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ヨーロッパによる植民地化(2) -植民地統治・植民地経済・社会変化-(アフリカ世界の歴史と文化第12回)

植民地がどういう社会であったかはきちんと認識しておく必要がある。日本では植民地期の朝鮮社会がどうだったのかは争いがあるけれど。

 

草光俊雄。北川勝彦。Europaによる植民地化。特に植民地統治や植民地経済。結果としての社会変容。戦間期。主に両大戦間。Africaの植民地統治と植民地経済。植民地化の過程でヨーロッパ人が入ってくるが、その関係でAfrica社会の変化。
Africaの植民地統治。1875年。ナタール原住民統治法。典型的な。殖民地副長官。原住民に対する権限を。原住民官吏を任命。原住民管理。民事紛争につき審理し裁定を。自然な衡平法の確立した。商取引などについては民事案件として異なる。南アフリカ。19世紀中頃にイギリス系のケープ植民地とナタール植民地。他にトランスバール植民地。ルガードの考えた。いわゆる間接統治法の原型。植民地の副長官、総督。その下に原住民の執行官や統治官。通常の統治を。原住民の身近な問題については慣習に基づいて良いとする。間接統治法の原型。司法権を行使するのは原住民執行官。Europa系。Africaの人ではない。北ナイジェリア。少し異なる。間接統治の原型として。イギリスと異なりフランスは同化政策を。自分たちは優秀だから従え?イスラムとの軋轢。フランス革命の考え方と帝国主義的なものとは重なる。フランス化が理想。コミューンを。セネガルくらいで、その他はそのとおりに進まなかった。原住民の組織を活用して。実際の統治体制が整うまでは歴史が。南部アフリカ。特許植民会社。本国の国王に代わり統治。コンセッション会社。土地の使用権を付与される。植民地は多くの金が。軍隊などの派遣や給料。19世紀末の不況。経済的に自立を。鉱山会社などを活用して統治を。総督を派遣して。試行錯誤を重ねて統治機構を形成。アフリカ人のエリート。殖民地当局の言うことを聞くものを酋長にして。イギリスの間接統治はインド統治方式。財政的自立を求められる。殖民地経済の形成が必要。工業製品の市場を確保。様々な開発を。農業。単一の農作物を栽培するプランテーション農業。アフリカの住民が小農経営を。鉱物資源の開発。金やダイアモンドや石炭や銅。イギリスの中産階級から投資を受けて資金を集め鉱山会社を。本国における工業製品などをアフリカに売るのは?購買力は?アフリカのマーケットの重要性は疑問視。殖民地を経営する動機に?海外投資などのパーセンテージの中では小さいが。戦略的に確保。ダイヤモンドや金に投資。ダイヤモンドは1867年に南アで見つかる。デビアス。アングロアメリカの子会社に。アフリカ経済を語るときにインフラの建設が。本国と植民地をつなぐ海運。港の建築。農作物などを運ぶ鉄道や道路。それらが形成されないと植民地経済が。実際はあくまでも本国の必要な形で。現地の人にメリットはない。一定の目的をもってインフラが作られるので後々に問題が。19年のエジプトの独立を目的にクーデターが。
植民地社会は複雑。統治機構が整えられ伝統的首長を統治者として。信頼関係が損なわれることも。人間の精神的な日常生活上の混乱を。そのままずっと断片的社会で生きていたわけでもなく、自らのアイデンティティの再構築を。ハリーズックの。兵士定住計画のために土地が譲渡。身分登録証明書を入れる重い箱を首から下げて歩かなければならなかった。雇い主が生意気などと書く欄があって激怒させた。重税を。故郷を離れて数ヶ月経つと税を払う現金が受け取れないことに。皆が訴えをすれば大きな意見になる。自伝。第一次世界大戦後に人々をまとめようとした。東アフリカ協会。様々な訴えや運動を。8年間刑務所に収容されたり。分断され断片されたアフリカ人社会が再構築をして生きていく。共通の認識を得る契機を。戦争に駆り出される。第一次世界大戦はEuropaの内乱?実際にはアフリカでも戦っていた。ドイツの植民地を巡って。必要もないのにドイツとイギリスの。報奨も与えられない不満が。それが軍隊含め共通の認識に。キパンデ。指紋押捺。ずっとぶら下げていないといつでも見せろと言われる。次の雇い主に書いてもらわなければならないが、不利な言葉を書かれると働けない。南アフリカのアパルトヘイト時代の身分証明書と一緒。不満が共通の認識に。税金の引き上げ。労働者の確保に税金を現金で払わせることを。本来は現金収入は必要ないが。一定期間プランテーション農業で仕事をすると何かしらの現金収入に。それから税金を徴収する。植民地の収入にして色々な事業を。本国は自立して欲しいと。現金作物を作るようにするか、鉱物資源を開発して収入を上げる。圧倒的多数を占めるアフリカ系住民から所得税に相当するものを上げて収入を。現金で払わせる。労働者として現金を払えば税の原資に。アフリカ人の税金の引き上げ。第一次世界大戦後の共通点、植民地社会においての立場が。労働力として植民地経済に組み込まれる。都市で働く。社会の流動化。接触が起こってくる。いつまでも断片社会、分断社会では。団結して処遇を上げる。自らのアイデンティティの再構築を。ジュク。エリートだったが。ミッションスクールで教育を。植民地でのエリートの悩み。周りの民族的アイデンティティだけでなく。広い意味でのアイデンティティの持ち方を求める。こういうことが基盤になって第二次世界大戦後に自分たちの国家を建設する運動が。植民地期の社会変容があっての連続性が。植民地時代を踏まえてそこでの経験が現れてくる。

 

アフリカ世界の歴史と文化―ヨーロッパ世界との関わり (放送大学大学院教材)

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  • 作者:草光 俊雄,北川 勝彦
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本