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売掛金・買掛金に関する記帳処理(初級簿記第8回)

殆どの企業間の取引は掛取引なので理解する必要がある。

 

齋藤正章。売掛金・買掛金に関する記帳処理。これまでにも商品売買取引で出てきた。今回は債権債務と絡めて。
商品、資産などの資産の売買。商慣習上、その場で現金決済するよりも、一定期間経過した後、現金の決裁をする信用取引が多い。個人だとだいたい現金。ただクレジットカード。クレジットは信用という意味。カードで代金を支払い、後日銀行口座から引き落とされる。なぜ信用取引を?手持ちに現金が無い、高額の商品なので現金の持ち合わせはないなど。会社の場合も似ている。取引先が決まっている場合は繰り返して取引が起こるので、現金決済だと今回限りのような少し冷たい感じを受ける。繰り返しの取引で代金は後で良いということになる。信用取引と言っても最終的には現金で決裁する。信用取引は権利と義務の関係で捉えることが出来る。例えば、商品を後払いで購買する当事者の取引。商品の売り手と買い手。買い手は後払い。購買者は借方商品、仕入。貸方は買掛金。後で支払う義務を表す。負債。債務と呼ぶ。支払う人を債務者と。商品を後払いだと債務。売り手。後で代金を回収。売掛金と資産として計上。後で回収する権利が発生。債権。債権者。信用取引を行うと。義務と権利の二手に分かれる。信用取引が行われると債務と債権が生じる。債権債務。信用取引は商品以外の資産の売買、金銭の貸借の場合でも。沢山の債権債務があるのでこれを整理する。記帳処理を商品売買という商取引。本業や営業活動。営業取引と営業外取引に区分。勘定科目を用いて記帳。分類をする。沢山の勘定科目が出るが、大切な関係は売掛金と買掛金。
商品売買における信用取引。証書。手形。これを売買時に交付する手形取引。証書なしに約束する掛取引。掛取引には後から代金をもらう約束で商品を。掛売りと掛買い。掛取引の場合、商品を売り渡すと同時に請求する権利が。債権。示す勘定科目として売掛金勘定を用いる。実体は権利だが、資産勘定になる。資産と言っても手にとったりする資産だけではなく、権利なども。販売側は債権として売掛金勘定を。買い手側には商品の買取と同時に代金を支払う義務が。債務。勘定科目として買掛金勘定。負債勘定になる。売掛金勘定の借方に。買掛金勘定の貸方に記入。指示するのが仕訳。掛取引においては。三分法の場合。売掛金と買掛金は商品売買の債権債務。相手勘定科目は決裁以外はない。売上。仕入。ペアが決まっている。債権債務の勘定科目の中でも特に重要。売上債権。他とは違う。仕入勘定の相手を。貸方は回収金額を。支払金額を示す。記帳した反対側に金額が記入される。次の取引を仕訳し売掛金勘定と買掛金勘定に。販売活動。三分法。売掛金と売上。一部を回収。相手は現金勘定。売掛金勘定で残りの金額が確認できる。販売側の取引。仕入勘定。債務の記録。支払。支払い義務が解消して残りの債務が。
統括勘定と人名勘定。販売活動に於いて特に重要な売掛金勘定の記録。販売金額の回収は重要。売掛金勘定の代わりに得意先別に記帳することも。得意先A商店などという形で記録。人名勘定。しかし数がどんどん多くなると元帳が膨大になりまとめる作業が大変。損益計算書など財務書類の基礎にも大変。売掛金勘定のサブとして。売掛金勘定はまとめなので統括勘定として。統制勘定。サブの記録をする帳簿を補助元帳と。売掛金に関しては得意先元帳が。記入だけでは取引先ごとが分からない。得意先元帳を。氏名や商店名を勘定科目とする人名勘定を。合計額は一致するはず。買掛金。仕入先元帳。明細を記入する。
続いて売掛金の評価。貸倒引当金。購買活動は成功したことが記録されるが、商品が販売できたという点では成功だが安心はできない。現金や当座預金という科目が来ないと。売掛金が回収できない時。取引先得意先企業の倒産などで債権金額である債権が回収できない。貸倒れ。処理について。ある年度に発生した。貸倒損失勘定として。現金が入るところに費用勘定を。損失になるのは悲しい事態。売掛金は回収しやすい相手とすることが大事。回収不能になるたびに計上していては経営が成り立たない。いつ生じるかによっても対応が変わる。期末時点で売掛金が。貸倒れが発生するのが予想される場合。貸倒れを見積もり計上する。手当てを引当と呼ぶ。今期に売掛金がある。回収できないまま来期に。回収できないままの売掛金が貸倒れに。責任は?今期に責任があり来期にしてはいけない。期末に貸倒れの会計処理を。実際に貸倒れになったわけではない。起こらないかもしれない。タラレバの世界。貸倒れを過大見積もりすると損益が非常に信頼性が低い。すべての金額を計上することは出来ない。貸倒れの引当。見積額を貸倒れ引当金勘定。費用勘定。売掛金の金額を評価。繰入分を控除する。売掛金を間接的に控除。貸倒れ引当金という勘定を設ける。売掛金を間接的にマイナス。資産のグループに入る。売掛金を。評価勘定。仕訳。貸倒れ引当金勘定の金額は間接的に売掛金を控除する。予め設定することで金額を控除。予め処理をしている、用意周到。次期になり貸倒れが発生した場合。既に想定して貸倒れ引当金を取り崩して売掛金を減額。前期末に費用計上している。引当金を設定していて想定内に。残高以上の貸倒れが発生。想定外。貸倒れ引当金を取り崩してもまだ不足。貸倒れ引当金損失勘定を残額で。債権が当期になり間に合わないので設定。例題を見ながら。勘定をメモしながら考える。
貸倒れ引当金が期末に余っている場合。差額補充法で差額を設定。決算にあたり貸倒れ引当金。貸倒れ見積額は3%などど。必要な設定額。残高があるので設定し過ぎに。引いた金額を補充すれば良い。差額補充法。逆に貸倒れ引当金が多い場合。過剰に貸倒れを見積もり金額が。戻入勘定で。

 

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