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リスクマネジメントの基本(生活リスクマネジメント第7回)

リスクに自覚的であることが必要。特に自然災害は起こるものと考えるのがbetter。

 

奈良由美子。リスクマネジメントの基本。リスクを論じる観点。リスクの様相と認識。今日からリスクの対処。管理するリスクマネジメント。低減する手法。生活者が主体的に実施する。
リスクマネジメントとは何か。定義や考え方。リスクと悪影響を小さくするプロセスアセスメント。実践であり学問でもあるが、企業経営の実践で。ルーツは2つ。10年代の第一次世界大戦に破れドイツが悪性インフレに。経営破綻からの防衛戦略。世界大恐慌でのコストカットの。経営学という観点から見て企業のリスクマネジメントの重要性を。ファヨール。リスクの多い職場を安全に。その軽々を踏まえて理論を。16年に著書を。企業経営に6つの活動が。生産、販売、財務、会計、保全、管理。この内の保全。今の言葉で言うリスクマネジメント。先駆性が。保全的な活動。企業の資産と従業員を保護。リスクマネジメント学の誕生には経営体が生き残るための深刻な必要性が。日本での導入。56年にハーバード・ビジネス・レビュー誌の論文がきっかけになり60年代からアメリカでリスクマネジメントが。60年代から紹介。保健管理の延長が当初だったが今は経営学の一分野に。様々な領域でも。行政や学校やNPO。生活の基本単位となる主体でも。ファミリーリスクマネジメント。賢い生命保険の入り方と。研究が発展した現代では家庭の科学的マネジメントに。ファミリーリソースマネジメント。リスクの例として病気による出費など。経済的リスクへの対応。家庭財務管理の一環。悪影響の生活のリスクマネジメントが研究。生活リスクマネジメント。悪影響を小さくする。安全安心を確保してよりよい生活に。
そもそもリスクマネジメントはどのような発想から。根本の考え方。将来の不確実で大規模な損害発生の可能性を現在の小規模なコストにに置換。必要十分なコストを掛けて合理的に行う。将来の現在の。不確実で確実で。大規模な小規模な。損害発生の可能性とコスト。具現化して損害を。将来のこと。不確実なもの。現実になると深刻になるかも。今の内にコストに置き換える。火災。今自分の家で萌えている訳ではないが損害は分からないが全焼や死亡につながるかもしれない。火災保険に入り保険料というコストを払う。火の元確認をするという手間をかける。将来のコストを現在のコストに。実は置き換え行動を日常でしているはず。実践例の整理を。コストという用語。コストがかかる。タダでは出来ない。金銭的だけではなく時間や努力。他の人との調整。管理にかかるコスト。財務的非財務。火災の損害を小さくする。火災保険に。耐震性補強工事。非常持ち出し袋の点検。話し合う。連絡網を作る。地域の人と役割を決めておく。様々なコストを動員して。
実際にどのようにリスクマネジメントを行うか。その前に。リスクマネジメントとリスクコミュニケーションの連関。リスクコミュニケーションとはあるリスクについて関係者が存在や形態や受け入れ可能性などのついて相互関連的な。生活経営の内部と外部。家族と住民や地方自治体など。客観リスクと主観リスクの違い。物理的なリスクそれ自体は客観リスク。心理的なものは主観リスク。しばしばズレが生じる。客観リスクに対し主観リスクが小さい場合。地震や津波は来ないと。良くない状態。客観リスクに対し主観リスクが大きい。ある産地の農産物について悪影響があると思いこむ。産地を避けることで風評被害という社会的問題に。関与する人の間で多様な時。客観リスクの情報共有と主観リスクを小さく。共考が必要。具体的人間活動だが作用点で異なる。リスクマネジメントは客観リスクを小さく。リスクコミュニケーションはズレを低減させる管理過程。車の両輪のように連関しながらリスク管理に資する。
