私は1975年(昭和50年)に小学校に入学して1984年(昭和59年)に中学校を卒業した。この頃の大阪の高槻市の義務教育の学校には、現在の概念としての「不登校」はほぼ居なかったことを記憶している(ただ他の地域には居たかもしれない)。そもそも「不登校」という名称は聞いた覚えがない。「学校恐怖症」や「登校拒否」はたまに耳にしたことがあったけど。「心の病気」という意味付けがこれらの用語にはある。治療すべき対象としての子供をどうするかの問題があったように思われる。今の概念としての「不登校」には以上のようなレッテルは貼られていない。事実として学校に通っていない、以上の意味付けは為されない。まあ子供に異常性は見受けられないことが多くなったのは事実だろう。