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医療関連感染症(1)(医療関連感染)(感染症と生体防御第12回)

過去に病院で働いていたことがあるが、その頃と比べても病棟内での状況は厳しくなっていると言える。

 

矢野晴美。医療関連感染。感染症とは?微生物が原因で起こる病気の総称。24時間365日生きる中で誰もがかかる。インフルエンザや薬剤耐性。AMR。16年5月に先進国首脳会議が三重県の伊勢志摩地方で。抗菌薬抗生物質の適正使用をするリーダーシップを。アクションプラン。使用量を3分の1減らす数値目標を。国民啓発などのキャンペーンを。感染症は身近な病気の1つ。専門的で難しいかもしれないが、診察を受けたり見舞いに行ったりするので。
医療関連感染。院内感染。より学問的言葉は医療関連感染と呼ぶ。大まかな内容を。医療関連感染の基本。医療関連感染の対策の歴史、医学の歴史。到達目標。医療関連感染とは何を指しているか?具体的にはどんな感染症が含まれるか、代表的な疾患を。感染症は微生物が原因なので、原因となる代表的な微生物は?医療関連感染は予防することが出来るが、代表的な予防策も。
医療関連感染とは?院内感染。医療に関連して、病院に関連して病院の中での感染症。医療に関係ないものを街の中で起こる市中感染症と。2つの区別がされている。普段は健康な人に起こるのが市中感染症。入院時に発症していない潜伏期間がない人が、入院後48時間以降に起こった感染症。院内肺炎など5種類。予防可能。病院内で余分な入院日数の原因となる。徹底した予防策の実施が医療現場に求められている。総合的対応策についてはインセクションコントロールチームという担当のチーム活動が。どれくらい医療機関に発生しているかサーベイランスを。医療安全。99年にアメリカで。医療過誤の実態。という本が。医療の安全性につき衝撃。多くの院内事故が。病院内での医療安全に関心が。医療関連感染が取り上げられる。病院内で防ぐべき出来事。交通事故のようなもの。防ぐべきだが絶滅するのは極めて難しい。入院した疾病以外で死亡するのを予防する。代表的な医療関連感染とその予防策。医療関連感染の歴史と感染対策の歴史。病院内での感染対策は?医学の歴史にも。教養としての知識が増やせるように。
医療関連感染について。定義。入院後48時間以降の伝染病。何故二分して?原因となる微生物が異なり対応が大きく異る。免疫力が下がり何らかの疾患を抱える患者などで重篤に。抗菌薬を投与されている患者は保菌していることが多く治療が難しい。どんな感染症が?代表的なものは5種類。中心静脈カテーテルという管。重い病気の治療の際に血管に。栄養を送る。挿入して時間が立つと感染する。尿を貯める管が。尿路カテーテル。発症した院内肺炎。手術部位感染。感染性の下痢。4つの疾患は微生物が共通。中心静脈カテーテル関連感染。最も太い血管に。挿入されることが多いので感染が。皮膚のばい菌が管と皮膚などの隙間から。及ぶ範囲で分類。原因微生物で頻度が高いのは。予防は?挿入する時に同じ手袋などを使いドレープを使う。感染症の発生率が減る。消毒薬。院内肺炎。世界の死亡原因として肺炎が。入院者全員がかかるリスクが。入院患者は昼夜と無く寝ていて唾液が気管支や肺に。肺炎の大きな原因。人工呼吸器を装着している患者は管が差し込まれていて奥深く送り込まれる。どうやって予防を?誤嚥を予防。なるべく頭は上げておく。ヘッドアップ。定期的に鎮静薬を注射。これら2つの徹底。尿路カテーテル関連感染。尿の量を正確に記録。リスクファクター。挿入されている場合に発生しやすい。予防策。早期に抜くこと。シンプルだが効果が高い。手術部位感染。傷に感染を。死亡する患者の4分の3の原因。重要な課題。手術部位に感染が。患者自身と外因性。外因性要因。器具や環境、技術なども。術後3日から5日に。膿が見られたりする。30日以内に手術部位感染と。深さによる分類。3つの層に。深さにより分類。手術部位感染の予防策。幾つかある。皮膚の毛をなるべく剃らない。剃毛をなるべく行わない。シンプルだが有効。これまでは慣習として前日として行われていたが、リスク要因になる。手術する直前に。抗菌薬の投与。24時間までの。血糖のコントロール。入院していると多くの患者が下痢に。9割近くが細菌による下痢。病院の外で起こる食中毒とは異なる。抗菌薬や抗がん剤で腸内細菌叢を破壊されると異常増殖する。トキシン。死に至るまでの幅広い感染症を。入院後6割近くが保菌者に。下痢を発症する。予防策。不必要な抗菌薬を投与しない。可能な限り中止する。院内アウトブレイクを起こしやすい。菌が冬眠状態になっていて長く環境表面で生き残る。耐性を示す。ケアについては水道水で。包括的感染対策。インフェクションコントロールチームと呼ばれる部署が設置されている。感染対策は病院全体での取り組み、情報共有が大事。
医療関連感染の歴史。病院の中での予防でなかなか徹底できないことは?世界で最初に認識して予防策を取った人は?ワイスの業績を抜きに語れない。医療関連感染を観察して手洗いの励行で減ることを実証。妊婦で産褥熱による死亡率に差があることに。助産師が手洗いを。産婦人科の医師に手洗いの励行を。産褥熱の発生率が減少。しかし微生物が知られていなかった時代だったので周囲に受け入れられなかった。不遇の生涯を。後になって非常に偉大な業績になるとは思わなかった。200年以上経った現在でも。医療関連感染対策の歴史。中世では病気自体が認識されなかった。細菌が発見され抗生物質が。中世は科学的に暗黒の時代。科学が著しい発達を。テクノロジーの発達。顕微鏡の開発が寄与。中世の時代に悪魔魔女などと恐れられていた病気が微生物が原因と。近代医学の父。1800年代の当時。コッホやパスツール。偉大な業績を。コッホの業績。結核菌を発見。ツベルクリン反応という検査を開発。結核は今も感染対策上問題になることが多い。日本の近代医学の父が学ぶ。北里柴三郎。幻の初代ノーベル賞候補だったと言われる。弟子の志賀潔などが日本有数の医学者。コッホの元で修練を積み研究に励む。香港の黒色病のアウトブレイクの調査を。世界で初めてペスト菌が原因であることを。赤痢菌を発見。志賀潔。米国に留学した野口英雄。黄熱病の研究を。抗生物質の歴史。抗菌薬を発見開発。フレミング。どのように?細菌学の28年。細菌を増やす機材で繁殖していない。ペニシリン。アメリカで生産されるように。40年代から微生物が原因となる病気の治療に。耐性菌の発生の歴史も始まる。抗生物質と耐性菌の追いかけっこが。黄色ブドウ球菌。対抗するための成分を持つ抗生物質が。MRSAが耐性菌として。世界に衝撃を。MRSA院内感染。新聞報道などで取り上げられる。重い症状を。院内感染で多くの患者が亡くなっている。医療現場に大きな変化を。アメリカでの歴史。60年以降MRSAが増える。70年代には大きな研究が実施。シーニック。対策を講じることで頻度が減ると。80年代には医療機関の認証組織である医療評価機構が感染対策を行っていることを。

 

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