特に対話が不足している。会話はソーシャルネットワークで発信機能を含めて長けている。決めるという執着も進んできている。繋がない。両極端に。つなぐ場がなくなってきている。かつては手待ち時間などの場が。フォーマルインフォーマルに相談ごとの時間があった。対話は聴くことと話すことの掛け算。どちらかがゼロでは対話がない。両方が話して聴いていることがミソ。どちらかが一方的ではなく相互に出しあう。フィフティ・フィフティに。考える時間としての対話の時間を。討議民主主義。討議というが、どういうふうな話し合いか、モードを自覚して使い分ける。討議の中でも走り出して仲良くするためなら会話で充分。深めて専門家に聴くなど紆余曲折を。結論を求めるなら議論ということになる。ゴールのレベルにより話し方や聞き方が異なる。仲良くするなら気が楽になる。今日は何処までやるかを予め整理して。討議民主主義に戻ると理解が深まる。
対話を中心していたが、可視化にフォーカス。書き出す機能を。今から言う単語を絵に。流れ星。月。家を一軒。星を1つ、2つ、上から下?満月新月など。三角屋根?書いた絵は全く他人と同じ絵を書いた自信はある?互いに突き合わせたら違うことはままある。言葉の解釈に伴う差異を産めるためにイメージを書き出して突き合わせる必要がある。これをやらないとこんなことではなかったと。ややこしい話になると、自分で整理がつかないのに話し合いをしていたのでは収集がつかない。同じことや違うことを明確に。刑事ドラマ。時系列で整理して何処が埋まっていないかなどを共有する。可視化が大事なポイント。自動車会社の例。付箋を使ってホワイトボードに貼る。市民のシンポジウム。付箋に書いてもらい似たような意見をまとめる。付箋を使っていくのは話し合いを助ける。沢山の人が居る中で質問を投げかけるより、付箋を渡して書いてもらうと何枚も出てくる。アイデアを出すときも書き出してもらいボリュームを。3枚書いてもらうと3人話を聞いたことに。音だけに加えて書くことを。付箋はあちこちに動かしたりできるので整理も出来る。列挙する、分けるくくる、優先順位をつける。因果関係などをみる。クローゼットの整理。全部出す。その後に似たものを。優先順位をつける。日常生活にも話し合いをする段取りはある。皆で共同作業をして見える状態にする。参加する状態を作る。市民自治の隠れたアクターに。色々な大学で教室の構造を変えようとしている。可視化出来るような教室に。使いこなせない問題。可視化はトレーニングが必要。ホワイトボードに。要約する力が重要。要は何を言っているのか。聞く力をfacilitatorがきちんと持つ。facilitatorは聴くことさえ出来れば弱点を帳消しに出来る。主訴を聴くということ。形にしていく。場数を踏む必要。場の数を。ドリルを解くかのように身体に染み込ませる。スキルという面では身体を動かして叩き込む。臆すること無く書いてみることを。何度もやって失敗もして改善をする。失敗というものを良いものにする。ファシリテーションの技術を磨く。
ファシリテーションが非常に重要だということ。かなり難しい技術だが、身につけるには繰り返ししていき多くの失敗経験をしてスキルを磨き上げる。大学でも授業でトレーニングを。小学校の時の学級会でやってきたこと。全員発言を。耳を傾ける。板書をする。やったことを忘れているだけ。

 

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ファシリテーション入門 (日経文庫)

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  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2004/07/16
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