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帳簿組織(初級簿記第15回)

簿記については突っ込んでマスターしておかなければ。商売をしないで済ませられることはないのだから。

 

齋藤正章。帳簿組織。帳簿システムの意義。一連の決算手続により貸借対照表や損益計算書を。取引の記録に際しては記録の検証性、網羅性。秩序性が特に重視。取引が真実である証拠種類、証憑に基づく。記録に漏れがないか。常に要請される。基本的な記録システム。会計慣行上使われるのが帳簿組織。単一元帳制。主要簿。単一仕訳帳。会計取引を認識。仕訳帳に仕訳して元帳に転記。帳簿組織。仕訳帳と元帳だけでも段階的体系的に正確な記録をつくることが出来るが、内部牽制を高める。有効な管理を可能にするため、主要簿を補足する補助簿が。補助記入帳。仕訳帳の補助。補助元帳。主要簿と補助簿の関係。一般には分業化して定期的に照合して内部牽制を図る。分析して管理に役立てる。内部牽制。不正を。意図的なものと意図的でないものがあるが。それを無くすために分業化。補助記入帳も補助元帳も様々あるが。どのような帳簿を設けて有機的に関連付けるか。どのような帳簿組織を構成するかは。記帳の手間の簡略化。分業化が出来るように。相互に牽制する制度を採用して誤りや不正を内部的に防止する。条件を満たして密接に関連するよう組織化を。
先程列挙した補助記入帳について。主要簿の記録を補うために重要な取引などを詳細に記録するために。主要簿より迅速かつ詳細に。会計管理に役立てる。補助記入帳として現金出納帳を。元帳の現金勘定の内訳明細を記載する。一般的な様式。日付。摘要欄。収入欄支出欄残高欄。現金勘定で受け取りとして処理。通貨の他に郵便為替証書など。受け取ると全て現金勘定に借方記入を。全部現金勘定で良かった?現金出納帳で現金の種類を。小切手だったりを摘要欄に。現金管理を可能に。頻繁に行われる会社の場合、収入面と支出面をそれぞれ1冊ずつに分割することも。小口現金出納帳。少額の現金。日常生じる内訳を記載する。一般に企業は紛失や盗難防止のために現金の手持ちを少なくする。多額の支払いには当座預金を。別に小口現金を用意。収入欄支出欄が中程に。日付。預かった金額。内容や内訳。通信費など。良く使われる内訳が。当座預金出納帳。内訳明細を。日付欄。摘要欄。小切手ナンバー。預けだし引き出し。貸借。借方残高か貸方残高か。仕入れや売上についても補助記入帳が。受取手形記入帳。内訳明細を。受取手形勘定。金額や摘要が。非常に細かい。日付摘要金額手形の種類。約束手形為替手形。振出人裏書人。支払場所。顛末欄。詳細に手形管理を。もっと厳密に。受取手形記入帳を記録し直す場合も。支払手形記入帳。基本的には受取手形記入帳の逆。受取人振出人欄。厳密に管理。
補助元帳。営業活動上重要な取引を詳細に記録。売掛金勘定を取引先別に。別々の勘定を。多くなると元帳が煩雑膨大に。そうすると記帳処理の観点からも財務諸表の作成からも望ましくない。売掛金勘定の勘定口座のみを設け、別々の記録場所を。売掛金の管理。得意先元帳。売掛金勘定はまとめの勘定で統制勘定。補助的な元帳。勘定の記録場所を。元帳の存在する勘定科目。個別的な記録を。合計額は統括勘定であるものと一致しなければならない。両者を照合して成否を確認する。得意先元帳。売掛金元帳。記入だけでは得意先ごとの動向は分からない。明細の記録に補助簿を。人名勘定。明細や増減を記録。得意先別に管理するのは大切。全て自分の店にとりお得意様とは限らない。なかなか支払いの渋い得意先も。得意先別に売掛金を管理することでスムーズな回収を可能に。仕入先元帳。買掛金元帳。買掛金の管理を。口座の設定は売掛金に同様。支払いの方は取り立てて管理しなくても良い。ただ資金がないと困るので金額の把握や支払期日は問題。固定資産管理元帳。資産管理や固定資産税の計算のための事項が不明確に。詳細な事項を。勘定科目の詳細な。固定資産台帳。備品台帳など。有価証券元帳など各企業の経営特性に基づく。
単一仕訳帳を元に。ここからはより機動的で柔軟な。伝票会計。何故?意義。取引数が増えてくる。増えた全ての取引を仕訳帳に記録する単一仕訳帳制では転記が大変に。停滞する恐れが。行列が出来る。取引数が多い企業では迅速化と省力化を。分割仕訳帳制や伝票を。仕訳帳元帳の代用として。伝票制が。伝票とは科目別に集めて仕訳帳や元帳の代わりに。目的は記帳事務の効率化を。全ての取引に同じ形式を。単一伝票式。複数伝票式。単一伝票式。仕訳伝票を用いる。通し番号。日付。借方と貸方を。勘定科目や金額。仕訳伝票は1取引に1枚。起票。複写式の仕訳伝票は3枚。借方記録と貸方記録。借方に転記。貸方に転記。仕訳帳を仕訳伝票という形で分割。日付順、取引順を並べ替える。更に分業化するのが三伝票制。入金伝票出金伝票など。伝票記録をどう活用するかで枚数は異なる。3枚綴が多い。入金伝票。入金取引の仕訳が、借方が現金、貸方に相手勘定科目を。科目は必然的に貸方の勘定科目に。取引先名。入金伝票。日付と通し番号。科目。自動的に借方現金。金額。詳細な情報。入金先。摘要欄。入金伝票はポピュラーなもの。文房具店で綴りが売られている。100円ショップでも定番の商品に。出金伝票。貸方が現金勘定。借方勘定科目が。出金伝票。買掛金など。借方記入。現金取引を中心に。現金取引を伴わない場合。振替伝票で。現金が出てこない取引を。仕訳伝票と同様双方に記入。後払いで商品購入の場合など。取引の中には現金取引とそれ以外。分けて起票するのが一般だが実務上不便。振替伝票に記入して入金出金があったものと。
売上高。大事な情報は一番上か一番下に。売上は分けたくない。まとめを、集計表。2枚めと3枚めを。伝票集計表を用いて一定期間ごとに貸借両方の合計を。仕訳集計表に。金額を元帳にまとめて合計転記。金額集計を。集計表の残高を繰り越して。
最後に全体のまとめを。非常に専門用語が多い。日本語の意味ではない。送り仮名もない。1つには慣れ。非常に現金の管理から始まって煩雑になるので素人を排除。嫌がらずに丹念に慣れることで専門家の仲間入りを。簿記は帳簿記録の略。毎日記録する積み重ねが。ある意味日記に近い。会計日誌。簿記の上達には自ら手を動かして練習問題を。面倒臭さの先に簿記の地平が。日常生活にも役立つ。記録をして簿記の活用を。

 

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