リスクマネジメントプロセス。具体的活動過程。リスクや悪影響を小さく。そのための具体的手続。生活経営だけではなく様々な主体で。リスクマネジメントプロセスを含めたISO30001。国際的に統一した。09年11月に発表。組織が置かれた状況を認識してリスクトリートメント、対応を決定して実施。それぞれでコミュニケーションと監視が。導入の際の規範として定着する可能性。段階。第1段階分析。評価。リスク処理手段の選択実行。再評価。リスクマネジメントのサイクルはPDCAサイクル計画実施点検改善。PDSサイクル。再評価。実施のしっぱなしではなく再評価。分析や処理手段が妥当だったか許容可能なまでに小さくなったか。再評価して次に繋げる継続的なサイクル。各段階の中身。第1段階リスクの分析。発見同定。もれなく洗い出し量的に質的に見積もる。量的に。望ましくない結果の酷さや頻度。分析を。質的に見積もる。どのような要因と経過で発生して何にどのような影響が及ぶか。分析に関する具体的作業。どの作業でも情報を集め処理する。リスクリスト。リスク査定シート。リスクマップ、リスクマトリクス。作成して情報を用いる。第2段階。リスクの評価。影響の大きさを考え相対的重要性を認識。優先順位をつける。生活者の資源やリソースは有限。全てに手厚い対処をするのは難しい。頻度も強度も小さいリスクは重要性が小さく。逆も。頻度は小さいが強度が大きいリスク。その逆も。どうするか?何方を優先して対処する?経営体や組織の特性により難しい。現場の視点。経営の主体。損害が大きいリスクを。現場では日常的な業務の妨げになるものを。企業経営者と同じ視点に家庭は立つ。不可逆性。家族が居なくなると取り返しがつかない。人生に一度きりでも甚大な影響があれば優先してコストをかけることに。第3段階。リスク処理をして小さく。手段を考案し検討する。手段を選択する。損害発生の前と後を何方を焦点に。事前的管理と事後的管理。事前的管理は損害が発生しないよう悪影響が小さくなるよう。事後的管理。怒った場合の第2の対策。リスクの回避。関わりを断つ。飛行機に乗らない。問題点。回避が実行不可能。外出先でのテロを恐れて外出を禁じるのは不可能。トレードオフが発生する。別のリスクを負担する。新幹線の利用は鉄道事故リスクに。便益を失う。快適性や病気が治ることなど。便益などを考える。抗生物質を飲まない。化膿を抑える便益を失う。自動車を持たないことで回避は出来るが得られる利便性や時間の節約という便益を放棄。リスクの防止敬遠分散。頻度を減少。火の元確認。分散。資産を預貯金だけではなく株式や土地でも。リスクの事後的管理。リスクを0にもできない。存在が具現化した場合。リスクの保有と移転。損害を負担。リスクの保有には2種類。消極的保有。無知から結果的に保有。積極的保有。確認してあえて保有。リスクの保有では準備を行い損害の具現化では。貯蓄。リスクの移転。損害の負担を他者と共有。外部の資源で。保険。
生活者がリスクマネジメントの留意点。生活価値と経営の目的。コスト概念を。主観リスクの限界を。ゼロリスクを求めない。リスクマネジメントのあり方は生活者によって違う。何をリスクとして何を便益として。生活価値が深く関わる。生活において大事なものを何にするか。何を阻害されたなら安全安心が大きく失われるか。リスクマネジメント全体に家族の生活価値が関わる。合理的にリスクを管理するか。生活経営の目的を認識して。第0段階として。生活のリスクマネジメントに限らずあらゆる経営体に。何が重要であるかが出発点。本来あるべきでないリスクを見失うことも。リスク悪影響を小さくすることで生活の継続性を保つ。不安などの低減も。最近ではリスクマネジメントにもっと積極的な意味を。価値創造型リスクマネジメント。組織防衛から一歩踏み込み適切な管理をしてプラス面を高めて。成否が発展に結びつく。悪い事への後ろ向きではなくより良さにコミットする。不安の低減は生活の充実に。家族ぐるみのリスクマネジメント。教育的機能を果たす。
リスクへの対処の側面でリスクマネジメントについて。リスクコミュニケーションについて基本を。